FREEZE ステートメント (MDX)
指定されたサブキューブのセル値を現在の値にロックします。 セル値をロックしておくと、他のセルに変更が加えられても、ロックしたセルには影響しません。
構文
FREEZE Subcube_Expression
引数
- Subcube_Expression
サブキューブを返す有効な多次元式 (MDX) 式です。
説明
FREEZE ステートメントは、指定されているサブキューブのセル値をロックし、MDX スクリプト内の後続のステートメントによる後続の計算パスで値が変更されないようにします。
以下の例では、A と B は MDX 計算スクリプト内のサブキューブを表しています。
B = 2;
A = B;
B = 3
この時点では、A も B も 3 に等しくなっています。
ここで、Freeze 関数を挿入して A サブキューブ内のセルをロックします。
B = 2;
A = B;
FREEZE(A);
B = 3
A は 2 に、B は 3 に等しくなりました。