LEFT 関数
テキスト文字列の先頭から指定された数の文字を返します。
構文
LEFT(<text>, <num_chars>)
パラメーター
項目 |
定義 |
---|---|
text |
抽出する文字が含まれるテキスト文字列、またはテキストが格納されている列への参照。 |
num_chars |
(省略可能) LEFT が抽出する文字数。省略した場合は 1。 |
プロパティ値/戻り値
テキスト文字列。
説明
Microsoft Excel には、1 バイト文字言語と 2 バイト文字言語のテキストを操作するための異なる関数が含まれていますが、DAX では Unicode を使用してすべての文字を同じ長さで格納するため、1 つの関数で十分です。
この DAX 関数は、配置済みのモデルで使用し、DirectQuery モードでクエリを実行した場合には、異なる結果を返すことがあります。 DirectQuery モードのセマンティックの相違点の詳細については、https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=219171 を参照してください。
使用例
次の例では、[ResellerName] 列の会社名の最初の 5 文字と、[GeographyKey] 列の地理コードの最初の 5 文字を返し、これらを連結して識別子を作成します。
=CONCATENATE(LEFT('Reseller'[ResellerName],LEFT(GeographyKey,3))
num_chars 引数の数値が使用できる文字数より大きい場合、関数はエラーを表示せず、使用できるすべての文字を返します。 たとえば、[GeographyKey] 列には 1、12、311 などの数値が含まれているため、結果も可変長です。