レッスン 2 : Web 参照の追加
Web サービスの探索とは、クライアントが Web サービスを検索し、そのサービス記述を取得する処理です。 Visual Studio の Web サービス探索処理では、事前に定義されたアルゴリズムに従って、Web サイトの問い合わせが行われます。 この処理の目的はサービス記述を見つけることです。サービス記述とは、WSDL (Web サービス記述言語) を使用する XML ドキュメントです。
サービス記述には、利用可能なサービスとこれらのサービスとの対話方法が記述されています。 サービス記述がない場合は、プログラムから Web サービスと対話することはできません。
アプリケーションには、Web サービスと通信する方法とランタイムで Web サービスを検出する方法を実装する必要があります。 これを実現するには、プロジェクトに Web サービス用の Web 参照を追加します。その結果、プロキシ クラスが生成されます。プロキシ クラスは、Web サービスとのインターフェイスとなり、Web サービスのローカル表記を提供します。 詳細については、Visual Studio ドキュメントの「方法 : XML Web サービス プロキシを生成する」を参照してください。
Web 参照を追加するには
[プロジェクト] メニューの [サービス参照の追加] をクリックします。
[サービス参照の追加] ダイアログ ボックスで、[詳細設定] をクリックします。
[サービス参照設定] ダイアログ ボックスで、[Web 参照の追加] をクリックします。
[Web 参照の追加] ダイアログ ボックスの [URL] ボックスに、レポート サーバー Web サービスのサービス記述を取得するための URL (たとえば、https://localhost/reportserver/reportservice2010.asmx) を入力します。 [移動] ボタンをクリックし、Web サービスの情報を取得します。
- または -
レポート サーバー Web サービスがローカル コンピューター上にある場合は、ブラウザー ウィンドウで [ローカル コンピューターの Web サービス] リンクをクリックします。 次に、表示された一覧から ReportService2010 Web サービスのリンクをクリックします。
[Web 参照名] ボックスで、Web 参照の名前を ReportService2010 に変更します。これは、この Web 参照に使用する名前空間になります。
[参照の追加] をクリックし、アクセス対象の Web サービスの Web 参照を追加します。
Visual Studio により、サービス記述がダウンロードされ、アプリケーションとレポート サーバー Web サービス間のインターフェイスとなるプロキシ クラスが生成されます。 また、Web 参照が動作するように、System.Web.Services 名前空間への参照を追加する必要があります。
[プロジェクト] メニューの [参照の追加] をクリックします。
[参照の追加] ダイアログ ボックスの [.NET] タブで、[System.Web.Services] を選択し、[OK] をクリックします。
詳細については、「SOAP API へのアクセス」を参照してください。
関連項目
タスク
概念
Visual Basic または Visual C# を使用したレポート サーバー Web サービスへのアクセス (SSRS チュートリアル)