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Analysis Services チュートリアル プロジェクトの修正バージョンの使用

このチュートリアルの残りのレッスンでは、最初の 3 つのレッスンで作成した Analysis Services Tutorial プロジェクトの修正版を使用します。 まず、新しいテーブルと名前付き計算が Adventure Works DW 2012 データ ソース ビューに追加されています。次に、新しいディメンションがプロジェクトおよび Analysis Services Tutorial キューブに追加されています。 そして、2 つ目のメジャー グループが追加されています。このメジャー グループには、2 番目のファクト テーブルのメジャーが含まれています。 修正されたこのプロジェクトを使用すれば、これまでに習得したスキルを繰り返し使用せずに、ビジネス インテリジェンス アプリケーションに機能を追加する方法を学習していくことができます。

チュートリアルを続ける前に、Analysis Services Tutorial プロジェクトの修正版のダウンロード、展開、読み込み、および処理を行う必要があります。 すべての手順を確実に実行するために、このレッスンでの指示に従ってください。

プロジェクト ファイルのダウンロードと展開

  1. このチュートリアルのサンプル プロジェクトをダウンロードできるページに移動するには、ここをクリックしてください。 チュートリアルのプロジェクトは、Analysis Services Tutorial SQL Server 2012 ダウンロードに含まれています。

  2. このチュートリアルのプロジェクトを含むパッケージをダウンロードするには、[Analysis Services Tutorial SQL Server 2012] をクリックしてください。

    既定では、.zip ファイルはダウンロード フォルダーに保存されます。 より短いパスの場所に .zip ファイルを移動する必要があります (たとえば、ファイルを保存するための C:\Tutorials フォルダーを作成します)。 その後、.zip ファイルに含まれているファイルを展開します。 長いパスのダウンロード フォルダーからファイルを解凍しようとすると、レッスン 1 しか取得できない場合があります。

  3. ルート ドライブか、それに近い場所にサブフォルダーを作成します (C:\Tutorial など)。

  4. そのサブフォルダーに、Analysis Services Tutorial SQL Server 2012.zip ファイルを移動します。

  5. ファイルを右クリックし、[すべて展開] をクリックします。

  6. Lesson 4 Start フォルダーに移動して、Analysis Services Tutorial.sln ファイルを見つけます。

修正したプロジェクトの読み込みと処理

  1. SQL Server Data Tools で [ファイル] メニューの [ソリューションを閉じる] をクリックして、使用しないファイルを閉じます。

  2. [ファイル] メニューの [開く] をポイントし、[プロジェクト/ソリューション] をクリックします。

  3. チュートリアルのプロジェクト ファイルを展開した場所を参照します。

    Lesson 4 Start という名前のフォルダーを見つけて、Analysis Services Tutorial.sln をダブルクリックします。

  4. Analysis Services Tutorial プロジェクトの修正版を、Analysis Services のローカル インスタンスに配置します。別のインスタンスに配置することもできますが、処理が正常に完了することを確認してください。

プロジェクトの修正について

プロジェクトの修正版は、最初の 3 つのレッスンで作成した Analysis Services Tutorial プロジェクトとは異なります。 この相違点について、次のセクションで説明します。 チュートリアルの残りのレッスンを続ける前に、この情報を確認してください。

データ ソース ビュー

修正したプロジェクトのデータ ソース ビューには、 AdventureWorksDW2012 データベースから取得された 1 つのファクト テーブルと 4 つのディメンション テーブルが追加されています。

このデータ ソース ビューには 10 個のテーブルがあり、<すべてのテーブル> ダイアグラムの情報が整理されていません。 このため、テーブル間のリレーションシップがわかりにくく、簡単には特定のテーブルを探すことができません。 この問題を解決するために、テーブルを 2 つの論理ダイアグラムに整理します。2 つのダイアグラムとは、Internet Sales ダイアグラムと Reseller Sales ダイアグラムです。 1 つのファクト テーブルに対し、これらのダイアグラムを 1 つずつ構成します。 1 つのダイアグラムにテーブルやそのリレーションシップをすべて表示しなくとも、論理ダイアグラムを作成することにより、複数のテーブルから特定のサブセットのみをデータ ソース ビューに表示し、操作できます。

Internet Sales ダイアグラム

Internet Sales ダイアグラムには、インターネット経由で直接顧客に販売された、Adventure Works 製品の売上に関連するテーブルが含まれています。 このダイアグラムのテーブルには、レッスン 1 で Adventure Works DW 2012 データ ソース ビューに追加した、次の 4 つのディメンション テーブルと 1 つのファクト テーブルが 含まれています。

  • Geography

  • Customer

  • 日付

  • Product

  • InternetSales

Reseller Sales ダイアグラム

Reseller Sales ダイアグラムには、販売店による Adventure Works 製品の売上に関するテーブルが含まれています。 このダイアグラムには、 AdventureWorksDW2012 データベースから取得された、次の 7 つのディメンション テーブルと 1 つのファクト テーブルが含まれています。

  • Reseller

  • Promotion

  • SalesTerritory

  • Geography

  • 日付

  • Product

  • Employee

  • ResellerSales

DimGeographyDimDate、および DimProduct テーブルは、Internet Sales ダイアグラムと Reseller Sales ダイアグラムの両方で使用されます。 ディメンション テーブルは、複数のファクト テーブルにリンクさせることができます。

データベースとキューブ ディメンション

Analysis Services Tutorial プロジェクトには、5 つの新しいデータベース ディメンションがあります。また、Analysis Services Tutorial キューブは、これらと同じ 5 つのディメンションをキューブ ディメンションとして保持します。 これらのディメンションには、名前付き計算、複合メンバー キー、および表示フォルダーを使用しながら修正したユーザー階層とユーザー属性が存在します (そのようなユーザー階層とユーザー属性を持つようにディメンションが定義されています)。 この新しいディメンションの内容は次のとおりです。

  • Reseller ディメンション
    Reseller ディメンションは、Adventure Works DW 2012 データ ソース ビューの Reseller テーブルに基づいています。

  • Promotion ディメンション
    Promotion ディメンションは、Adventure Works DW 2012 データ ソース ビューの Promotion テーブルに基づいています。

  • Sales Territory ディメンション
    Sales Territory ディメンションは、Adventure Works DW 2012 データ ソース ビューの Sales Territory テーブルに基づいています。

  • Employee ディメンション
    Employee ディメンションは、Adventure Works DW 2012 データ ソース ビューの Employee テーブルに基づいています。

  • Geography ディメンション
    Geography ディメンションは、Adventure Works DW 2012 データ ソース ビューの Geography テーブルに基づいています。

Analysis Services キューブ

Analysis Services Tutorial キューブには 2 つのメジャー グループがあります。1 つは、InternetSales テーブルに基づく元のメジャー グループ、もう 1 つは、Adventure Works DW 2012 データ ソース ビューの ResellerSales テーブルに基づくメジャー グループです。 

このレッスンの次の作業

親子階層の親属性プロパティの定義

関連項目

タスク

Analysis Services プロジェクトの配置