メンバー プロパティの使用 (MDX)
メンバー プロパティは、各組内の各メンバーに関する基本的な情報を対象とします。 基本的な情報には、メンバー名、親レベル、子の数などが含まれます。 メンバー プロパティは特定レベルのすべてのメンバーで使用できます。 編成の点では、メンバー プロパティは 1 つのディメンション上に格納され、ディメンション別に編成されるデータとして扱われます。
注 |
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Microsoft SQL Server では、メンバー プロパティを属性リレーションシップと呼んでいます。 詳細については、「属性リレーションシップ」を参照してください。 |
メンバー プロパティには、固有プロパティとカスタム プロパティがあります。
固有メンバー プロパティ
すべてのメンバーで、固有メンバー プロパティ (たとえば書式設定済みのメンバーの値など) がサポートされます。一方、ディメンションやレベルには、追加の固有ディメンション メンバー プロパティや追加の固有レベル メンバー プロパティ (たとえばメンバー ID など) が用意されています。詳細については、「固有メンバー プロパティ (MDX)」を参照してください。
ユーザー定義メンバー プロパティ
多くの場合、メンバーには追加のプロパティが関連付けられます。 たとえば、製品レベルには、各製品の SKU、SRP、重さ、および量のプロパティが用意されているかもしれません。 これらのプロパティはメンバーではありませんが、製品レベルのメンバーに関する追加情報を含んでいます。詳細については、「ユーザー定義メンバー プロパティ (MDX)」を参照してください。
固有メンバー プロパティとユーザー定義メンバー プロパティは両方とも、PROPERTIES キーワードまたは Properties 関数を使用して取得できます。
PROPERTIES キーワードの使用
PROPERTIES キーワードを使用して、特定の軸ディメンションに対して使用するメンバー プロパティを指定します。 次の構文では、MDX SELECT ステートメントの <axis specification> 句に PROPERTIES キーワードが埋め込まれています。
SELECT [<axis_specification>
[, <axis_specification>...]]
FROM [<cube_specification>]
[WHERE [<slicer_specification>]]
<axis_specification> 句には、以下の構文に示すように、オプションの <dim_props> 句が含まれています。
<axis_specification> ::= <set> [<dim_props>] ON <axis_name>
注 |
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<set> および <axis_name> の値の詳細については、「クエリ軸の内容の指定 (MDX)」を参照してください。 |
<dim_props> 句によって、PROPERTIES キーワードを使用したディメンション、レベル、およびメンバー プロパティのクエリが実行可能になります。 <dim_props> 句の構文は次のとおりです。
<dim_props> ::= [DIMENSION] PROPERTIES <property> [,<property>...]
<property> 構文のブレークダウンは、クエリの対象となるプロパティに応じて変わります。
状況に依存する固有メンバー プロパティには、その前にディメンション名またはレベル名を指定する必要があります。 ただし、状況に依存しない固有メンバー プロパティはディメンション名やレベル名で修飾できません。 固有メンバー プロパティでの PROPERTIES キーワードの使用方法の詳細については、「固有メンバー プロパティ (MDX)」を参照してください。
ユーザー定義メンバー プロパティの前には、そのプロパティが存在しているレベルの名前を指定する必要があります。 ユーザー定義メンバー プロパティでの PROPERTIES キーワードの使用方法の詳細については、「ユーザー定義メンバー プロパティ (MDX)」を参照してください。