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属性階層の (All) レベルの構成

Microsoft SQL Server Analysis Services では、(All) レベルはシステムによって生成されるオプションのレベルです。 このレベルには 1 つのメンバーが含まれ、その値は直下のレベルに含まれる全メンバーの値の集計です。 このメンバーを All メンバーと呼びます。 All メンバーはシステムによって生成されるメンバーで、ディメンション テーブルには含まれません。 (All) レベルのメンバーは階層の最上位にあるので、このメンバーの値は、階層内の全メンバーの値の集計値です。 通常、All メンバーは階層の既定メンバーとして機能します。

属性階層に (All) レベルがあるかどうかは属性の IsAggregatable プロパティ設定によって決まり、ユーザー定義階層に (All) レベルがあるかどうかはユーザー定義階層の最上位レベルに関する属性の IsAggregatable プロパティによって決まります。 IsAggregatable プロパティが True に設定されている場合は、(All) レベルが存在します。 IsAggregatable プロパティが False に設定されている場合は、階層に (All) レベルはありません。

最上位レベルの設定

階層のレベルのソース属性で IsAggregatable プロパティが False に設定されている場合には、そのレベルより上の階層に集計レベルを表示できません。 非集計レベルは任意の階層の最上位レベルであるか、それより上のレベルのソース属性の IsAggregatable プロパティも False に設定する必要があります。

All メンバーと (All) レベル

(All) レベルの単一のメンバーは、All メンバーと呼ばれます。 ディメンションの AttributeAllMemberNameプロパティにより、ディメンションの属性の All メンバーの名前が指定されます。 階層の AllMemberName プロパティにより、階層の All メンバーの名前が指定されます。

関連項目

概念

既定メンバーの定義