SELECT 結果セットの一括コピー (ODBC)
このサンプルでは、一括コピー関数を使用して SELECT ステートメントの結果セットを一括コピーする方法を示します。 このサンプルは、ODBC 3.0 以降のバージョン用に開発されました。
セキュリティに関する注意 |
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可能な場合は、Windows 認証を使用します。 Windows 認証が使用できない場合は、実行時に資格情報を入力するようユーザーに求めます。 資格情報をファイルに保存するのは避けてください。 資格情報を保存する必要がある場合は、Win32 Crypto API を使用して暗号化してください。 |
SELECT ステートメントの結果セットを一括コピーするには
環境ハンドルと接続ハンドルを割り当てます。
SQL_COPT_SS_BCP と SQL_BCP_ON を設定して、一括コピー操作を有効にします。
SQL Server に接続します。
bcp_init を呼び出して、次の情報を設定します。
szTable パラメーターには、NULL を指定します。
結果セット データを受信するデータ ファイルの名前。
一括コピー エラー メッセージを受け取るデータ ファイルの名前 (メッセージ ファイルを使用しない場合は NULL を指定します)。
コピーの方向 (DB_OUT)。
bcp_control を呼び出し、eOption を BCPHINTS に設定し、SELECT ステートメントを含む SQLTCHAR 配列へのポインターを iValue に置きます。
bcp_exec を呼び出して一括コピー操作を実行します。
これらの手順を使用すると、ファイルはネイティブ形式で作成されます。 bcp_colfmt を使用すると、データ値を他のデータ型に変換できます。 詳細については、「一括コピー フォーマット ファイル (ODBC) の作成」を参照してください。
使用例
AdventureWorks と呼ばれる ODBC データ ソース (既定のデータベースは AdventureWorks サンプル データベース) が必要です (AdventureWorks サンプル データベースは、Microsoft SQL Server のサンプルとコミュニティのプロジェクトのホーム ページからダウンロードできます)。このデータ ソースには、オペレーティング システムに用意されている ODBC ドライバーが使用されている必要があります (ドライバー名は "SQL Server")。 このサンプルを 64 ビット オペレーティング システムで 32 ビット アプリケーションとしてビルドし、実行する場合、%windir%\SysWOW64\odbcad32.exe の ODBC アドミニストレーターを使用して ODBC データ ソースを作成する必要があります。
このサンプルでは、コンピューターの既定の SQL Server インスタンスに接続します。 名前付きインスタンスに接続するには、ODBC データ ソースの定義を変更し、server\namedinstance 形式でそのインスタンスを指定します。 SQL Server Express は、既定で名前付きインスタンスとしてインストールされます。
odbc32.lib と odbcbcp.lib を使用してコンパイルします。
// compile with: odbc32.lib odbcbcp.lib
#include <stdio.h>
#include <string.h>
#include <windows.h>
#include <sql.h>
#include <sqlext.h>
#include <odbcss.h>
#define MAXBUFLEN 256
SQLHENV henv = SQL_NULL_HENV;
HDBC hdbc1 = SQL_NULL_HDBC;
void Cleanup() {
if (hdbc1 != SQL_NULL_HDBC) {
SQLDisconnect(hdbc1);
SQLFreeHandle(SQL_HANDLE_DBC, hdbc1);
}
if (henv != SQL_NULL_HENV)
SQLFreeHandle(SQL_HANDLE_ENV, henv);
}
int main() {
RETCODE retcode;
// Bulk copy variables.
SDWORD cRows;
SQLTCHAR szBCPQuery[] = "SELECT BirthDate FROM HumanResources.Employee";
// Allocate the ODBC environment and save handle.
retcode = SQLAllocHandle (SQL_HANDLE_ENV, NULL, &henv);
if ( (retcode != SQL_SUCCESS_WITH_INFO) && (retcode != SQL_SUCCESS)) {
printf("SQLAllocHandle(Env) Failed\n\n");
Cleanup();
return(9);
}
// Notify ODBC that this is an ODBC 3.0 app.
retcode = SQLSetEnvAttr(henv, SQL_ATTR_ODBC_VERSION, (SQLPOINTER) SQL_OV_ODBC3, SQL_IS_INTEGER);
if ( (retcode != SQL_SUCCESS_WITH_INFO) && (retcode != SQL_SUCCESS)) {
printf("SQLSetEnvAttr(ODBC version) Failed\n\n");
Cleanup();
return(9);
}
// Allocate ODBC connection handle, set bulk copy mode, and then connect.
retcode = SQLAllocHandle(SQL_HANDLE_DBC, henv, &hdbc1);
if ( (retcode != SQL_SUCCESS_WITH_INFO) && (retcode != SQL_SUCCESS)) {
printf("SQLAllocHandle(hdbc1) Failed\n\n");
Cleanup();
return(9);
}
retcode = SQLSetConnectAttr(hdbc1, SQL_COPT_SS_BCP, (void *)SQL_BCP_ON, SQL_IS_INTEGER);
if ( (retcode != SQL_SUCCESS_WITH_INFO) && (retcode != SQL_SUCCESS)) {
printf("SQLSetConnectAttr(hdbc1) Failed\n\n");
Cleanup();
return(9);
}
// Sample use Integrated Security, create SQL Server DSN using Windows NT authentication.
retcode = SQLConnect(hdbc1, (UCHAR*)"AdventureWorks", SQL_NTS, (UCHAR*)"", SQL_NTS, (UCHAR*)"", SQL_NTS);
if ( (retcode != SQL_SUCCESS) && (retcode != SQL_SUCCESS_WITH_INFO) ) {
printf("SQLConnect() Failed\n\n");
Cleanup();
return(9);
}
// Initialize the bulk copy.
retcode = bcp_init(hdbc1, NULL, "BCPODBC.bcp", "BCPERROR.out", DB_OUT);
// The test is for the bulk copy return of SUCCEED, not the ODBC return of SQL_SUCCESS.
if ( (retcode != SUCCEED) ) {
printf("bcp_init(hdbc1) Failed\n\n");
Cleanup();
return(9);
}
// Specify the query to use.
retcode = bcp_control(hdbc1, BCPHINTS, (void *)szBCPQuery);
if ( (retcode != SUCCEED) ) {
printf("bcp_control(hdbc1) Failed\n\n");
Cleanup();
return(9);
}
// Execute the bulk copy.
retcode = bcp_exec(hdbc1, &cRows);
if ( (retcode != SUCCEED) ) {
printf("bcp_exec(hdbc1) Failed\n\n");
Cleanup();
return(9);
}
printf("Number of rows bulk copied out = %d.\n", cRows);
// Cleanup
SQLDisconnect(hdbc1);
SQLFreeHandle(SQL_HANDLE_DBC, hdbc1);
SQLFreeHandle(SQL_HANDLE_ENV, henv);
}