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ファブリック ヘルス ダッシュボードを特定のクラウドにスコーピングし詳細を調査する

 

適用対象: System Center 2012 R2 Operations Manager

ファブリック ヘルス ダッシュボードを使用すると、クラウド全体およびその基礎となるファブリックのヘルスを表示することができるだけでなく、任意のクラウドを選択してファブリック ヘルスを表示することもできます。[クラウド状態] ビューで特定のクラウドにダッシュボードをスコーピングすると、そのクラウドのみに関連するすべてのコンポーネントがグループ化されてファブリック ヘルス ダッシュボードが表示されます。 あるコンポーネントでヘルスの問題を見つけたら、単一のコンポーネントをそのクラウド関連の情報だけを表示してドリルダウンして調査することができます。 そうすることで、ファブリック管理者は、ネットワーク監視ダッシュボードなどの他のダッシュボード ビューを表示したりしながら、問題を深く掘り下げて根本原因の分析を行うことができます。

各クラウドのヘルスを表示する

特定のクラウドにスコープするには

  1. Operations Manager コンソールで、[監視] をクリックし、[クラウド ヘルス ダッシュボード] を展開し、[クラウド ヘルス] をクリックすると、[クラウドの状態] ウィンドウに監視中のプライベート クラウドが表示されます。

  2. 調査するクラウドを選択し、[タスク] ウィンドウで [ファブリック ヘルス ダッシュボード] をクリックします。

  3. ファブリック ヘルス ダッシュボードは、選択した特定のクラウドに関連する内容のみを表示します。 各コンポーネントのヘルス、ホストの状態、記憶域、ネットワーク、およびアクティブ アラートが表示されます。 物理デバイスと仮想デバイスの両方が表示されます。

特定クラウドのファブリック ヘルス ダッシュボードから、そのクラウドの各コンポーネントの問題を調査できます。 [タスク] ウィンドウの [ナビゲーション] で、いくつかのビューおよびダッシュボードから選択して、異なる情報を取得してクラウド ヘルスを理解することができます。

  • [アラート ビュー] は、クラウドに関連するアクティブ アラートを表示します。

  • [ダイアグラム ビュー] は、クラウド ヘルスをツリー ダイアグラムで表示し、ドリルダウンして問題が発生しているレベルまで展開することができます。

  • [イベント ビュー] は、クラウドに関連するイベントを表示します。

  • [パフォーマンス ビュー] は、クラウドに関連するパフォーマンス イベントを表示します。

  • [状態ビュー] は、クラウド ファブリックの異なる部分の状態を表示します。

  • [ネットワークの近傍ダッシュボード] は、現在のネットワーク ノードの情報を、接続している他のネットワーク ノードに比較して表示します。

たとえば、[タスク] ウィンドウの [ファブリック ヘルス ダッシュボード] でネットワーク ノードの状態に問題が確認された場合、[ネットワークの近傍ダッシュボード] をクリックします。その特定のクラウドの問題を深く調査し、そのネットワーク ノードが接続されている他のネットワーク ノードに与えている影響を確認できます。 また、ネットワークの問題を状況に照らし合わせることができます。 [ネットワーク ノード ダッシュボード] は、接続されている近傍ビュー、平均可用性、平均応答時間、およびノードの詳細を表示します。 これは、ネットワーク デバイスまたはプロセッサの使用状況の詳細な診断情報を調査する際に、そのノードのインターフェイスのヘルスを深く掘り下げるのに役立ちます。

ファブリック監視の詳細