レッスン 4 : レポートへのテーブルの追加 (Reporting Services)

データセットを定義したら、レポートのデザインを開始できます。 レポートのレイアウトを作成するには、データ領域、テキスト ボックス、画像、およびレポートに含めるその他のアイテムを、デザイン画面にドラッグ アンド ドロップします。

基になるデータセットからデータ行を繰り返し表示するアイテムをデータ領域と呼びます。 基本的なレポートのデータ領域は 1 つだけですが、表形式のレポートにグラフを追加する場合には、データ領域を追加できます。 データ領域を追加したら、そのデータ領域にフィールドを追加できます。

[テーブル] データ領域とフィールドをレポート レイアウトに追加するには

1. [ツールボックス] で [テーブル] をクリックし、デザイン画面内をクリックして、マウスをドラッグします。 デザイン画面の中央に 3 列のテーブル データ領域が作成されます。

   注
   [レポート データ] ペインの左側に [ツールボックス] タブが表示されます。 [ツールボックス] を開くには、ポインターを [ツールボックス] タブの上に移動させます。 [ツールボックス] が表示されない場合は、[表示] メニューの [ツールボックス] をクリックします。

2. [レポート データ] ペインで、AdventureWorksDataset データセットを展開してフィールドを表示します。

3. [Date] フィールドを、[レポート データ] ペインからテーブルの最初の列にドラッグします。

   フィールドを最初の列にドラッグすると、2 つの処理が行われます。 1 つは、フィールド式と呼ばれるフィールド名が [Date] のように角かっこで囲まれてデータ セルに表示されます。 2 つ目は、列ヘッダー値が [ヘッダー] 行 (フィールド式のすぐ上) に自動的に追加されます。 既定では、この列がフィールド名になります。 ヘッダー行のテキストを選択し、新しい名前を入力することができます。

4. [Order] フィールドを、[レポート データ] ペインからテーブルの 2 番目の列にドラッグします。

5. [Product] フィールドを、[レポート データ] ペインからテーブルの 3 番目の列にドラッグします。

6. [Qty] フィールドを、3 番目の列の右端沿いに、垂直方向のカーソルとマウス ポインターが正符号 [+] になるまでドラッグします。 マウス ボタンを離すと [Qty] の 4 番目の列が作成されます。

7. 同様に [LineTotal] フィールドを追加して、5 番目の列を作成します。

   注
   列ヘッダーは [Line Total] です。 レポート デザイナーは、LineTotal を 2 つの語に分割して、列の表示名を自動的に作成します。

   次の図は、[Date]、[Order]、[Product]、[Qty]、および [Line Total] の各フィールドを使用して作成したテーブル データ領域を示しています。

   

レポートのプレビュー

レポートをプレビューすると、最初にレポート サーバーにパブリッシュする必要なしに、表示レポートを表示できます。 デザイン時にレポートを頻繁にプレビューできます。 レポートをプレビューするとデザインとデータ接続の検証が実行されるため、エラーと問題を修正した後にレポートをレポート サーバーにパブリッシュできます。

レポートをプレビューするには

• [プレビュー] タブをクリックします。 レポート デザイナーによりレポートが実行され、[プレビュー] ビューに表示されます。

  [プレビュー] ビューに表示されたレポートの一部を次の図に示します。

  

  通貨 ([Line Total] 列) は小数点以下 6 桁まで表示され、日付にはタイム スタンプが付いています。 次のレッスンで書式設定を修正します。

注
[ファイル] メニューの [すべてを保存] をクリックして、レポートを保存します。

次の手順

[テーブル] データ領域がレポートに、フィールドがデータ領域にそれぞれ正しく追加され、レポートが正しくプレビューされました。 次は、列ヘッダー、日付、および通貨の値の書式を設定します。 「レッスン 5 : レポートの書式設定 (Reporting Services)」を参照してください。

関連項目

概念

テーブル (レポート ビルダーおよび SSRS)

データセット フィールド コレクション (レポート ビルダーおよび SSRS)