Service Management Automation のシステム要件
対象: Windows Azure Pack for Windows Server、System Center 2012 R2 Orchestrator
ここでは、サービス管理オートメーション のフル インストールに最小限必要なハードウェアとソフトウェアの構成について説明します。
ハードウェア要件
次の推奨される構成を使用してください。
パフォーマンス コンポーネント | 推奨事項 |
---|---|
バーチャル マシン | Runbook Worker と Web サービスがインストールされたバーチャル マシンを 3 つ 着信トラフィックの負荷分散 各バーチャル マシン用に少なくとも 2 コアと 4 GB の RAM 60 GB の使用可能なディスク領域 |
SQL Server | 8 GB の RAM と 8 コアが搭載された 1 台のコンピューター Note: 高負荷のデータが 1 か月間続く場合 (1 か月間に 12 ジョブ/分)、20 GB のディスク空き領域が必要です。 使用量がこのサイズを超えて増え続ける場合は、ジョブの消去を実行する必要があります。 |
ソフトウェア要件
各ロールについて、次のソフトウェアをインストールする必要があります。
ロール | 必要条件 |
---|---|
Runbook Worker | Windows Server 2012 R2 Windows PowerShell 4.0 |
Automation Web サービス | Windows Server 2012 R2 SQL Server 2012 (Express エディション以外) インターネット インフォメーション サービス (IIS) 7.5 (Web サービスのホスト) IIS 基本認証 IIS Windows 認証 IIS セキュリティ認証 ASP.NET 4.5 .NET Framework 3.5 (セットアップ プログラム用) .NET Framework 4.5 WCF HTTP Activation |
Windows PowerShell モジュール | Windows PowerShell 4.0 |
Web サービスをインストールする前に、次の手順で .NET Framework 4.5 と HTTP Activation を Windows Server 2012 R2 にインストールしてください。
.NET Framework 4.5 と HTTP Activation をインストールするには
Windows の [スタート] 画面で、[サーバー マネージャー] タイルをクリックします。
Server Manager コンソールの [管理] メニューで [役割と機能の追加] をクリックします。
ウィザードの指示に従って、[機能] ページまで操作を進めます。
[.NET Framework 4.5 の機能] を展開します。
[.NET Framework 4.5] が選択されていない場合はこれを選択します。
[WCF サービス] を展開します。
既に選択されていない場合は [HTTP アクティブ化] を選択します。
[次へ] をクリックして、画面の指示に従ってインストールを完了します。
Windows Azure バーチャル マシンでの サービス管理オートメーション の実行
サービス管理オートメーション は、物理コンピューター システム上と同様に、Microsoft Azure 上で実行できます。
Microsoft では、サービス管理オートメーション を Microsoft Azure バーチャル マシンにインストールし、実際に使用してテストを行っています。 テストの結果、サービス管理オートメーション は、物理ハードウェア上とまったく同じように機能および動作しました。 Windows Azure のバーチャル マシン内部の安定性とパフォーマンス ベンチマークは特別な注意事項が不要なレベルでした。
セキュリティ要件
各ロールについて、次のポートを開く必要があります。
ロール | 要件 |
---|---|
Runbook Worker | なし |
Automation Web サービス | [既定値]:9090 ポートの既定値は 9090 ですが、インストール時に構成できます。サービス管理オートメーション のインストール プログラムを実行すると、ローカル ファイアウォールの Web サービス ポートが自動的に開きます。 |
Windows PowerShell モジュール | なし |
各コンポーネントについて次の証明書が必要です。
ロール | 要件 |
---|---|
Runbook Worker | なし |
Automation Web サービス | HTTPS での Secure Socket Layer (SSL) 暗号化に使用できる証明書。サービス管理オートメーション のインストール プログラムは、自己署名証明書の生成に使用できます。 |
Windows PowerShell モジュール | なし |