サーバーの管理権限の許可 (Analysis Services)
Analysis Services のインスタンス内のサーバー管理者ロールのメンバーは、そのインスタンスのすべての Analysis Services オブジェクトとデータに制限なくアクセスできます。 データベースの作成または処理、サーバーのプロパティの変更、DMV のクエリ、セッションと接続のキャンセル、トレースの起動など、イベントの処理を除くサーバー全体のタスクを実行するためには、ユーザーがサーバー管理者ロールのメンバーである必要があります。
ロールのメンバーシップは、Analysis Services がインストールされるときに設定されます。 セットアップ プログラムを実行するユーザーは、サーバーを準備するときに自分をロールに追加するか、または別のユーザーを追加することができます。 次の手順に従うと、インストール後のタスクとしてロールのメンバーシップを変更できます。
サーバー管理ロールに対してメンバーを追加または削除する
SQL Server Management Studio で Analysis Services のインスタンスに接続し、オブジェクト エクスプローラーでそのインスタンス名を右クリックして、[プロパティ] をクリックします。
[ページの選択] ペインで [セキュリティ] をクリックし、ページの下部にある [追加] をクリックして、サーバー ロールに 1 つまたは複数の Windows ユーザーまたはグループを追加します。
インストール時に、Analysis Services システム管理者としてのユーザー アカウントを 1 つ以上指定するよう求められます。
既定では、ローカルの Administrators グループのメンバーにも、Analysis Services の管理者権限が付与されます。 ローカル グループには Analysis Services のサーバー管理者ロールのメンバーシップが明示的に付与されているわけではありませんが、ローカル管理者はデータベースの作成、ユーザーとアクセス許可の追加、およびシステム管理者に許可されたその他のタスクを実行できます。 この動作は構成可能です。 この動作は、BuiltinAdminsAreServerAdmins サーバー プロパティによって決まります。このプロパティは既定で true に設定されています。 SQL Server Management Studio でこのプロパティを変更できます。 詳細については、「セキュリティのプロパティ」を参照してください。
また、分析管理オブジェクト (AMO) を使用してもサーバー ロールを管理できます。 詳細については、「分析管理オブジェクト (AMO) による開発」を参照してください。