次の方法で共有


多次元モデルの計算

キューブ デザイナーの [計算] タブを使用して、計算されるメンバー、名前付きセット、およびその他の多次元式 (MDX) 計算を作成します。

[計算] タブには、次の 3 つのペインがあります。

  • [スクリプト オーガナイザー] ペインには、キューブ内の計算が一覧表示されます。 このペインを使用して、編集する計算を作成、整理、および選択します。

  • [計算ツール] ペインには、計算を作成するためのメタデータ、関数、およびテンプレートが用意されています。

  • 計算式ペインでは、フォーム ビューおよびスクリプト ビューがサポートされています。

注意

MDX スクリプティングの詳細については、「Microsoft SQL Server 2005 の MDX スクリプトの紹介」、および Microsoft TechNet Web サイトの「SQL Server 2005 - Analysis Services」ページにある「その他のリソース」セクションを参照してください。 キューブ デザインに関連するパフォーマンスの問題の詳細については、「SQL Server 2005 Analysis Services パフォーマンス ガイド」を参照してください。

新しい計算の作成

新しい計算を作成するには、キューブ デザイナーの [計算] タブの [キューブ] メニューで、作成する計算の種類に応じて、[新しい計算されるメンバー][新しい名前付きセット]、または [新しいスクリプト コマンド] をクリックします。 また、ツール バーで対応するいずれかのボタンをクリックするか、[スクリプト オーガナイザー] ペイン内を右クリックし、ショートカット メニューのいずれかのコマンドをクリックすることもできます。 この操作により、新しい計算が [スクリプト オーガナイザー] ペインに追加され、計算式ペインの計算フォームにそのフィールドが表示されます。 新しいスクリプトを作成すると、この操作により計算式ペインに [スクリプト ビュー] が開きます。 3 種類の計算を作成する方法の詳細については、「計算されるメンバーの作成」、「名前付きセットの作成」、および「割り当てとその他のスクリプト コマンドの定義」を参照してください。

スクリプトの編集

[計算] タブの計算式ペインでスクリプトを編集します。 計算式ペインには、スクリプト ビューとフォーム ビューの 2 つのビューがあります。 フォーム ビューには、1 つのコマンドの式およびプロパティが表示されます。 MDX スクリプトを編集する場合、式ボックスがフォーム ビュー全体に表示されます。

スクリプト ビューには、スクリプトを編集するためのコード エディターが用意されています。 計算式ペインがスクリプト ビューにある場合、[スクリプト オーガナイザー] ペインは表示されません。 スクリプト ビューでは、色分け表示、かっこの対応、オートコンプリート、および MDX コード領域が提供されます。 MDX コード領域は、編集しやすいように折りたたんだり展開したりできます。

[キューブ] メニューをクリックし、[計算を表示] をポイントして、[フォーム] または [スクリプト] をクリックして、フォーム ビューとスクリプト ビューを切り替えることができます。 また、ツール バーの [フォーム ビュー] または [スクリプト ビュー] をクリックすることもできます。

解決順序の変更

計算は、[スクリプト オーガナイザー] ペインに一覧表示されている順序で解決されます。 計算を右クリックし、ショートカット メニューの [上へ移動] または [下へ移動] をクリックして、計算の順序を変更できます。 また、計算をクリックし、ツール バーの [上へ移動] ボタンまたは [下へ移動] ボタンをクリックすることもできます。

計算されるセルおよび計算されるメンバーについて、この順序を手動で上書きできます。 パス順序と解決順序の詳細については、「パス順序と解決順序の概要 (MDX)」を参照してください。

計算の削除

既存の計算を削除するには、[スクリプト オーガナイザー] ペインの [計算] タブで、削除する計算を選択し、[編集] メニューの [削除] をクリックするか、ツール バーの [削除] アイコンをクリックします。 また、[スクリプト オーガナイザー] ペインで計算を右クリックし、ショートカット メニューから [削除] を選択することもできます。