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.dqs ファイルからのドメインのインポート

このトピックでは、Data Quality Services (DQS) で .dqs ファイルから既存のナレッジ ベースにドメインをインポートする方法について説明します。 .dqs データ ファイルは、Data Quality クライアント アプリケーションからドメインまたはナレッジ ベースをエクスポートすることによって作成されます。 .dqs データ ファイルは、表示できないように暗号化されています。

.dqs データ ファイルを使用してナレッジ ベースからドメインをエクスポートし、別のナレッジ ベースにインポートすることで、ナレッジの生成処理を簡略化し、時間と労力を節約します。 ドメインやそのナレッジを他のユーザーと共有でき、他のユーザーの時間を節約できます。 ドメインをインポートするときは、1 つの単一ドメインまたは 1 つの複合ドメイン (複数の単一ドメインで構成されるドメイン) をインポートできます。 単一ドメインについての .dqs ファイルには、ドメインのプロパティ、値、ルールのデータを含む、ドメインのすべてのデータが格納されています。ただし、マップされた参照データ情報は格納されません。 複合ドメインについての .dqs ファイルには、複合ドメインに含まれる単一ドメインのすべてのドメイン データと複合ドメインのプロパティ、値のリレーション、CD ルールを含む、複合ドメインのすべてのデータが格納されています。ただし、マップされた参照データ情報は格納されません。 発行済みのデータと発行されていないデータがインポートされます。

ドメインをインポートする際、ドメインの名前は、エクスポートした元のドメインの名前と同じになります。ただし、そのドメイン名が既に存在する場合は、名前に "_1" が追加されます。 これは、複合ドメインをインポートする際に、それに含まれる個々のドメインの名前が既存のドメインと同じだった場合も同様です。

このトピックの内容

  • 作業を開始する準備:

    前提条件

    セキュリティ

  • .dqs ファイルからのドメインのインポート

  • 補足情報: .dqs ファイルからドメインをインポートした後

作業を開始する準備

前提条件

ドメインを .dqs ファイルからインポートするには、1 つの単一ドメインまたは 1 つの複合ドメイン (複数の単一ドメインで構成されるドメイン) を .dqs ファイルにエクスポートしておく必要があります。 .dqs ファイルにはドメインが 1 つだけ含まれている必要があります。 また、ドメインをインポートするナレッジ ベースを作成して開いておく必要があります。

セキュリティ

権限

ドメインを .dqs データ ファイルからインポートするには、DQS_MAIN データベースの dqs_kb_editor ロールまたは dqs_administrator ロールが必要です。

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.dqs ファイルからのドメインのインポート

  1. Data Quality クライアントを開始します。詳細については、以下を参照してください。 Data Quality Client アプリケーションの実行.

  2. Data Quality クライアント のホーム画面で、ドメイン管理アクティビティ内のナレッジ ベースを開きます。

  3. [ドメインをデータ ファイルからインポートします] アイコンをクリックします。

  4. [データ ファイルからインポート] ダイアログ ボックスで、インポートするファイルを含むフォルダーに移動し、ファイル (DQS ファイル) を選択して [開く] をクリックします。

  5. [ドメインのインポート] ダイアログ ボックスで、[OK] をクリックします。

    注意

    インポート操作が成功するのは、インポートする .dqs ファイルに単一ドメインまたは複合ドメイン (複数の単一ドメインで構成されるドメイン) が 1 つだけ含まれている場合のみです。

  6. インポートしたドメインが [ドメイン] リストに表示されていることを確認します。 複合ドメインをインポートした場合は、複合ドメインとそれに含まれるすべての単一ドメインが [ドメイン] リストに表示されていることを確認します。

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補足情報: .dqs ファイルからドメインをインポートした後

.dqs ファイルからドメインをインポートした後、ドメインの内容に応じて、ナレッジをドメインに追加したり、ドメインをクレンジング プロジェクトや照合プロジェクトで使用したりすることができます。 詳細については、「ナレッジ検出の実行」、「ドメインの管理」、「複合ドメインの管理」、「照合ポリシーの作成」、「データ クレンジング」、または「データ照合」を参照してください。

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