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LinRegPoint (MDX)

  • [アーティクル]

セットの線型回帰を計算し、x に特定の値を指定した場合の、回帰直線 y = ax + b の y-intercept の値を返します。

構文

LinRegPoint(Slice_Expression_x, Set_Expression, Numeric_Expression_y [ ,Numeric_Expression_x ] )

引数

  • Slice_Expression_x
    有効な数値式です。通常は、スライサー軸の値を表す数値を返すセル座標の多次元式 (MDX) 式です。

  • Set_Expression
    セットを返す有効な多次元式 (MDX) 式です。

  • Numeric_Expression_y
    有効な数値式です。通常は、Y 軸の値を表す数値を返すセル座標の多次元式 (MDX) 式です。

  • Numeric_Expression_x
    有効な数値式です。通常は、X 軸の値を表す数値を返すセル座標の多次元式 (MDX) 式です。

説明

最小ニ乗法による線型回帰では、回帰直線 (点の連続に最も適合する直線) の式を計算します。 回帰直線には以下の式があります (a は傾き、b は切片です)。

y = ax+b

LinRegPoint 関数は、指定されているセットを 2 番目の数値式に対して評価し、Y 軸の値を取得します。 次に、3 番目の数値式が指定されている場合は、指定されているセットをその式に対して評価し、X 軸の値を取得します。 3 番目の数値式が指定されていない場合は、指定されたセット内のセルの現在のコンテキストを X 軸の値として使用します。 X 軸の引数を指定しない方法は、時間ディメンションでよく使用されます。

線型回帰直線が計算された後、1 番目の数値式に対して回帰直線式の値が計算され、返されます。

注意注

LinRegPoint 関数は、空白セル、またはテキストを含むセルを無視します。 ただし、0 の値を持つセルは対象になります。

例

次の例では、売上数量と店舗売上の統計的関係に基づいて、過去 10 期間の予測売上数量を返しています。

LinRegPoint([Measures].[Unit Sales],LastPeriods(10),[Measures].[Unit Sales],[Measures].[Store Sales])

関連項目

参照

MDX 関数リファレンス (MDX)