RAND 関数
均等に分散した 0 以上 1 未満の乱数を返します。 返される数値は、この関数を含んでいるセルが再計算されるたびに変わります。
構文
RAND()
戻り値
10 進数。
説明
PowerPivot ブックでの再計算は、ブックの再計算モードが [手動] と [自動] のどちらに設定されているか、データが更新されているかどうかなど、さまざまな要因に依存しています。 この点は、Microsoft Excel とは異なります。Microsoft Excel では、再計算をオフにすることで、RAND によって新しい乱数が生成されるタイミングを制御できます。
詳細については、「PowerPivot でデータを更新する各種の方法」および「数式の再計算」を参照してください。
固定値を持たない RAND などの揮発性の関数は、常に再計算されるとは限りません。 たとえば、通常は、クエリやフィルター処理の実行によってこのような関数が再評価されることはありません。 ただし、このような関数の結果は、列全体が再計算されたときに再計算されます。 こうした状況としては、外部データ ソースを更新する場合や、手動でデータを編集する場合などがあります。このとき、これらの関数を含んでいる数式が再評価されます。
さらに、RAND 関数は、メジャーの定義で使用されている場合は常に再計算されます。
また、ゼロ除算などのエラーを防ぐために、このようなコンテキストで RAND 関数が結果としてゼロを返すことはできません。
この DAX 関数は DirectQuery モードでは使用できません。 DirectQuery モデルの制限の詳細については、https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=219172 を参照してください。
使用例
2 つの数値の範囲内でランダムな実数を生成するには、次のような数式を使用できます。
= RAND()*(int1-int2)+int1