次の方法で共有


Current (MDX)

繰り返し処理の実行時に、セットから現在の組を返します。

構文

Set_Expression.Current 

引数

  • Set_Expression
    セットを返す有効な多次元式 (MDX) 式です。

説明

繰り返し処理の各ステップで操作の対象になっている組が現在の組です。 Current 関数は、その組を返します。 この関数は、セットに対する繰り返し処理の実行中のみ有効です。

セットに対して繰り返し処理を実行する MDX 関数には、Generate 関数が組み込まれています。

注意

この関数は、セットの別名を使用するか名前付きセットを定義することによって名前が付けられたセットに対してのみ使用できます。

使用例

次の例では、Generate 内で Current 関数を使用する方法を示します。

WITH

//Creates a set of tuples consisting of all Calendar Years crossjoined with

//all Product Categories

SET MyTuples AS CROSSJOIN(

[Date].[Calendar Year].[Calendar Year].MEMBERS,

[Product].[Category].[Category].MEMBERS)

//Iterates through each tuple in the set and returns the name of the Calendar

//Year in each tuple

MEMBER MEASURES.CURRENTDEMO AS

GENERATE(MyTuples, MyTuples.CURRENT.ITEM(0).NAME, ", ")

SELECT MEASURES.CURRENTDEMO ON 0

FROM [Adventure Works]

関連項目

参照

MDX 関数リファレンス (MDX)