式を使用したインジケーターのサイズの指定 (レポート ビルダーおよび SSRS)
インジケーターは、色、方向、形状のほか、サイズを変更して、視覚的効果を高めることができます。
インジケーターには、IndicatorStates という名前のインジケーターの状態のコレクションがあります。 一般に、IndicatorStates コレクションには複数の状態があります。 各状態は、コレクションのメンバーであり、アイコンで表示されます。 各状態をまとめて IndicatorsStates コレクションが構成されます。
アイコンのサイズを動的に構成するには、レポート ビルダーのプロパティ ペインにある IndicatorsStates コレクションのメンバーのプロパティを設定します。 プロパティ ペインが表示されていない場合は、[表示] タブをクリックし、[プロパティ] をクリックします。
注 |
---|
SQL Server データ ツール (SSDT) では、[プロパティ] ウィンドウを使用して、メンバーのプロパティを設定します。 [プロパティ] ウィンドウが開いていない場合は、F4 キーを押します。 |
プロパティ ペインでは、インジケーターの IndicatorStates コレクションのプロパティにアクセスできます。 アイコンを異なるサイズになるように構成するには、式を使用して IndicatorStates コレクション メンバーの ScaleFactor プロパティを設定します。 詳細については、「式 (レポート ビルダーおよび SSRS)」を参照してください。
この手順で使用する式は、インジケーター (レポート ビルダーおよび SSRS) に示すように、異なるサイズのインジケーターを持つレポートの生成にも使用されます。
注 |
---|
SQL Server データ ツールのレポート ビルダーまたはレポート デザイナーを使用して、レポート定義 (.rdl) を作成および変更できます。これらの作成環境では、レポートおよび関連アイテムの作成方法、開く方法、および保存方法が異なります。詳細については、microsoft.com Web サイトの「レポート デザイナーおよびレポート ビルダーを使用したレポートのデザイン (SSRS)」を参照してください。 |
式を使用してインジケーターのアイコン サイズを指定するには
変更するインジケーターをクリックします。
プロパティ ペインで、IndicatorStates プロパティを探します。
プロパティ ペインがカテゴリごとに整理されている場合は、[状態] カテゴリ内に IndicatorStates があります。
IndicatorStates の横にある参照ボタン ([...]) をクリックします。 [インジケーターの状態コレクション エディター] ダイアログ ボックスが開きます。
コレクションのメンバーをすべて選択します。
[プロパティの複数選択] の一覧で、ScaleFactor の横にある下矢印をクリックし、[式] をクリックします。
[式] ダイアログ ボックスで、式を作成します。
次のサンプル式では、SalesYTD フィールドの値に基づいて、アイコンのサイズが異なります。
=IIF(Fields!SalesYTD.value = 0,0,Fields!SalesYTD.value/Max(Fields!SalesYTD.value,"Indicator"))
詳細については、「式の例 (レポート ビルダーおよび SSRS)」を参照してください。
[OK] をクリックします。
[OK] をクリックします。