DBCC TRACESTATUS (Transact-SQL)
トレース フラグの状態を表示します。
構文
DBCC TRACESTATUS ( [ [ trace# [ ,...n ] ] [ , ] [ -1 ] ] )
[ WITH NO_INFOMSGS ]
引数
trace#
状態を表示するトレース フラグの番号です。 trace# および -1 を指定しない場合は、セッションに対して有効になっているトレース フラグがすべて表示されます。n
複数のトレース フラグを指定できることを示すプレースホルダーです。-1
グローバルに有効化されているトレース フラグの状態を表示します。 trace# を指定せずに -1 を指定すると、有効になっているグローバル トレース フラグがすべて表示されます。WITH NO_INFOMSGS
重大度レベル 0 ~ 10 のすべての情報メッセージを表示しないようにします。
結果セット
次の表では、結果セットに表示される情報について説明します。
列名 |
説明 |
---|---|
TraceFlag |
トレース フラグの名前です。 |
Status |
トレース フラグがグローバルまたはセッションごとに ON または OFF に設定されているかどうかを示します。 1 = ON 0 = OFF |
Global |
トレース フラグがグローバルに設定されているかどうかを示します。 1 = TRUE 0 = FALSE |
Session |
トレース フラグがセッションに対して設定されているかどうかを示します。 1 = TRUE 0 = FALSE |
DBCC TRACESTATUS はトレース フラグ番号の列と状態の列を返します。 これは、トレース フラグがオン (1)、オフ (0) のどちらになっているかを示します。 グローバル トレース フラグまたはセッション トレース フラグのどちらの状態を確認するかに応じて、トレース フラグ番号の列ヘッダーが Global Trace Flag または Session Trace Flag に設定されます。
説明
SQL Server には、セッションとグローバルという 2 種類のトレース フラグがあります。 セッション トレース フラグは、1 つの接続についてアクティブで、その接続に対してのみ表示可能です。 グローバル トレース フラグは、サーバー レベルで設定され、サーバー上のすべての接続に対して表示可能です。
権限
public ロールのメンバーシップである必要があります。
使用例
次の例は、現在グローバルに有効化されているすべてのトレース フラグの状態を表示します。
DBCC TRACESTATUS(-1);
GO
次の例では、トレース フラグ 2528 と 3205 の状態を表示します。
DBCC TRACESTATUS (2528, 3205);
GO
次の例では、トレース フラグ 3205 がグローバルに有効になっているかどうかを表示します。
DBCC TRACESTATUS (3205, -1);
GO
次の例では、現在のセッションに対して有効になっているすべてのトレース フラグを一覧表示します。
DBCC TRACESTATUS();
GO