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レッスン 6: 計算列の作成

このレッスンでは、計算列を追加して、モデル内に新しいデータを作成します。 計算列は、モデル内の既存のデータに基づいて機能します。 詳細については、「計算列 (SSAS テーブル)」を参照してください。

このレッスンでは、3 つの異なるテーブル内に、5 つの新しい計算列を作成します。 手順は実習ごとに少しずつ異なります。 これは、新しい列を作成したり、それらの名前を変更したり、それらをテーブル内のさまざまな場所へ配置するのには、いくつかの方法があることを示すためです。

このレッスンの推定所要時間: 15 分

必要条件

このトピックはテーブル モデリング チュートリアルの一部であり、チュートリアルでの順番に従って実行する必要があります。 このレッスンの実習を行う前に、前のレッスン「レッスン 5: リレーションシップの作成」を完了している必要があります。

計算列の作成

Date テーブル内に Month Calendar 計算列を作成する

  1. SQL Server Data Tools で、[モデル] メニューをクリックし、[モデル ビュー] をポイントして、[データ ビュー] をクリックします。

    計算列は、モデル デザイナーのデータ ビューでのみ作成できます。

  2. モデル デザイナーで、[Date] テーブル (タブ) をクリックします。

  3. [Calendar Quarter] 列を右クリックし、[列の挿入] をクリックします。

    CalculatedColumn1 という新しい列が、Calendar Quarter 列の左側に挿入されます。

  4. テーブルの上にある数式バーに、以下の数式を入力します。 オートコンプリートを利用すると、列やテーブルの完全修飾名を簡単に入力できるだけでなく、使用可能な関数の一覧も表示できます。

    =RIGHT(" " & FORMAT([Month],"#0"), 2) & " - " & [Month Name]

    数式の入力が終了したら、Enter キーを押します。

    すべての行の計算列に値が入力されます。 テーブルを下にスクロールすると、この列の行が、各行のデータに基づいて、異なる値を保持できることがわかります。

    注意

    エラーが返された場合は、数式内の列名が、「レッスン 3: 列名の変更」で変更した列名と一致していることを確認してください。

  5. この列の名前を Month Calendar に変更します。

Month Calendar 計算列は、Month の並べ替え可能な名前を提供します。

Date テーブル内に Day of Week 計算列を作成する

  1. Date テーブルがアクティブな状態のままで、[列] メニューをクリックし、[列の追加] をクリックします。

    新しい列がテーブルの右端に追加されます。

  2. 数式バーで、次の数式を入力します。

    =RIGHT(" " & FORMAT([Day Number Of Week],"#0"), 2) & " - " & [Day Name]

    数式の入力が終了したら、Enter キーを押します。

  3. 列の名前を Day of Week に変更します。

  4. 列見出しをクリックし、列を Day Name 列と Day of Month 列の間にドラッグします。

    ヒントヒント

    テーブル内の列を移動することで、列が参照しやすくなります。

Day of Week 計算列では、曜日を表す、並べ替え可能な名前が提供されます。

Product テーブル内に Product Subcategory Name 計算列を作成する

  1. モデル デザイナーで、Product テーブルを選択します。

  2. テーブルの右端までスクロールします。 右端にある Add Column (斜体) という列の列見出しをクリックします。

  3. 数式バーで、次の数式を入力します。

    =RELATED('Product Subcategory'[Product Subcategory Name])

    数式の入力が終了したら、Enter キーを押します。

  4. 列の名前を Product Subcategory Name に変更します。

Product Subcategory Name 計算列は、Product テーブル内に、Product Subcategory テーブルの Product Subcategory Name 列のデータを含んだ階層を作成するために使用されます。 階層は、複数のテーブルにまたがって存在することはできません。 階層の作成は、この後のレッスン 7 で行います。

Product テーブル内に Product Category Name 計算列を作成する

  1. Product テーブルがアクティブな状態のままで、[列] メニューをクリックし、[列の追加] をクリックします。

  2. 数式バーで、次の数式を入力します。

    =RELATED('Product Category'[Product Category Name])

    数式の入力が終了したら、Enter キーを押します。

  3. 列の名前を Product Category Name に変更します。

Product Category Name 計算列は、Product テーブル内に、Product Category テーブルの Product Category Name 列のデータを含んだ階層を作成するために使用されます。 階層は、複数のテーブルにまたがって存在することはできません。

Internet Sales テーブル内に Margin 計算列を作成する

  1. モデル デザイナーで、[Internet Sales] テーブルを選択します。

  2. 新しい列を追加します。

  3. 数式バーで、次の数式を入力します。

    =[Sales Amount]-[Total Product Cost]

    数式の入力が終了したら、Enter キーを押します。

  4. 列の名前を Margin に変更します。

  5. 列を、Sales Amount 列と Tax Amt 列の間にドラッグします。

Margin 計算列は、各 (製品) 行の利益率を分析するために使用されます。

次の手順

このレッスンを続行するには、次のレッスン「レッスン 7: メジャーの作成」に進んでください。