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System Center 2012 R2 Service Manager に対応する環境の準備

 

対象: System Center 2012 R2 Service Manager

このトピックでは、 System Center 2012 R2 Service Managerを展開する前に確認しておく必要があるシステム要件と考慮事項について説明します。

環境を評価する場合は、「 System Center 2012 R2 のシステム要件。」を参照してください。

最初にすること

開始する前に、この情報を理解することをお勧めします。

最小ハードウェア

次の表に、 Service Managerの各コンポーネントの推奨ハードウェア要件を示します。 これらのコンピューターは、物理サーバーであっても仮想サーバーであってもかまいません。

System Center 2012 SP1 のみ: Service Manager の System Center 2012 Service Pack 1 (SP1) のハードウェア要件は、最初のリリースから変更されていません。

ハードウェア要件の表

Service Manager データベース 8 コア 2.66 ギガヘルツ (GHz) CPU

8 ギガバイト (GB) (20,000 ユーザーの場合) または 32 GB の RAM (50,000 ユーザーの場合) (「 ハードウェアのパフォーマンス」を参照してください)。

80 GB の使用可能なディスク領域

RAID レベル 1 またはレベル 10 のドライブ*
Service Manager 管理サーバー 4 コア 2.66 GHz CPU

8 GB の RAM (「 ハードウェアのパフォーマンス」を参照してください)。

10 GB の使用可能なディスク領域
Service Manager コンソール 2 コア 2.0 GHz CPU

4 GB の RAM

10 GB の使用可能なディスク領域
データ ウェアハウス管理サーバー 4 コア 2.66 GHz CPU

8 GB の RAM (「 ハードウェアのパフォーマンス」を参照してください)。

データ ウェアハウス管理グループと SQL Server Analysis Services を 1 つのサーバーでホストする場合は、16 GB 以上の RAM が搭載されている必要があります。

10 GB の使用可能なディスク領域
データ ウェアハウス データベース 8 コア 2.66 GHz CPU

8 GB (20,000 ユーザーの場合) または 32 GB の RAM (50,000 ユーザーの場合) (「 ハードウェアのパフォーマンス」を参照してください)。

400 GB の使用可能なディスク領域

RAID レベル 1 またはレベル (1+0) のドライブ
セルフサービス ポータル: Web コンテンツ サーバーと SharePoint Web パーツ 8 コア 2.66 GHz CPU

8 コア 64 ビット CPU (中規模な展開の場合)

16 GB (20,000 ユーザーの場合) または 32 GB の RAM (50,000 ユーザーの場合)。「 ハードウェアのパフォーマンス」を参照してください。

80 GB の使用可能なハード ディスク領域

*詳細については、「RAID レベルと Microsoft SQL Server に関するページ」を参照してください。

** ハードウェア要件は、SharePoint の仕様に基づいています。 詳細については、「 Hardware and Software Requirements (SharePoint Server 2010) (ハードウェアとソフトウェアの要件 (SharePoint Server 2010))」を参照してください。

SQL Server

Microsoft SQL Server の更新プログラムと修正プログラムを確認します。 System Center 2012 R2 の「SQL Server」を参照してください。

Service Managerに対応するための SQL Server に関する考慮事項:

RAM: 4 GB 以上、8 GB を推奨

ディスク: Service Manager のサイズ測定ヘルパー ツールの推奨事項に従う。 System Center 2012 - Service Manager のパフォーマンスとスケーラビリティの計画に関するページを参照してください。

必要な機能: データベース エンジン サービス、フルテキスト検索、Reporting Services、Analysis Services

サポートされる照合順序: SQL_Latin1_General_CP1_CI_AS、Latin1_General_100_CI_AS。 「 Support for languages in addition to English」も参照してください。

動的ポートのサポート: ○

AlwaysOn のサポート: サポートされています

共存: Data Protection Manager または Operations Manager と一緒にインストールできません。 潜在的なパフォーマンスの問題を回避するには、Virtual Machine Manager と同じコンピューターにインストールしないでください。

Service Managerのサイズ測定ツールについては、 System Center 2012 - Service Manager のパフォーマンスとスケーラビリティの計画に関するページの該当する情報を参照してください。

Service Manager の機能の要件

Service Manager の要件は、インストールする機能によって異なります。 このような機能には、次の機能が含まれます。

  • Service Manager 管理サーバー

  • Service Manager データ ウェアハウス管理サーバー

  • Service Manager またはデータ ウェアハウス データベース

  • スタンドアロンの Service Manager コンソール

  • セルフサービス ポータル Web コンテンツ サーバー

  • セルフサービス ポータル SharePoint Web パーツ

  • セルフサービス ポータル Web コンソール

Service Manager 管理サーバー

Service Manager 管理サーバーは、 Service Manager 環境内のすべてのワークフローを処理します。 さらに、構成アイテムのリポジトリであり、構成管理データベース (CMDB) の一種である Service Manager データベースも管理します。 Service Manager コンソールは、Service Manager 管理サーバーに接続します。

ソフトウェア要件

System Center 2012 R2 Service Manager 管理サーバーをインストールする前に、次のソフトウェアをインストールする必要があります。

ソフトウェア
サポートされているオペレーティング システム 詳細については、このトピックの「 Supported operating systems 」をご覧ください。
Microsoft .NET Framework 3.5 SP1 Microsoft .NET Framework 3.5 SP1 は、 Service Managerの実行に必要です。 Microsoft .NET Framework 3.5 SP1 は、 Service Manager のインストール メディアに収録されています。
Windows Server 2008 R2 の .NET Framework 3.5 SP1 用 ADO.NET Data Services 更新プログラム ADO.NET Data Services の更新プログラムは、 Windows 7 および Windows Server 2008 R2 用 .NET Framework 3.5 SP1 の ADO.NET Data Services の更新プログラムのダウンロード ページからダウンロードできます。
サポートされている SQL Server のバージョン サポートされている SQL Server のバージョンと必要な構成の詳細については、「 SQL Server support」を参照してください。
SQL Server 2008 R2 Native Client または SQL Server 2012 Native Client SQL Server Native Client は、 Microsoft® SQL Server® 2008 R2 Feature Pack のダウンロード ページ および Microsoft® SQL Server® 2012 Feature Pack のダウンロード ページで入手できる SQL Server Feature Pack に含まれています。
SQL Server 2012 Analysis Management Objects Service Manager コンソール を SQL Server Analysis Server と共にサポートするためには、使用する SQL Server のバージョンに関係なく、SQL Server 2012 Analysis Management Objects が必要です。 Microsoft SQL Server 2012 Analysis Management Objects は、 Microsoft® SQL Server® 2012 Feature Pack のダウンロード ページで入手できる SQL Server 2012 Feature Pack に含まれています。
Microsoft Report Viewer 再頒布可能パッケージ Microsoft Report Viewer 再頒布可能パッケージは、 Service Manager メディアに含まれています。 詳細については、『 Deployment Guide for System Center 2012 - Service Manager (System Center 2012 - Service Manager 展開ガイド)』の「Microsoft Report Viewer 再頒布可能パッケージ セキュリティ更新プログラムのインストール方法」を参照してください。
オプション: Excel 2007 以降 OLAP データ キューブを表示するには、 Service Manager コンソールを実行するコンピューターに Microsoft Excel 2007 以降がインストールされている必要があります。

サポートされるオペレーティング システム

Service Manager の System Center 2012 R2 エディション サービス パック システム アーキテクチャ
Windows Server 2012 ("GUI 使用サーバー" および "Server Core インストール" オプション) Standard および Datacenter 該当なし x64
Windows Server 2012 R2 (GUI 使用サーバー および Server Core インストール オプション) Standard および Datacenter 該当なし x64
Windows Server 2008 R2 SP1 Standard および Datacenter Service Pack 1 x64

追加情報

  • Service Manager には、Operations Manager 2007 環境からアラートと構成アイテムをインポートする機能があります。 Service Managerとの連動には、Operations Manager 2012、Operations Manager 2007 SP1、Operations Manager 2007 R2 のいずれかがインストールされている必要があります。

  • Service Manager 管理サーバーの監視には、Operations Manager 2007 SP1 ではなく、 Operations Manager 2007 R2 または Operations Manager 2012 を使用する必要があります。

  • Service Manager と Operations Manager 2007 の両方を同じ環境にインストールすることを計画している場合は、 System Center 2012 - Service Manager での Operations Manager の注意事項に関するページを参照してください。

  • Service Manager で、Microsoft System Center Configuration Manager 2007 環境から構成アイテムをインポートすることができます。 Service Managerを使用するには、Configuration Manager 2007 SP1、Configuration Manager 2007 R2、Configuration Manager 2012、または Configuration Manager 2012 R2 がインストールされている必要があります。

  • 電子メールを介した通知機能およびインシデントの作成機能を使用するには、簡易メール転送プロトコル (SMTP) サーバーへのアクセスが必要です。

  • ナレッジ項目内から外部コンテンツを表示することができます。 外部コンテンツを表示するには、 Service Manager コンソール をホストするコンピューターがインターネットに直接またはプロキシ サーバーを介してアクセスできるように構成されている必要があります。

  • Windows がセーフ モードで実行されている場合、Service Manager は動作せず、Service Manager によって使用されるサービスも開始されません。 セーフ モードで実行しているときに Service Manager サービスを手動で開始しようとした場合、サービスは開始されず、エラーがイベント ログに書き込まれます。

Service Manager データ ウェアハウス管理サーバー

Service Manager データ ウェアハウス管理サーバーは、データ ウェアハウス データベースを管理します。 このサーバーは、長期的な履歴データの格納に使用され、レポート用に最適化されています。 さまざまなレポート方法を使用して、 Service Manager データを表示および分析できます。

ソフトウェア要件

System Center 2012 R2 Service Manager データ ウェアハウス管理サーバーをインストールする前に、次のソフトウェアをインストールする必要があります。

ソフトウェア
サポートされているオペレーティング システム 詳細については、このトピックの「 Supported operating systems 」をご覧ください。
Microsoft .NET Framework 3.5 SP1 Microsoft .NET Framework 3.5 SP1 は、 Service Managerの実行に必要です。 Microsoft .NET Framework 3.5 SP1 は、 Service Manager のインストール メディアに収録されています。
Windows Server 2008 R2 の .NET Framework 3.5 SP1 用 ADO.NET Data Services 更新プログラム ADO.NET Data Services の更新プログラムは、 Windows 7 および Windows Server 2008 R2 用 .NET Framework 3.5 SP1 の ADO.NET Data Services の更新プログラムのダウンロード ページからダウンロードできます。
サポートされている SQL Server のバージョン サポートされている SQL Server のバージョンと必要な構成の詳細については、「 SQL Server support」を参照してください。
SQL Server Analysis Services SQL Server Analysis Services (SSAS) は、お使いの SQL Server のバージョンに付属します。 SSAS の詳細については、「 Analysis Services」を参照してください。
SQL Server Reporting Services SQL Server Reporting Services (SSRS) は、お使いの SQL Server のバージョンに付属します。
SQL Server 2008 R2 Native Client または SQL Server 2012 Native Client SQL Server Native Client は、 Microsoft® SQL Server® 2008 R2 Feature Pack のダウンロード ページ および Microsoft® SQL Server® 2012 Feature Pack のダウンロード ページで入手できる SQL Server Feature Pack に含まれています。
SQL Server 2012 Analysis Management Objects Service Manager コンソール を SQL Server Analysis Server と共にサポートするためには、使用する SQL Server のバージョンに関係なく、SQL Server 2012 Analysis Management Objects が必要です。 Microsoft SQL Server 2012 Analysis Management Objects は、 Microsoft® SQL Server® 2012 Feature Pack のダウンロード ページで入手できる SQL Server 2012 Feature Pack に含まれています。

サポートされるオペレーティング システム

Service Manager の System Center 2012 R2 エディション サービス パック システム アーキテクチャ
Windows Server 2012 ("GUI 使用サーバー" および "Server Core インストール" オプション) Standard および Datacenter 該当なし x64
Windows Server 2012 R2 (GUI 使用サーバー および Server Core インストール オプション) Standard および Datacenter 該当なし x64
Windows Server 2008 R2 SP1 Standard および Datacenter Service Pack 1 x64

追加情報

  • Service Manager 管理サーバーの監視には、Operations Manager 2007 SP1 ではなく、 Operations Manager 2007 R2 または Operations Manager 2012 を使用する必要があります。

  • Service Manager と Operations Manager 2007 の両方を同じ環境にインストールすることを計画している場合は、 System Center 2012 - Service Manager での Operations Manager の注意事項に関するページを参照してください。

  • Windows がセーフ モードで実行されている場合、Service Manager は動作せず、Service Manager によって使用されるサービスも開始されません。 セーフ モードで実行しているときに Service Manager サービスを手動で開始しようとした場合、サービスは開始されず、エラーがイベント ログに書き込まれます。

Service Manager またはデータ ウェアハウス データベース

Service Manager とデータ ウェアハウス データベースを専用のサーバーにインストールすると、パフォーマンスまたはストレージを最適化できます。

ソフトウェア要件

データベースをサポートするには、次のソフトウェアが必要です。

ソフトウェア
サポートされているオペレーティング システム 詳細については、このトピックの「 Supported operating systems 」をご覧ください。
サポートされている SQL Server のバージョン サポートされている SQL Server のバージョンと必要な構成の詳細については、「 SQL Server support」を参照してください。
SQL Server Analysis Services データ ウェアハウス データベース サーバーにのみ必要です。 SQL Server Analysis Services (SSAS) は、お使いの SQL Server のバージョンに付属します。 SSAS の詳細については、「 Analysis Services」を参照してください。 SQL Server と Analysis Services の照合順序の設定は、Service Manager データ ウェアハウスと SSAS の間で互換性がある必要があります。 使用される照合順序は、 Service Manager データベース、データ ウェアハウス データベース、Analysis Services データベース、および Reporting Services データベースをホストしているコンピューターと同じである必要があります。
SQL Server Reporting Services データ ウェアハウス データベース サーバーにのみ必要です。 SQL Server Reporting Services (SSRS) は、お使いの SQL Server のバージョンに付属します。

SSRS をデータ ウェアハウス管理サーバーとは別のコンピューターにホストする展開トポロジの場合は、グローバル アセンブリ キャッシュに Microsoft.EnterpriseManagement.Reporting.Code を追加する必要があります。 詳細については、『System Center 2012 - Service Manager の展開』の「リモート SQL Server Reporting Services の手動構成 [SP1]」を参照してください。
SQL Server 2008 R2 Native Client または SQL Server 2012 Native Client SQL Server Native Client は、 Microsoft® SQL Server® 2008 R2 Feature Pack のダウンロード ページ および Microsoft® SQL Server® 2012 Feature Pack のダウンロード ページで入手できる SQL Server Feature Pack に含まれています。
SQL Server 2012 Analysis Management Objects Service Manager コンソール を SQL Server Analysis Server と共にサポートするためには、使用する SQL Server のバージョンに関係なく、SQL Server 2012 Analysis Management Objects が必要です。 Microsoft SQL Server 2012 Analysis Management Objects は、 Microsoft® SQL Server® 2012 Feature Pack のダウンロード ページで入手できる SQL Server 2012 Feature Pack に含まれています。

サポートされるオペレーティング システム

Service Manager の System Center 2012 R2 エディション サービス パック システム アーキテクチャ
Windows Server 2012 ("GUI 使用サーバー" および "Server Core インストール" オプション) Standard および Datacenter 該当なし x64
Windows Server 2012 R2 (GUI 使用サーバー および Server Core インストール オプション) Standard および Datacenter 該当なし x64
Windows Server 2008 R2 SP1 Standard および Datacenter Service Pack 1 X64

SQL Server Support

Service Manager は、次のバージョンの SQL Server でサポートされます。

  • SQL Server 2008 R2 SP1 Standard、Datacenter

  • SQL Server 2008 R2 SP2 Standard、Datacenter

  • SQL Server 2012 Enterprise、Standard (64 ビット)

  • SQL Server 2012 SP1 Enterprise、Standard (64 ビット)

SQL Server の構成

お使いの SQL Server のバージョンで次の構成を使用します。

  • SQL Server フルテキスト検索: Service Manager データベースとデータ ウェアハウス データベースをホストする SQL Server コンピューターにインストールする際に、フルテキスト検索を選択する必要があります。

  • 大文字と小文字が区別されないデータベースを使用するように SQL Server を構成します。

  • 組織のニーズに合わせてサービス アカウントを構成します。

  • SQL Server Reporting Services (MSSQLSERVER) サービスを構成し、実行します。 MSSQLSERVER サービスを構成する方法の詳細については、「 方法: Reporting Services のインストール状態の検証」を参照してください。

  • Service Manager データベース、データ ウェアハウス データベース、および Analysis Services データベースをホストするコンピューターで、SQL Server と Analysis Services で同じ照合順序が使用されていることを確認します。 SQL Server の照合順序の詳細については、「 SQL Server 照合順序の使用」を参照してください。

SQL Server インストールが、異なる照合順序 (SQL_Latin1_General_CP1_CI_AS) を使用している場合、それが Service Manager でサポートされている照合順序でないことと、サポートされない照合順序を使用する場合に複数言語環境において想定外の動作が生じる可能性があることを知らせる警告メッセージが表示されます。

System_CAPS_ICON_caution.jpg 注意

照合順序 SQL_Latin1_General_CP1_CI_AS を使用する場合は、 Service Manager で英語以外の言語をサポートすることはできません。 後で別の照合順序を使用して複数の言語を使用できるようにする場合は、SQL Server をインストールし直す必要があります。 Service Managerの英語版のみをインストールする場合は、SQL_Latin1_General_CP1_CI_AS の照合順序を使用しても問題ありません。 セットアップ時に警告メッセージが表示されますが、SQL_Latin1_General_CP1_CI_AS はサポートされています。 SQL_Latin1_General_CP1_CI_AS は、通常、この照合順序でインストールする必要がある他の System Center コンポーネント (特に、Operations Manager) と SQL Server インスタンスを Service Manager データベースが共有するインストールで使用されます。 Service Manager を専用の SQL Server インスタンスにインストールする場合、新しく詳細な照合順序の Latin1_General_100_CP1_CI_AS を使用することをお勧めします。 言語サポートの詳細については、「 Support for languages in addition to English」を参照してください。

照合順序は、SQL Server をインストールするときに定義することができます。 定義するには、セットアップの [ サーバーの構成 ] ページで [ 照合順序 ] タブをクリックし、[ データベース エンジン ] と [ Analysis Services ] の両方のエントリの [ カスタマイズ ] をクリックします。

追加情報

  • Service Manager と Operations Manager 2007 の両方を同じ環境にインストールすることを計画している場合は、 System Center 2012 - Service Manager での Operations Manager の注意事項に関するページを参照してください。

  • Windows がセーフ モードで実行されている場合、Service Manager は動作せず、Service Manager によって使用されるサービスも開始されません。 セーフ モードで実行しているときに Service Manager サービスを手動で開始しようとした場合、サービスは開始されず、エラーがイベント ログに書き込まれます。

Service Manager コンソール

Service Manager コンソール は、 Service Managerで日々のサービス デスク処理を実行するために使用する管理インターフェイスです。 Service Manager コンソール は、非サーバー オペレーティング システムにインストールできる唯一の Service Manager コンポーネントです。

ソフトウェア要件

Service Manager コンソールをインストールする前に、次のソフトウェアをインストールする必要があります。

ソフトウェア
サポートされているオペレーティング システム 詳細については、このトピックの「 Supported operating systems 」をご覧ください。
Microsoft .NET Framework 3.5 SP1 Microsoft .NET Framework 3.5 SP1 は、 Service Managerの実行に必要です。 Microsoft .NET Framework 3.5 SP1 は、 Service Manager のインストール メディアに収録されています。
Windows Server 2008 R2 の .NET Framework 3.5 SP1 用 ADO.NET Data Services 更新プログラム ADO.NET Data Services の更新プログラムは、 Windows 7 および Windows Server 2008 R2 用 .NET Framework 3.5 SP1 の ADO.NET Data Services の更新プログラムのダウンロード ページからダウンロードできます。
SQL Server 2012 Analysis Management Objects Service Manager コンソール を SQL Server Analysis Server と共にサポートするためには、使用する SQL Server のバージョンに関係なく、SQL Server 2012 Analysis Management Objects が必要です。 Microsoft SQL Server 2012 Analysis Management Objects は、 Microsoft® SQL Server® 2012 Feature Pack のダウンロード ページで入手できる SQL Server 2012 Feature Pack に含まれています。
Microsoft Report Viewer 再頒布可能パッケージ Microsoft Report Viewer 再頒布可能パッケージは、 Service Manager メディアに含まれています。 詳細については、『 Deployment Guide for System Center 2012 - Service Manager (System Center 2012 - Service Manager 展開ガイド)』の「Microsoft Report Viewer 再頒布可能パッケージ セキュリティ更新プログラムのインストール方法」を参照してください。
オプション: Excel 2007 以降 OLAP データ キューブを表示するには、 Service Manager コンソールを実行するコンピューターに Microsoft Excel 2007 以降がインストールされている必要があります。

サポートされるオペレーティング システム

Service Manager コンソール の System Center 2012 R2 Service Manager は、次のオペレーティング システムでサポートされています。

  • Windows® 7

  • Windows® 8

  • Windows® 8.1

  • Windows Server® 2008 R2

  • Windows Server® 2012

  • Windows Server® 2012 R2 Standard、Datacenter

セルフサービス ポータル Web コンテンツ サーバー

セルフサービス ポータル Web コンテンツ サーバーは、 Service Manager をサポートするために使用される セルフサービス ポータルコンポーネントの 1 つです。 これは、Silverlight アプリケーションと Service Manager データベースの間のインターフェイスを構成する Web アプリケーションです。 Web コンテンツ サーバーは、Service Manager データベースからブラウザーで実行されている Silverlight ベースのアプリケーションまでのデータのパスを提供します。

ソフトウェア要件

セルフサービス ポータルWeb コンテンツ サーバーをインストールする前に、次のソフトウェアをインストールする必要があります。

ソフトウェア
サポートされているオペレーティング システム 詳細については、このトピックの「 Supported operating systems 」をご覧ください。
Microsoft .NET Framework 3.5 SP1 Microsoft .NET Framework 3.5 SP1 は、 Service Managerの実行に必要です。 Microsoft .NET Framework 3.5 SP1 は、 Service Manager のインストール メディアに収録されています。
Microsoft .NET Framework 4.0
Microsoft インターネット インフォメーション サービス (IIS) 7 以降 IIS は、IIS 6 メタベース互換がインストールされた状態で構成する必要があります。
オプション: Secure Sockets Layer (SSL) 証明書 SSL 証明書は、 セルフサービス ポータルをホストする IIS サーバーで使用できます。

サポートされるオペレーティング システム

Service Manager の System Center 2012 R2 エディション サービス パック システム アーキテクチャ
Windows Server 2012 ("GUI 使用サーバー" および "Server Core インストール" オプション) Standard および Datacenter 該当なし x64
Windows Server 2012 R2 (GUI 使用サーバー および Server Core インストール オプション) Standard および Datacenter 該当なし x64
Windows Server 2008 R2 SP1 Standard および Datacenter Service Pack 1 X64

セルフサービス ポータル SharePoint Web パーツ

SharePoint サーバーは、セルフサービス ポータルの Web パーツをホストします。

ソフトウェア要件

System Center 2012 R2 Service Managerセルフサービス ポータル SharePoint Web パーツをインストールする前に、次のソフトウェアをインストールする必要があります。

ソフトウェア
サポートされているオペレーティング システム 詳細については、このトピックの「 Supported operating systems 」をご覧ください。
Microsoft .NET Framework 3.5 SP1 Microsoft .NET Framework 3.5 SP1 は、 Service Managerの実行に必要です。 Microsoft .NET Framework 3.5 SP1 は、 Service Manager のインストール メディアに収録されています。
Microsoft .NET Framework 4.0
次のいずれかのバージョンの Microsoft SharePoint

- Microsoft SharePoint Foundation 2010 SP2
- Microsoft SharePoint Server 2010 SP2
- Microsoft SharePoint 2010 SP2 for Internet Sites Enterprise
Service Manager データベースが SQL Server 2012 を使用する場合は、SharePoint 2010 インストールに Service Pack 2 以降を適用する必要があります。

SharePoint 2013 は、SharePoint Web パーツをホストするサーバーではサポートされません。

英語以外の SharePoint に セルフサービス ポータル を正しくインストールするには、英語の言語パックをインストールする必要があります。
SharePoint の Excel Services 高度な分析レポート用のダッシュボードをホストする場合は、SharePoint Server 2010 の Excel Services が必要です。 Excel Services のインストールと構成に関する詳細については、「 Configure Excel Services for a BI test environment (BI テスト環境用に Excel Services を構成する)」を参照してください。

サポートされるオペレーティング システム

Service Manager の System Center 2012 R2 エディション サービス パック システム アーキテクチャ
Windows Server 2012 ("GUI 使用サーバー" および "Server Core インストール" オプション) Standard および Datacenter 該当なし x64
Windows Server 2012 R2 (GUI 使用サーバー および Server Core インストール オプション) Standard および Datacenter 該当なし x64
Windows Server 2008 R2 SP1 Standard および Datacenter Service Pack 1 x64

追加情報

セルフサービス ポータル Web コンソール

この情報を使用して、お使いの Microsoft SilverLight と Internet Explorer の環境が セルフサービス ポータル の System Center 2012 R2 Service Managerに対応しているかどうかをご確認ください。

SilverLight 4 SilverLight 5 Internet Explorer 8 Internet Explorer 9 Internet Explorer 10 Internet Explorer 11

この情報は、 System Center 2012 Configuration Managerには適用されません。 これらのシステム要件については、 https://go.microsoft.com/fwlink/p/?LinkId=248315をご覧ください。

英語以外の言語に対するサポート

このガイドでは、以前のバージョンの System Center 2012 – Service Manager がインストールされていないコンピューターに Service Manager をインストールすることを想定しています。 Service Managerをアップグレードする方法の詳細については、 System Center 2012 - Service Manager へのアップグレード ガイドのページを参照してください。

System Center 2012 – Service Manager では、英語を含めて 21 の言語をサポートしています。 次の 6 つの言語には検索に関連する問題があります。チェコ語、デンマーク語、フィンランド語、ギリシャ語、ポーランド語、およびトルコ語。 これらの問題の詳細については、このトピックの「検索に関する問題」を参照してください。

Service Manager コンソール をホストするコンピューターで Windows のロケールをサポートされている言語の 1 つに設定すると、 Service Manager はその言語で表示されます。 Service Manager でサポートされている言語に加えて、 Service Manager データベースのデータの検索および並べ替えを行うことができるかどうかについても考慮する必要があります。 特定の言語でのデータの検索および並べ替えを行うことができるかどうかは、Microsoft SQL Server の照合順序の設定によって定義されます。

次の表の情報は、承認済みの照合順序と、 Service Managerに対してテストされたロケール識別子を示します。 この表の照合の一覧で、「CI」は小文字を区別しない、「AS」はアクセントを区別することを示します。

Windows ロケール 照合順序
英語 Latin1_General_100_CI_AS
英語 SQL_Latin1_General_CP1_CI_AS
英語 Latin1_General_CI_AS
Chinese_PRC Chinese_Simplified_Pinyin_100_CI_AS
中国語 (繁体字、台湾) Chinese_Traditional_Stroke_Count_100_CI_AS
チェコ語 (チェコ共和国) Czech_100_CI_AS
デンマーク語 (デンマーク) Danish_Norwegian_CI_AS
オランダ語 (オランダ) Latin1_General_100_CI_AS
フィンランド語 (フィンランド) Finnish_Swedish_100_CI_AS
フランス語 French_100_CI_AS
German_Standard Latin1_General_100_CI_AS
ギリシャ語 (ギリシャ) Greek_100_CI_AS
ハンガリー語 Hungarian_100_CI_AS
Italian_Standard Latin1_General_100_CI_AS
日本語 Japanese_XJIS_100_CI_AS
韓国語 Korean_100_CI_AS
ノルウェー語 (ブークモール、ノルウェー) Norwegian_100_CI_AS
ポーランド語 (ポーランド) Polish_100_CI_AS
ポルトガル語 (ブラジル) Latin1_General_100_CI_AS
ポルトガル語 (ポルトガル) Latin1_General_100_CI_AS
ロシア語 Cyrillic_General_100_CI_AS
Spanish_Modern_Sort Modern_Spanish_100_CI_AS
スウェーデン語 (スウェーデン) Finnish_Swedish_100_CI_AS
トルコ語 (トルコ) Turkish_100_CI_AS

検索に関する問題

このセクションでは、 Service Managerでサポートされている言語のいくつかで発生する、検索に関する問題、並べ替えに関する問題、および単語区切りに関する問題について説明します。

ギリシャ語、チェコ語、およびフィンランド語

これらの言語では、SQL Server 2008 でフルテキスト検索がサポートされていません。 したがって、これらの言語では、検索と並べ替えのアクティビティが正しく機能しません。

デンマーク語、ポーランド語、およびトルコ語

これらの言語では、SQL Server 2008 または SQL Server 2008 R2 でフルテキスト検索は機能しません。 フルテキスト検索を正常に実行できるサードパーティ製のライセンス付きワード ブレーカーを読み込むことができます。 Service Manager コンソールでデンマーク語、ポーランド語、またはトルコ語を使用している場合は、SQL Server インストールに選択した言語の照合順序に関係なく、サードパーティのワード ブレーカーをインストールする必要があります。

詳細については、お使いの SQL Server のバージョンに対応する次のリンクをご覧ください。

トルコ語

Service Managerでは、トルコ語の照合順序はサポートされていません。 トルコ語でのテストには、Latin1_General_100_CI_AS 照合順序が使用されました。 その結果、トルコ語の一部の文字に関して、 Service Manager での特定の検索および並べ替え操作が影響を受けます。

ファイアウォールのポートの割り当て

セキュリティ インフラストラクチャの一部として、 System Center 2012 – Service Manager 環境全体で使用されるポート番号を追跡することをお勧めします。 このリリースではこれらのポート番号を構成できませんが、 Service Managerの各パーツ間で使用されるポート番号を次の表で確認できます。 Service Managerをホストするコンピューターでこれらのファイアウォール ポートが開かれていることを確認してください。

ポートの割り当て

Service Manager ピース A ポート番号と通信方向 Service Manager ピース B
Service Manager コンソール 5724 ---> Service Manager 管理サーバー*
Service Manager コンソール 5724 ---> データ ウェアハウス管理サーバー
Service Manager 管理サーバー 1433 ---> リモート Service Manager データベース
Service Manager 管理サーバー 5724 ---> データ ウェアハウス サーバー
Service Manager 管理サーバー 5724 ---> Operations Manager 2007 のアラート コネクタおよび CI コネクタ
Service Manager 管理サーバー 389 ---> Active Directory コネクタ
Service Manager 管理サーバー 1433 ---> Configuration Manager コネクタ
データ ウェアハウス管理サーバー 1433 ---> リモート データ ウェアハウス データベース サーバー
データ ウェアハウス管理サーバー 1433 ---> リモート Service Manager データベース サーバー
データ ウェアハウス管理サーバー 2383 ---> SQL Server Analysis Services**
SQL レポート サービス サーバー 1433 ---> リモート データ ウェアハウス データベース サーバー
Web ブラウザー 80 ---> SQL Server Reporting Services (SSRS)
Web ブラウザー [セットアップ***] ---> SharePoint Web パーツ サーバー
Web ブラウザー [セットアップ***] ---> Web コンテンツ サーバー
Web コンテンツ サーバー 1433 ---> Service Manager データベース

* 初期 Service Manager 管理サーバーとそれ以降の Service Manager 管理サーバーを含みます。

** ポート 2383 は、SQL Server Analysis Services (SSAS) の既定のポートです。 ただし、ポート番号を変更することができます。 詳細については、「 Analysis Services のアクセスを許可するための Windows ファイアウォールの構成」を参照してください。

*** ブラウザーと SharePoint Web パーツ サーバーおよび Web コンテンツ サーバーの間で使用されるポート番号は、 セルフサービス ポータルのインストール中に構成されます。