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backupset (Transact-SQL)

バックアップ セットごとに 1 行のデータを格納します。 バックアップ セットには、正常に終了したバックアップ操作 1 回分のバックアップが含まれます。 RESTORE、RESTORE FILELISTONLY、RESTORE HEADERONLY、および RESTORE VERIFYONLY ステートメントは、単一または複数の指定バックアップ デバイス上のメディア セット内にある単一のバックアップ セットに対して機能します。

このテーブルは、msdb データベースに格納されます。

列名

データ型

説明

backup_set_id

int

バックアップ セットを識別する一意なバックアップ セット識別番号。 ID、主キー。

backup_set_uuid

uniqueidentifier

バックアップ セットを識別する一意なバックアップ セット識別番号。

media_set_id

int

バックアップ セットを含むメディア セットを識別する一意なメディア セット識別番号。 backupmediaset(media_set_id) を参照します。

first_family_number

tinyint

バックアップ セットの先頭メディアのファミリ番号。 NULL 値は許可されます。

first_media_number

smallint

バックアップ セットの先頭メディアのメディア番号。 NULL 値は許可されます。

last_family_number

tinyint

バックアップ セットの最終メディアのファミリ番号。 NULL 値は許可されます。

last_media_number

smallint

バックアップ セットの最終メディアのメディア番号。 NULL 値は許可されます。

catalog_family_ number

tinyint

バックアップ セット ディレクトリの先頭を含むメディアのファミリ番号。 NULL 値は許可されます。

catalog_media_number

smallint

バックアップ セット ディレクトリの先頭を含むメディアのメディア番号。 NULL 値は許可されます。

position

int

復元操作で、該当するバックアップ セットとファイルを検出するために使用されるバックアップ セットの位置。 NULL 値は許可されます。 詳細については、「BACKUP (Transact-SQL)」の「FILE」を参照してください。

expiration_date

datetime

バックアップ セットの期限が切れる日付と時刻。 NULL 値は許可されます。

software_vendor_id

int

バックアップ メディア ヘッダーを記述するソフトウェア ベンダーの識別番号。 NULL 値は許可されます。

name

nvarchar(128)

バックアップ セットの名前。 NULL 値は許可されます。

description

nvarchar(255)

バックアップ セットの説明。 NULL 値は許可されます。

user_name

nvarchar(128)

バックアップ操作を実行するユーザー名。 NULL 値は許可されます。

software_major_version

tinyint

Microsoft SQL Server のメジャー バージョン番号。 NULL 値は許可されます。

software_minor_ version

tinyint

SQL Server のマイナー バージョン番号。 NULL 値は許可されます。

software_build_version

smallint

SQL Server のビルド番号。 NULL 値は許可されます。

time_zone

smallint

バックアップ操作が行われている現地時間と、協定世界時 (UTC) の差 (15 分間隔)。 値は、-48 ~ +48 の範囲になります。 値 127 は、不明な状態を表します。 たとえば、-20 は東部標準時刻 (EST) を表し、これは UTC の 5 時間前にあたります。 NULL 値は許可されます。

mtf_minor_version

tinyint

Microsoft Tape Format のマイナー バージョン番号。 NULL 値は許可されます。

first_lsn

numeric(25,0)

バックアップ セット内の先頭または最も古いログ レコードのログ シーケンス番号。 NULL 値は許可されます。

last_lsn

numeric(25,0)

バックアップ セットの次のログ レコードのログ シーケンス番号。 NULL 値は許可されます。

checkpoint_lsn

numeric(25,0)

再実行を開始する必要があるログ レコードのログ シーケンス番号。 NULL 値は許可されます。

database_backup_lsn

numeric(25,0)

データベース全体の最新バックアップのログ シーケンス番号。 NULL 値は許可されます。

database_backup_lsn は、バックアップの開始時に発生した "チェックポイントの先頭" を表します。 データベースがアイドル状態で、レプリケーションが構成されていないときにバックアップが実行された場合、このログ シーケンス番号は first_lsn と同じになります。

database_creation_date

datetime

データベースが最初に作成された日付と時刻。 NULL 値は許可されます。

backup_start_date

datetime

バックアップ操作が開始された日付と時刻。 NULL 値は許可されます。

backup_finish_date

datetime

バックアップ操作が終了した日付と時刻。 NULL 値は許可されます。

char(1)

バックアップの種類。 次の値をとります。

D = データベース

I = データベースの差分

L = ログ

F = ファイルまたはファイル グループ

G = ファイルの差分

P = 部分的

Q = 部分的な差分

NULL 値は許可されます。

sort_order

smallint

バックアップ操作を実行するサーバーの並べ替え順。 NULL 値は許可されます。 並べ替え順序および照合順序の詳細については、「照合順序と Unicode のサポート」を参照してください。

code_page

smallint

バックアップ操作を実行するサーバーのコード ページ。 NULL 値は許可されます。 コード ページの詳細については、「照合順序と Unicode のサポート」を参照してください。

compatibility_level

tinyint

データベースに対する互換性レベルの設定。 有効値は次のとおりです。

90 = SQL Server 2005

100 = SQL Server 2008

110 = SQL Server 2012

NULL 値は許可されます。

互換性レベルの詳細については、「ALTER DATABASE 互換性レベル (Transact-SQL)」を参照してください。

database_version

int

データベースのバージョン番号。 NULL 値は許可されます。

backup_size

numeric(20,0)

バックアップ セットのサイズ (バイト単位)。 NULL 値は許可されます。

database_name

nvarchar(128)

バックアップ操作に関係するデータベース名。 NULL 値は許可されます。

server_name

nvarchar(128)

SQL Server バックアップ操作を実行しているサーバー名。 NULL 値は許可されます。

machine_name

nvarchar(128)

SQL Server を実行しているコンピューターの名前。 NULL 値は許可されます。

flags

int

SQL Server では、flags 列は廃止予定になっています。代わりに次のビット列が使用されます。

  • has_bulk_logged_data

  • is_snapshot

  • is_readonly

  • is_single_user

  • has_backup_checksums

  • is_damaged

  • begins_log_chain

  • has_incomplete_metadata

  • is_force_offline

  • is_copy_only

NULL 値は許可されます。

以前のバージョンの SQL Server で作成されたバックアップ セットでは、フラグ ビットは次のようになります。

1 = バックアップには最小限のログ データが含まれている。

2 = WITH SNAPSHOT が使用された。

4 = バックアップ時、データベースは読み取り専用であった。

8 = バックアップ時、データベースはシングル ユーザー モードであった。

unicode_locale

int

Unicode ロケール。 NULL 値は許可されます。

unicode_compare_style

int

Unicode の比較形式。 NULL 値は許可されます。

collation_name

nvarchar(128)

照合順序名。 NULL 値は許可されます。

Is_password_protected

bit

バックアップ セット。

パスワードの保護は次のとおりです。

0 = 保護されていない

1 = 保護されている

recovery_model

nvarchar(60)

データベースの復旧モデル。

FULL

BULK-LOGGED

SIMPLE

has_bulk_logged_data

bit

1 = 一括ログ データを含むバックアップ。

is_snapshot

bit

1 = バックアップは SNAPSHOT オプションで実行された。

is_readonly

bit

1 = バックアップ時、データベースは読み取り専用であった。

is_single_user

bit

1 = バックアップ時、データベースはシングル ユーザー モードであった。

has_backup_checksums

bit

1 = バックアップ チェックサムを含むバックアップ。

is_damaged

bit

1 = バックアップの作成時、データベースの損傷が検出された。 エラーに関係なくバックアップ操作の続行が要求されました。

begins_log_chain

bit

1 = 連鎖的なログ バックアップの先頭。 データベースが作成された後、または単純復旧モデルが完全復旧モデルや一括ログ復旧モデルに切り替わった後、最初に行われるログ バックアップを先頭にして、ログ チェーンが形成されます。

has_incomplete_metadata

bit

1 = 不完全なメタデータでのログ末尾のバックアップ。 詳細については、「ログ末尾のバックアップ (SQL Server)」を参照してください。

is_force_offline

bit

1 = バックアップ時、データベースが NORECOVERY オプションによってオフラインにされた。

is_copy_only

bit

1 = コピーのみのバックアップ。 詳細については、「コピーのみのバックアップ (SQL Server)」を参照してください。

first_recovery_fork_guid

uniqueidentifier

最初の復旧分岐の ID。 これは RESTORE HEADERONLY の FirstRecoveryForkID に対応します。

データ バックアップの場合、first_recovery_fork_guid の値は last_recovery_fork_guid と同じです。

last_recovery_fork_guid

uniqueidentifier

最後の復旧分岐の ID。 これは RESTORE HEADERONLY の RecoveryForkID に対応します。

データ バックアップの場合、first_recovery_fork_guid の値は last_recovery_fork_guid と同じです。

fork_point_lsn

numeric(25,0)

first_recovery_fork_guidlast_recovery_fork_guid に等しくない場合、分岐ポイントのログ シーケンス番号。 それ以外の場合は NULL になります。

database_guid

uniqueidentifier

データベースに割り当てられた一意 ID。 これは RESTORE HEADERONLY の BindingID に対応します。 データベースが復元されると、新しい値が割り当てられます。

family_guid

uniqueidentifier

作成時の元のデータベースの一意 ID。 この値は、データベースが別の名前で復元されても変更されません。

differential_base_lsn

numeric(25,0)

差分バックアップのベース ログ シーケンス番号。 シングル ベースの差分バックアップの場合、differential_base_lsn 以上のログ シーケンス番号の変更が差分バックアップに含められます。

マルチ ベースの差分バックアップの場合は NULL。ベース ログ シーケンス番号はファイル レベルで指定する必要があります (「backupfile (Transact-SQL)」を参照してください)。

種類が差分バックアップ以外の場合は、常に NULL。

differential_base_guid

uniqueidentifier

シングル ベースの差分バックアップの場合は、差分ベースの一意識別子。

マルチ ベースの差分バックアップの場合は NULL。差分のベースはファイル レベルで決定される必要があります。

差分バックアップ以外の種類のバックアップの場合は NULL。

compressed_backup_size

Numeric(20,0)

ディスクに格納されたバックアップの総バイト数。

圧縮比率を計算するには、compressed_backup_sizebackup_size を使用します。

この値は、msdb のアップグレード中に、NULL に設定されます。 これは圧縮されていないバックアップを示します。

説明

RESTORE VERIFYONLY FROM backup_device WITH LOADHISTORY は、メディア セット ヘッダーからの適切な値を backupmediaset テーブルの列に設定します。

このテーブルとその他のバックアップ テーブルおよび履歴テーブルの行数を削減するには、sp_delete_backuphistory ストアド プロシージャを実行します。

関連項目

参照

backupfile (Transact-SQL)

backupfilegroup (Transact-SQL)

backupmediafamily (Transact-SQL)

backupmediaset (Transact-SQL)

RESTORE HEADERONLY (Transact-SQL)

概念

バックアップ中および復元中に発生する可能性があるメディア エラー (SQL Server)

メディア セット、メディア ファミリ、およびバックアップ セット (SQL Server)

復旧モデル (SQL Server)

その他の技術情報

バックアップ テーブルと復元テーブル (Transact-SQL)

バックアップ テーブルと復元テーブル (Transact-SQL)