PowerPivot for SharePoint の削除 (PowerPivot 構成ツール)
SharePoint ファームからの PowerPivot for SharePoint のアンインストールは、複数の手順から成るプロセスです。これには、ツールまたはスクリプトを使用して SharePoint から機能およびソリューションを削除した後、SQL Server セットアップを使用してローカル コンピューター上のプログラム ファイルおよびレジストリ設定を削除する操作が含まれます。
このトピックでは、PowerPivot 構成ツールを使用して機能およびソリューションを削除する方法について説明します。 機能とソリューションの削除は、ソフトウェアをアンインストールする広範なタスクの一部です。 機能およびソリューションの削除を実行する前に、「PowerPivot for SharePoint のアンインストール」を参照して、この手順の前後に実行する手順について理解してください。
ツールを使用するための要件
ツールを使用するには、ファーム管理者、Analysis Services インスタンスでのサーバー管理者、およびファームの構成データベースの db_owner である必要があります。
このツールは、PowerPivot for SharePoint の SQL Server 2012 インスタンスでのみ使用できます。 SQL Server 2008 R2 インストールでツールを使用しないでください。
SharePoint 2010 Administration Service が実行されていることを確認します。
PowerPivot 構成ツールを使用して機能およびソリューションを削除する
SQL Server 2012 セットアップを実行してプログラム ファイルをアンインストールする前に、PowerPivot 構成ツールを実行してファームから機能およびソリューションを削除できます。
[スタート] メニューの [すべてのプログラム] をポイントし、[ Microsoft SQL Server 2012 ] をクリックします。次に、[構成ツール] をクリックし、[PowerPivot 構成ツール] をクリックします。 このツールは、PowerPivot for SharePoint がローカル サーバーにインストールされている場合にのみ表示されることに注意してください。
[機能、サービス、アプリケーション、およびソリューションの削除] を選択し、[OK] をクリックします。
必要に応じて、ウィンドウを最大化します。 ウィンドウの下部に [検証]、[実行]、および [終了] の各コマンドを含むボタン バーが表示されます。
タスク一覧内の各アクションの機能を確認します。
[PowerPivot Service アプリケーションの削除] では、サービス アプリケーションに関連付けられたアプリケーション データを削除することを選択できます。 アプリケーション データは、データ更新スケジュール、データベース インスタンス情報、使用状況データ、PowerPivot for SharePoint によって使用されるその他のデータを格納するためにサービス アプリケーションを使って作成された SQL Server データベースです。 PowerPivot ブックなどのユーザー ファイルは格納されません。 (たとえば、データ更新またはデータ アクセスに関連するデータ保持ポリシーに従うなど) アプリケーション データを保持する特定の理由がある場合を除き、SharePoint ユーザーによって作成または保存されたファイルを削除することなく、アプリケーション データベースを削除できます。
データベースを削除するには、[PowerPivot Service アプリケーションの削除] を選択し、[このサービス アプリケーションに関連付けられているアプリケーション データを削除します] を選択します。
必要に応じて、[出力] タブまたは [スクリプト] タブの詳細情報を確認します。
[出力] タブには、ツールによって実行されるアクションの概要が示されます。 この情報は、C:\Program Files\Microsoft SQL Server\110\Tools\PowerPivotTools\ConfigurationTool\Log のログ ファイルに保存されます。
[スクリプト] タブには、PowerShell コマンドレットや、ツールが実行する PowerShell スクリプト ファイルが表示されます。
[検証] をクリックして、それぞれのアクションが有効かどうかを確認します。 [検証] が使用不可能な場合、システムにおいてすべてのアクションが有効であることを意味します。
[実行] をクリックして、このタスクで有効なすべてのアクションを実行します。 [実行] は、検証チェックに合格した後でのみ使用可能になります。 [実行] をクリックすると、アクションがバッチ モードで処理されることを示す次の警告が表示されます: "ツールで有効としてフラグが立てられている構成設定はすべて SharePoint ファームに適用されます。 続行しますか?"
[はい] をクリックして続行します。
機能およびソリューションを削除した後は、「PowerPivot for SharePoint のアンインストール」に説明されている残りの手順を実行します。
エラーのトラブルシューティング
エラーが発生してタスクが完了しないことがあります。 各アクションのパラメーター ペインには、エラー情報が表示されます。
ソリューションの配置または取り消しに関連する問題に対しては、SharePoint 2010 Administrator サービスが開始されていることを確認します。 このサービスは、ファームの構成の変更をトリガーするタイマー ジョブを実行します。 サービスが実行されていない場合、ソリューションの配置または取り消しは失敗します。 永続的なエラーは、既存の配置または取り消しジョブが既にキューに格納されていて、構成ツールの他のアクションがブロックされていることを示します。
既にキューに入っている配置または取り消しジョブを見つけて削除するには、次の操作を行います。
SharePoint 2010 管理シェルを管理者として起動し、次のコマンドを実行してキュー内のジョブを表示します。
Stsadm –o enumdeployments
既存の配置について、[種類] が "取り消し" または "展開" であり、[ファイル] が powerpivotwebapp.wsp または powerpivotfarm.wsp であることを確認します。
PowerPivot ソリューションに関連する配置または取り消しの場合、JobId の GUID 値をコピーし、次のコマンドに貼り付けます (シェルの [編集] メニューの [マーク]、[コピー]、および [貼り付け] を使用して GUID をコピーします)。
Stsadm –o canceldeployment –id “<GUID>”
構成ツールで [検証] に続けて [実行] をクリックして、タスクを再試行します。
他のエラーについては、ULS ログを確認します。 詳細については、「SharePoint ログ ファイルと診断ログの構成と表示 (PowerPivot for SharePoint)」を参照してください。