リレーションシップの表示および編集
PowerPivot ウィンドウの [デザイン] タブには、ブックで定義されたテーブルのリレーションシップを表示および管理するためのツールが用意されています。PowerPivot for Excel でリレーションシップがどのように使用されるかについては、「リレーションシップの概要」を参照してください。
注 |
---|
Windows Vista および Windows 7 では、PowerPivot ウィンドウの機能をリボンから実行できます。このトピックではその手順について説明しています。 Windows XP では、同じ機能を一連のメニューから実行できます。 Windows XP を使用している場合、メニュー コマンドとリボン コマンドの対応については、「Windows XP の PowerPivot UI」を参照してください。 |
既存のリレーションシップの表示と編集
[PowerPivot] ウィンドウで [デザイン] タブをクリックし、[リレーションシップ] グループにある [リレーションシップの管理] をクリックします。
リレーションシップを変更する場合は、[リレーションシップの管理] ダイアログ ボックスで、次の手順を実行します。
リレーションシップを選択し、[編集] をクリックします。
[リレーションシップの編集] ダイアログ ボックスで、リレーションシップで使用するテーブルまたは列を変更し、[OK] をクリックします。
[リレーションシップの管理] ダイアログ ボックスで、[閉じる] をクリックします。
ダイアグラム ビューでのアクティブなリレーションシップの変更
複数のリレーションシップがあるテーブルをインポートした場合、または 2 つのテーブル間に複数のリレーションシップを手動で作成した場合、1 つのリレーションシップを、既定でナビゲーションおよび計算に使用されるアクティブなリレーションシップとして指定する必要があります。 残りのリレーションシップは、非アクティブなリレーションシップとしてモデルに存在します。 非アクティブなリレーションシップは DAX 計算で使用できます。 また、非アクティブなリレーションシップをアクティブなリレーションシップに昇格させることができます。
ダイアグラム ビューで、アクティブなリレーションシップと非アクティブなリレーションシップがあるテーブルを検索します。 非アクティブなリレーションシップは点線で表されます (リレーションシップは、2 つの列の間に間接的なリレーションシップが既に存在する場合に非アクティブになります)。
アクティブなリレーションシップの線 (点線でないもの) をクリックして選択します。 線を右クリックし、選択されたリンクを右クリックします。 [非アクティブとしてマーク] をクリックします。
2 つのテーブルの間の点線をポイントします。
点線を右クリックし、[アクティブとしてマーク] をクリックします。 コンテキスト メニューからリレーションシップを削除および編集することもできます。
リレーションシップの編集に関する注意点
リレーションシップを編集する場合は、次の点に注意してください。
テーブルの各ペアの間に作成できるアクティブなリレーションシップは 1 つだけです。 2 つのテーブルを複数の方法で関連付けることができる場合、1 つのリレーションシップがアクティブなリレーションシップになります。 その他のリレーションシップは、データ モデルで維持されますが、非アクティブであることを示すフラグが設定されます。
アクティブなリレーションシップは、既定で DAX 計算およびピボット レポートのナビゲーションで使用されます。 非アクティブなリレーションシップは、USERELATIONSHIP 関数を通じて DAX 計算で使用できます。 詳細については、「USERELATIONSHIP 関数 (DAX)」および「2 つのテーブル間の複数のリレーションシップの操作」を参照してください。
[関連する参照列] のデータ値は一意である必要があります。 つまり、参照列に重複値を格納することはできません。
各テーブルには、各行を一意に識別する列を 1 つ含める必要があります。
[列] と [関連する参照列] のデータ型は互換性がとれている必要があります。 データ型の詳細については、「PowerPivot ブックでサポートされているデータ型」を参照してください。
すべての要件の一覧については、「リレーションシップの概要」の「リレーションシップの要件」を参照してください。