VMM のポートおよびプロトコル
公開日: 2016年3月
対象: System Center 2012 SP1 - Virtual Machine Manager、System Center 2012 R2 Virtual Machine Manager、System Center 2012 - Virtual Machine Manager
Virtual Machine Manager (VMM) 管理サーバーをインストールする際に、さまざまな VMM コンポーネントと他のデバイス間の通信とファイル転送で使用するポートの一部を割り当てることができます。 セキュリティ上のベスト プラクティスは既定のポートを変更することですが、すべてのポートを VMM を介して変更することはできません。 次の表に、ポートの既定の設定をリストします。
[!メモ]
P2V 機能は System Center 2012 R2 リリースで削除され、VMM セルフサービス ポータルは System Center 2012 SP1 リリースで削除されました。 そのため、これらの該当するポートはリストされていません。
VMM 管理サーバー - ソース
VMM 管理サーバーは、以下のポートを介して、さまざまなコンポーネントおよびデバイスと通信します。
コンポーネント/デバイス接続のターゲット | 既定のポート | プロトコル | ポート設定の変更場所 |
---|---|---|---|
Hyper-V ホスト (VMM エージェント) | 80/135/139/445 | WinRM/RPC/NetBIOS/SMB (TCP 経由) | VMM セットアップ ウィザード |
Hyper-V ホスト (ファイル転送) | 443 | HTTPS (BITS 使用) | |
Hyper-V ホスト (コントロール チャネル) | 5985/5986 | WS-Management | VMM セットアップ ウィザード |
VM ゲスト エージェント (ファイル転送) | 443 | HTTPS (BITS 使用) | Windows レジストリ |
VM ゲスト エージェント (コントロール チャネル) | 5985 | WS-Management | |
VMWare ESX 3.0/3.5 ホスト (ファイル転送) | 22 | SFTP | Windows レジストリ |
VMWare ESXi ホスト (ファイル転送) | 443 | SSH/HTTPS (BITS 使用) | |
XenServer ホスト (コントロール チャネル) | 5989 | HTTPS | |
XenServer ホスト (データ チャネル) | 3260 | iSCSI | |
WSUS サーバー (データ チャネル) | 80/443 | HTTP | Windows レジストリ |
WSUS サーバー (コントロール チャネル) | 8530/8531 | HTTPS | Windows レジストリ |
SQL Server データベース (リモート) | 1433 | TDS | |
ロード バランサー | 80/443 | ロード バランサー構成プロバイダー | |
記憶域管理サービス | 該当なし | WMI |
VMM 管理サーバー - ターゲット
次のコンポーネントとデバイスは、以下のポートを介して VMM 管理サーバーと通信します。
コンポーネント/デバイス接続のソース | 既定のポート | プロトコル | ポート設定の変更場所 |
---|---|---|---|
信頼されていないドメインまたは境界ネットワーク内の HYPER-V ホスト (ファイル転送) VMM ライブラリ サーバーが VMM 管理サーバーと同じコンピューター上にある場合も、次の表 (VMM ライブラリ サーバー) でポート 443 の一覧をご覧ください。 |
443 | TCP | Windows レジストリ |
VMM 管理コンソール | 8100、8101 (HTTPS)、8102 (NET.TCP)、8103 (HTTP) | WCF | VMM セットアップ ウィザード |
Windows PE エージェント | 8101 (コントロール)、8103 (時間の同期) | WCF | VMM セットアップ ウィザード |
WDS PXE プロバイダー | 8102 | WCF | VMM セットアップ ウィザード |
VMM ライブラリ サーバー
VMM ライブラリ サーバーは、以下のポートを介して、さまざまなコンポーネントおよびデバイスと通信します。
コンポーネント/デバイス接続のターゲット | 既定のポート | プロトコル | ポート設定の変更場所 |
---|---|---|---|
Hyper-V ホスト (ファイル転送) | 443 | BITS | VMM セットアップ ウィザード |
VMM 管理コンソール
VMM 管理者コンソールは、以下のポートを介して、さまざまなコンポーネントおよびデバイスと通信します。
コンポーネント/デバイス接続のターゲット | 既定のポート | プロトコル | ポート設定の変更場所 |
---|---|---|---|
VMM 管理サーバー | 8100、8101 (HTTPS)、8102 (NET.TCP)、8103 (HTTP) | WCF | VMM セットアップ ウィザード |
Hyper-V ホスト | 2179 | RDP (VMConnect を使用) | VMM 管理コンソール |
VMWare Web サービス | 443 | WCF | VMM 管理コンソール |
その他
以下の他のポートも使用されます。
コンポーネント/デバイス接続のターゲット | 既定のポート | プロトコル | ポート設定の変更場所 |
---|---|---|---|
ベースボード管理コントローラー | 443 | HTTPS (WS-Management 経由の SMASH) | BMC デバイス上 |
ベースボード管理コントローラー | 623 | IPMI | BMC デバイス上 |