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VMM でのファブリック シナリオの準備

 

適用対象: System Center 2012 SP1 - Virtual Machine Manager,System Center 2012 R2 Virtual Machine Manager,System Center 2012 - Virtual Machine Manager

このセクションの手順では、Virtual Machine Manager (VMM) でファブリックを構成する方法について説明します。

このセクションでは、ホスト、バーチャル マシン、サービスにサンプル リソースを提供するようにファブリックを構成します。 このシナリオ例では、ホスト グループ構造を作成し、ライブラリを構成し、ネットワーク用と記憶域用にリソースを構成します。 これらのシナリオの一部は既存のハードウェアと物理インフラストラクチャによって変わるので、例はガイドラインとして参考にしてください。 説明で使用している例は、インフラストラクチャの準備から、インフラストラクチャの構成ブロックをプライベート クラウドから使用できるようにする方法までの論理フローを理解できるように作成されています。

次の表では、このセクションで使用するサンプル リソースの概要を示します。

リソース

名前

ホスト グループ

Seattle

Tier0_SEA

Tier1_SEA

Tier2_SEA

New York

Tier0_NY

Tier1_NY

Tier2_NY

ライブラリ共有

VMMServer01\SEALibrary (Seattle 内)

NYLibrary01\NYLibrary (New York 内)

ネットワーク

論理ネットワーク:

名前

説明

FRONTEND

パブリック ネットワーク。 インターネット向けの Web サーバーに使用します。

BACKEND

企業のネットワーク。 アプリケーション サーバーやデータベース サーバーなど、内部サーバーに使用します。

[!メモ]

例では、BACKEND 論理ネットワークのみが、ネットワークサイト例、割り当て済みの IP サブネット例、静的な IP アドレス プール例を使用して完全に定義されています。

LAB

ラボのネットワーク。 テスト ラボおよび開発ラボに使用します。

BACKEND 論理ネットワーク用のネットワーク サイト:

名前

サブネット

VLAN

BACKEND - Seattle

10.0.0.0/24

7

BACKEND – New York

172.16.0.0/24

12

IP アドレス プール:

名前

BACKEND - Seattle IP プール

説明

内部アプリケーション サーバーおよびデータベース サーバー用の IP アドレス - Seattle

開始 IP アドレス

10.0.0.10

終了 IP アドレス

10.0.0.99

ロード バランサーに関連付けられる仮想 IP アドレスの予約範囲

10.0.0.25 ~ 10.0.0.35

デフォルト ゲートウェイ

10.0.0.1

DNS サーバー

10.0.0.2

WINS サーバー

10.0.0.3

MAC アドレス プール:

名前

MAC プール - Seattle

開始アドレス

00:1D:D8:B7:1C:00

終了アドレス

00:1D:D8:B7:1F:E8

ロード バランサー:

名前

LoadBalancer01.contoso.com

VIP テンプレート

Web 層 (HTTPS トラフィック)

記憶域

記憶域の分類:

名前

説明

GOLD

I/O 量が多いアプリケーションのパフォーマンスを改善するためのソリッド ステート ドライブ (SSD) の記憶域プール

SILVER

ファイバー チャネル SAS (Serial Attached SCSI) 記憶域 (RAID 5)

BRONZE

iSCSI SATA (Serial ATA) 記憶域 (RAID 5)