配信拡張機能の ISubscriptionBaseUIUserControl インターフェイスの実装
Reporting Services の配信拡張機能には、レポート マネージャーで拡張機能固有の情報を収集するためのサブスクリプション ユーザー インターフェイス (UI) の実装を含めることができます。 ユーザーが新しいサブスクリプションを作成するか既存のサブスクリプションを変更するとき、UI が呼び出されます。 新しいサブスクリプションの作成時には、UI に適切な既定値が表示され、ユーザーは配信プロバイダーと対話できます。 サブスクリプションの変更時には、現在のサブスクリプションの情報が UI にあらかじめ表示されます。
配信拡張機能では、サブスクリプション UI が ASP.NET ユーザー コントロールとして提供されます。 レポート サーバーでは、サブスクリプション UI を表示するとき、配信拡張機能で定義されたユーザー コントロールを組み込みます。 この機能を可能にする抽象メソッドを提供する基本インターフェイスは ISubscriptionBaseUIUserControl インターフェイスです。 このインターフェイスでは、入力値の検証など、一般的な操作が正しく実行されます。 また、基本ユーザー コントロールには、レポート サーバーがサブスクリプション間での一貫性を保つために使用する既定のプロパティ セットが用意されています。 これらのプロパティは、レポート マネージャーと統合された配信拡張機能で必要となります。
レポート マネージャー用のサブスクリプション UI を作成するため、配信プロバイダーに ISubscriptionBaseUIUserControl インターフェイスを実装できます。 ISubscriptionBaseUIUserControl インターフェイスは、ユーザーがサブスクリプション設定の値を入力できるようにし、配信拡張機能に必要な設定を処理し、設定を検証するためのインフラストラクチャを提供します。
注 |
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配信拡張機能の一部として ISubscriptionBaseUIUserControl インターフェイスを実装する必要はありません。 配信拡張機能を使用するサブスクリプションは、SOAP API メソッドの CreateSubscription および CreateDataDrivenSubscription を代用していつでも作成できます。 サブスクリプションと配信を管理する SOAP API 機能の詳細については、「サブスクリプション メソッドおよび配信メソッド」を参照してください。 |
ISubscriptionBaseUIUserControl インターフェイスは IExtension を拡張します。 ISubscriptionBaseUIUserControl を実装するユーザー コントロールも System.Web.UI.WebControls.WebControl から継承する必要があります。 WebControl クラスの詳細については、『Microsoft .NET Framework 開発者ガイド』を参照してください。
ISubscriptionBaseUIUserControl インターフェイスの使用例については、「SQL Server Reporting Services Product Samples」(英語) を参照してください。