ダイアログ ボックス (Analysis Services - 多次元データ)

SQL Server Management Studio の [データベースのバックアップ] ダイアログ ボックスを使用すると、Analysis Services データベースを Analysis Services バックアップ ファイル (.abf) 形式でバックアップ ファイルにバックアップできます。

セキュリティに関する注意
バックアップ ファイルごとに、バックアップ コマンドを実行するユーザーは、各ファイルに指定されたバックアップ場所に対する書き込み権限を持っている必要があります。 また、ユーザーは、Analysis Services インスタンスのサーバー ロールのメンバーか、バックアップするデータベースに対してフル コントロール (管理者) 権限を持つデータベース ロールのメンバーのいずれかである必要があります。

[データベースのバックアップ] ダイアログ ボックスを表示するには

• SQL Server Management Studio のオブジェクト エクスプローラーで、Analysis Services インスタンスの [データベース] フォルダー、またはデータベースを右クリックし、[バックアップ] をクリックします。

オプション

• [スクリプト]
  ダイアログ ボックスで選択したオプションに基づいたバックアップ スクリプトを作成します。 バックアップ スクリプトは、Analysis Services スクリプト言語 (ASSL) で記述されています。

  [スクリプト] アイコンをクリックすると、既定では、新しいクエリ ウィンドウにバックアップ スクリプトが送信されます。

  [スクリプト] の矢印をクリックすると、バックアップ スクリプトの送信先を次の中から選択できるメニューが表示されます。

  • 新しいクエリ ウィンドウ (既定)。

  • ファイル。

  • クリップボード。

  • ジョブ。

• [データベース]
  選択されている Analysis Services データベースの名前を表示します。

• [バックアップ ファイル]
  使用するバックアップ ファイルの完全なパスとファイル名を入力します。

• [参照]
  クリックすると、[ファイル名を付けて保存] ダイアログ ボックスが表示され、使用するバックアップ ファイルのパスおよびファイル名を選択できます。 [ファイル名を付けて保存] ダイアログ ボックスの詳細については、「[ファイル名を付けて保存] ダイアログ ボックス (Analysis Services - 多次元データ)」を参照してください。

• [ファイルの上書きを許可する]
  選択すると、既存のバックアップ ファイル、またはリモート バックアップ ファイルが存在する場合にファイルが上書きされます。

  注
  このオプションが選択されていない状態で、[バックアップ ファイル] に指定されたバックアップ ファイルまたは [リモート バックアップ ファイル] に指定されたリモート バックアップ ファイルが存在する場合は、エラーが発生します。

• [圧縮を適用する]
  選択すると、バックアップ ファイル (および指定された場合はリモート バックアップ ファイル) の内容が圧縮されます。

• [バックアップ ファイルを暗号化する]
  選択すると、バックアップ ファイルは [パスワード] に指定されたパスワードを使用して暗号化されます。

• [パスワード]
  バックアップ ファイル (および指定された場合はリモート バックアップ ファイル) を暗号化するときに使用するパスワードを入力します。

  注
  このオプションは、[バックアップ ファイルを暗号化する] が選択されている場合にのみ有効です。

• [パスワードの確認入力]
  バックアップ ファイル (および指定された場合はリモート バックアップ ファイル) のパスワードを確認するために、[パスワード] に入力したパスワードを入力します。

  注
  このオプションは、[バックアップ ファイルを暗号化する] が選択されている場合にのみ有効です。

• [リモート パーティションのバックアップを作成する]
  選択すると、リモート パーティションの位置情報およびデータをバックアップ ファイルに含めることができます。

  注
  このオプションは、現在選択されている Analysis Services データベースでリモート パーティションが使用されている場合にのみ有効です。

• [リモート パーティションのバックアップの場所]
  選択されているデータベースに関連付けられているリモート パーティションの位置と、リモート パーティションのデータおよびメタデータをバックアップするためのリモート バックアップ ファイルを表示します。 次の列があります。

  列	説明
  [サーバー]	リモート パーティションを管理する Analysis Services インスタンスを表示します。
  [データベース]	リモート パーティションが格納されている Analysis Services データベースを表示します。
  [パーティション一覧]	[データベース] に表示されるデータベースに含まれているリモート パーティションの一覧を表示します。
  [リモート バックアップ ファイル]	使用するリモート バックアップ ファイルの完全なパスとファイル名を入力するか、[...] ボタンをクリックして [ファイル名を付けて保存] ダイアログ ボックスを表示し、使用するリモート バックアップ ファイルのパスとファイル名を選択します。 [ファイル名を付けて保存] ダイアログ ボックスの詳細については、「[ファイル名を付けて保存] ダイアログ ボックス (Analysis Services - 多次元データ)」を参照してください。

関連項目

参照

Analysis Services のデザイナーおよびダイアログ ボックス (多次元データ)

概念

Analysis Services データベースのバックアップと復元