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UNIX および Linux のログ ファイルを管理する

 

適用対象: System Center 2012 R2 Operations Manager,System Center 2012 - Operations Manager

UNIX および Linux 用の Operations Manager エージェントでは、エージェントのログ ファイルのサイズが制限されません。ログ ファイルの最大サイズを制御するには、ログ ファイルを管理するプロセスを実装します。たとえば、多くの UNIX および Linux オペレーティング システムには、標準ユーティリティとして logrotate が用意されています。この logrotate ユーティリティを構成して、UNIX または Linux 用の Operations Manager エージェントが使用するログ ファイルを制御できます。エージェントのログ ファイルを循環または変更した後でログ記録を再開するには、ログが循環したことをエージェントに通知する必要があります。scxadmin コマンドを次の構文で -log-rotate パラメーターと共に使用できます。

scxadmin –log-rotate all

logrotate 構成ファイルの例

次の例は、Linux の logrotate ユーティリティで scx.log ファイルと omiserver.log を循環するための構成ファイルを示しています。通常、logrotate は (crond によって) スケジュールされたジョブとして実行され、/etc/logrotate.d 内の構成ファイルに基づいて動作します。この構成ファイルをテストして使用するには、各自の環境に合わせて構成を変更し、そのファイルを /etc/logrotate.d にリンクまたは保存します。

#opsmgr.lr

#scx.log を循環する

#週単位の循環、圧縮済みのログを 4 週間分保持する

#scxadmin -log-rotate を実行して循環後にログ記録を再開する

/var/opt/microsoft/scx/log/scx.log {

rotate 4

weekly

compress

missingok

notifempty

postrotate

/usr/sbin/scxadmin -log-rotate all

endscript

}#monuser という名前の監視ユーザー アカウント用の scx.log を循環する

#週単位の循環、圧縮済みのログを 4 週間分保持する

#scxadmin -log-rotate を実行して循環後にログ記録を再開する

/var/opt/microsoft/scx/log/monuser/scx.log {

rotate 4

weekly

compress

missingok

notifempty

postrotate

/usr/sbin/scxadmin -log-rotate all

endscript

}

#オプションで omiserver.log を循環する。その場合は、ログ記録への影響を回避するため、OMI を

#停止して開始する必要がある。月単位の循環、圧縮済みのログを 2 週間分保持する

#omiserver.log の循環が必要な場合は、以下の行のコメントを解除する

#/var/opt/microsoft/scx/log/omiserver.log{

# rotate 2

# monthly

# compress

# missingok

# notifempty

# prerotate

# /usr/sbin/scxadmin -stop

# endscript

# postrotate

# /usr/sbin/scxadmin -start

# endscript#}