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[ファイル] タブ

 

適用対象: System Center 2012 SP1 - Virtual Machine Manager,System Center 2012 R2 Virtual Machine Manager,System Center 2012 - Virtual Machine Manager

[ファイル] タブには、シーケンス処理されたアプリケーション パッケージに含まれているすべてのファイルが一覧表示されます。左側のウィンドウには、アプリケーションのシーケンス処理中に作成された、パッケージ内の全ファイルが通常のファイル参照形式で一覧表示されます。これらのファイルには、パッケージ ルート ディレクトリ (アプリケーションのインストール段階で指定したディレクトリ)、仮想ファイルシステム (VFS) フォルダー、仮想環境ファイルが該当します。右側のウィンドウには、ファイル名、ファイルの属性、Sequencer の属性が表示されます。

ファイル名と短い形式の名前

  • ファイル名
    左側のウィンドウで選択したファイルの名前。左側のウィンドウには、シーケンス処理中に作成されたファイルが表示されます。

  • 短い形式の名前
    左側のウィンドウで選択したファイルの名前 (8.3 形式の命名規則で表記)。

ファイル属性

  • ファイル サイズ
    ファイルのサイズ (バイト単位)。

  • ファイルのバージョン
    選択したファイルのバージョン。

  • 作成日
    選択したファイルが作成された日時。

  • 変更されたデータ
    選択したファイルが前回変更された日時。

  • ファイル ID
    ファイルの GUID。

Sequencer 属性

[Sequencer 属性] では、アプリケーションの展開先コンピューターでのアップグレード処理中にファイルをどのように処理するかを設定します。

通常 Sequencer では、アプリケーション バイナリ (.dll ファイルや .exe ファイルなど) は [アプリケーション データ]、その他のファイルはすべて [ユーザー データ] と見なされます。既定では、アプリケーション ファイルには [上書き] フラグは設定されません。以下に説明する Sequencer のコントロールを使用して、これらの既定の設定を変更できます。

パッケージのアップグレード中に Server App-V エージェントでこれらの設定がどのように使用されるかを理解するために、アプリケーションが実行時にファイルを変更し、同じファイルがパッケージのアップグレード中に変更された場合を例にとって考えてみましょう。アップグレードされたパッケージの展開時に、Server App-V エージェントは、アップグレードされたバージョンと、実行時に変更されたバージョンのどちらのファイルを残すべきか判断する必要があります。

  • ユーザー データ
    このオプションを選択した場合、このファイルはユーザー データとしてマークされます。このファイルが実行時に変更された場合は、[上書き] フラグが設定されていない限り、アップグレード中にこのファイルは更新されません。

  • アプリケーション データ
    このオプションを選択した場合、このファイルはアプリケーション データとしてマークされ、実行時に変更されているかどうかに関係なく、アップグレード中に差し替えられます。

  • 上書き
    このオプションを選択した場合、Server App-V エージェントは [ユーザー データ] と [アプリケーション データ] の区別を無視し、実行時に変更されていても、このファイルを常にアップグレード済みバージョンに差し替えます。

ファイルが実行時に変更されていない場合は、ファイルが [ユーザー データ] または [アプリケーション データ] のどちらとしてマークされているかは関係ありません。Server App-V エージェントは常にアップグレードされたバージョンを選びます。