マップまたはマップ レイヤーの追加、変更、または削除 (レポート ビルダーおよび SSRS)
マップは、レイヤーのコレクションです。 マップをレポートに追加する場合は、先にレイヤーを定義します。 追加のレイヤーを作成するには、マップ レイヤー ウィザードを実行します。
レイヤーの追加/削除、またはレイヤーのオプションを変更する一番簡単な方法は、マップ レイヤー ウィザードを使用する方法です。 マップ ペインから手動でオプションを変更することもできます。 マップ ペインを表示するには、レポート デザイン画面のマップ内をクリックします。 次の図に、このペインの一部を示します。
マップ レイヤーは、マップ ペインに表示されるとおりに、背面から前面の順に描画されます。 上の図では、タイル レイヤーが最初に描画され、多角形レイヤーが最後に描画されます。 先に描画されたレイヤー上のマップ要素は、後から描画されるレイヤーによって隠されてしまう場合があります。 マップ ペインのツール バーにある方向キーを使用すると、レイヤーの順序を変更できます。 レイヤーの表示/非表示を切り替えるには、表示アイコンをクリックします。 レイヤーの透明度を変更するには、[レイヤー データのプロパティ] ダイアログ ボックスの [表示] ページを使用します。
次の表では、マップ ペインのツール バー アイコンについて説明します。
記号 |
説明 |
機能 |
---|---|---|
マップ レイヤー ウィザード |
ウィザードを使用してレイヤーを追加するには、[レイヤーの新規作成ウィザード] をクリックします。 |
|
レイヤーの追加 |
レイヤーを手動で追加するには、[レイヤーの追加] をクリックし、追加するマップ レイヤーの種類をクリックします。 |
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多角形レイヤー |
多角形座標のセットに基づく領域または形状を表示するマップ レイヤーを追加します。 |
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線レイヤー |
線座標のセットに基づくパスまたはルートを表示するマップ レイヤーを追加します。 |
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ポイント レイヤー |
ポイント座標のセットに基づく場所を表示するマップ レイヤーを追加します。 |
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タイル レイヤー |
ビューポートによって定義された現在のマップ ビュー領域に対応する Bing のマップ タイルを表示するマップ レイヤーを追加します。 |
マップ ペインの一番下にはマップ ビュー領域があります。 マップの中心またはズーム オプションを変更するには、方向キーを使用してビューの中心を調整し、スライダーを使用してズーム レベルを調整します。
レイヤーの詳細については、「マップ (レポート ビルダーおよび SSRS)」を参照してください。
注 |
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SQL Server データ ツールのレポート ビルダーまたはレポート デザイナーを使用して、レポート定義 (.rdl) を作成および変更できます。これらの作成環境では、レポートおよび関連アイテムの作成方法、開く方法、および保存方法が異なります。詳細については、microsoft.com Web サイトの「レポート デザイナーおよびレポート ビルダーを使用したレポートのデザイン (SSRS)」を参照してください。 |
この記事の内容
レイヤー ウィザードを使用してレイヤーを追加するには
レイヤー ウィザードを使用してレイヤーのオプションを変更するには
マップ ペインのツール バーを使用してポイント レイヤー、線レイヤー、または多角形レイヤーを追加するには
レイヤーの分析データをフィルター処理するには
ポイント レイヤーまたは多角形の中心点のポイント プロパティを制御するには
空間データのソースとして埋め込みデータを指定するには
空間データのソースとして ESRI シェープファイルを指定するには
空間データのソースとしてレポート データセット フィールドを指定するには
タイル レイヤーを追加するには
レイヤーの描画順を変更するには
多角形レイヤー、線レイヤー、またはポイント レイヤーの透明度を変更するには
タイル レイヤーの透明度を変更するには
タイル レイヤーにセキュリティで保護された接続を指定するには
タイル用の言語を指定するには
マップ レイヤー ウィザードを使用してレイヤーを追加するには
リボンで [挿入] メニューの [マップ] をクリックしてから、[マップ ウィザード] をクリックします。このウィザードを使用すると、既存のマップにレイヤーを追加できます。 マップ ウィザードとマップ レイヤー ウィザードに含まれるページはほとんど同じです。
詳細については、「マップ ウィザードおよびマップ レイヤー ウィザードのページ (レポート ビルダーおよび SSRS)」を参照してください。
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マップ レイヤー ウィザードを使用してレイヤーのオプションを変更するには
マップ レイヤー ウィザードを実行します。 このウィザードを使用すると、マップ レイヤー ウィザードを使用して作成したレイヤーのオプションを変更できます。 マップ ペインでレイヤーを右クリックし、ツール バーの [レイヤー ウィザード] ボタンをクリックします ()。
詳細については、「マップ ウィザードおよびマップ レイヤー ウィザードのページ (レポート ビルダーおよび SSRS)」を参照してください。
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マップ ペインのツール バーを使用してポイント レイヤー、線レイヤー、または多角形レイヤーを追加するには
マップ ペインが表示されるまでマップをクリックします。
ツール バーの [レイヤーの追加] をクリックします。ドロップダウン リストで、追加するレイヤーの種類 ([ポイント]、[線]、または [多角形]) をクリックします。
注 マップ レイヤーを追加してから手動で構成することもできますが、新規レイヤーの追加にはマップ レイヤー ウィザードを使用することをお勧めします。 マップ ペインのツール バーからこのウィザードを起動するには、[レイヤー ウィザード] ボタンをクリックします ()。
レイヤーを右クリックし、[レイヤー データ] をクリックします。
[空間データのソース] で、空間データのソースを選択します。 オプションは、選択した内容によって異なります。
レポートの分析データをこのレイヤー上に視覚化するには、次の操作を行います。
[分析データ] をクリックします。
[分析データセット] で、分析データと空間データの間にリレーションシップを構築するための分析データと対応フィールドを含んでいるデータセットの名前をクリックします。
[追加] をクリックします。
空間データセットの対応フィールドの名前を入力します。
分析データセットの対応フィールドの名前を入力します。
空間データと分析データをリンクする方法の詳細については、「マップまたはマップ レイヤーのデータと表示のカスタマイズ (レポート ビルダーおよび SSRS)」を参照してください。
[OK] をクリックします。
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レイヤーの分析データをフィルター処理するには
マップ ペインが表示されるまでマップをクリックします。
マップ ペインでレイヤーを右クリックして、[レイヤー データ] をクリックします。
[フィルター] をクリックします。
マップ表示で使用される分析データを制限するフィルター式を定義します。 詳細については、「フィルター式の例 (レポート ビルダーおよび SSRS)」を参照してください。
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ポイント レイヤーまたは多角形の中心点のポイント プロパティを制御するには
[マップ ポイントのプロパティ] ダイアログ ボックスの [全般] を選択すると、次のマップ要素のラベル、ツールヒント、およびマーカーの種類に関するオプションを変更できます。
ポイント レイヤー上のすべての動的ポイントまたは埋め込みポイント。 ポイントの色ルール、サイズ ルール、およびマーカーの種類ルールは、これらのオプションをオーバーライドします。 特定の埋め込みポイントのオプションをオーバーライドするには、[マーカー] ([マップの埋め込みポイントのプロパティ] ダイアログ ボックス) ページを使用します。
多角形レイヤー上のすべての動的多角形または埋め込み多角形の中心点。 中心点の色ルール、サイズ ルール、およびマーカーの種類ルールは、これらのオプションをオーバーライドします。 特定の中心点のオプションをオーバーライドするには、[マーカー] ([マップの埋め込みポイントのプロパティ] ダイアログ ボックス) ページを使用します。
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空間データのソースとして埋め込みデータを指定するには
マップ ペインが表示されるまでマップをクリックします。
レイヤーを右クリックし、[レイヤー データ] をクリックします。
[空間データのソース] で、[レポートに埋め込まれたデータ] を選択します。
マップ要素を既存のレポートから読み込む場合、または ESRI ファイルに基づいてマップ要素を作成する場合は、[参照] をクリックし、ファイルをポイントして、[開く] をクリックします。 マップ要素が現在のレポート定義に埋め込まれます。 ポイントする空間データは、レイヤーの種類に対応する必要があります。 たとえば、ポイント レイヤーの場合は、ポイント座標のセットを指定する空間データをポイントする必要があります。
[空間フィールド] で、空間データが格納されているフィールドの名前を入力します。 場合によっては、空間データのソースに対してこの名前を参照する必要があります。
注 フィールドの名前がわからず ESRI シェープファイルを参照した場合は、このオプションの代わりに [ESRI シェープファイルにリンク] オプションを使用します。
[OK] をクリックします。
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空間データのソースとして ESRI シェープファイルを指定するには
マップ ペインが表示されるまでマップをクリックします。
レイヤーを右クリックし、[レイヤー データ] をクリックします。
[空間データのソース] で、[ESRI シェープファイルにリンク] を選択します。
[ファイル名] に ESRI シェープファイルの場所を入力するか、[参照] をクリックし、ESRI シェープファイルを選択します。
注 シェープファイルがローカル コンピューター上に格納されている場合、空間データはレポート定義に埋め込まれます。 レポートの処理時にデータが動的に取得されるようにするには、ESRI シェープファイル (.shp) およびサポート ファイル (.dbf) をレポート サーバーにアップロードする必要があります。 詳細については、Reporting Services のドキュメント (SQL Server オンライン ブック) の「ファイルまたはレポートをアップロードする方法 (レポート マネージャー)」を参照してください。
[OK] をクリックします。
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空間データのソースとしてレポート データセット フィールドを指定するには
マップ ペインが表示されるまでマップをクリックします。
レイヤーを右クリックし、[レイヤー データ] をクリックします。
[空間データのソース] で、[データセットの空間フィールド] を選択します。
[データセット名] で、目的の空間データが格納されているレポート内のデータセットの名前をクリックします。
[空間フィールド名] で、空間データが格納されているデータセット内のフィールドの名前をクリックします。
[OK] をクリックします。
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タイル レイヤーを追加するには
マップ ペインが表示されるまでマップをクリックします。
ツール バーの [レイヤーの追加] をクリックします。ドロップダウン リストで、[タイル レイヤー] をクリックします。
注 レポート内での Bing のマップ タイルの使用については、「追加使用条件」および「プライバシーに関する声明」を参照してください。
マップ ペイン内でタイル レイヤーを右クリックし、[タイルのプロパティ] をクリックします。
[タイルのオプション] で、タイル スタイルを選択します。 Bing のマップ タイルが使用可能である場合は、選択したスタイルでデザイン画面上のレイヤーが更新されます。
注 マップまたはマップ レイヤー ウィザード内で多角形レイヤー、線レイヤー、またはポイント レイヤーを追加するときに、タイル レイヤーを追加することもできます。 [空間データとマップ ビューのオプションを選択] ページで、[このマップ ビューに Bing Maps の背景を追加する] を選択します。
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レイヤーの描画順を変更するには
マップ ペインが表示されるまでマップをクリックします。
マップ ペイン内のレイヤーをクリックして選択します。
マップ ペインのツール バーの上矢印または下矢印をクリックし、各レイヤーの描画順を変更します。
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多角形レイヤー、線レイヤー、またはポイント レイヤーの透明度を変更するには
マップ ペインが表示されるまでマップをクリックします。
レイヤーを右クリックし、[レイヤー データ] をクリックします。
[表示] をクリックします。
[透明度オプション] で、透明度を表す値 (たとえば、「40」) を入力します。 透明度が 0% の場合、レイヤーは不透明になります。 透明度が 100% の場合、レポート内にレイヤーは表示されません。
[OK] をクリックします。
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タイル レイヤーの透明度を変更するには
マップ ペインが表示されるまでマップをクリックします。
レイヤーを右クリックし、[タイルのプロパティ] をクリックします。
[表示] をクリックします。
[透明度オプション] で、透明度を表す値 (たとえば、「40」) を入力します。
[OK] をクリックします。
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タイル レイヤーにセキュリティで保護された接続を指定するには
マップ ペインが表示されるまでマップをクリックします。
マップ ペイン内のタイル レイヤーをクリックして選択します。 プロパティ ペインにタイル レイヤーのプロパティが表示されます。
プロパティ ペインで、UseSecureConnection を True に設定します。
Bing Maps Web サービスの接続は、HTTP SSL (Secure Sockets Layer) サービスを使用してこのレイヤーの Bing マップ タイルを取得します。
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タイル ラベルの言語を指定するには
既定では、ラベルを表示するタイル スタイルには、レポート ビルダー用に既定ロケールとして指定されている言語が使用されます。 次の方法でタイル ラベルの言語設定をカスタマイズできます。
ビューポートの外でマップをクリックして選択します。 プロパティ ペインで、TileLanguage プロパティに対してドロップダウン リストからカルチャ値を選択します。
レポートの背景をクリックしてそのレポートを選択します。 プロパティ ペインで、Language プロパティに対してドロップダウン リストからカルチャ値を選択します。
タイル ラベルの言語設定の優先順位は、レポート プロパティ Language、レポート ビルダーの既定ロケール、マップ プロパティ TileLanguage の順です。
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ビューポートのズーム レベルに基づいてレイヤーを条件付きで非表示にするには
[表示] オプションを設定すると、マップ レイヤーの表示を制御できます。
マップ レイヤー ペインで、レイヤーを右クリックして選択し、[マップ レイヤー] ツール バーの [プロパティ] をクリックして [マップ レイヤーのプロパティ] を開きます。
[Visibility] をクリックします。
[レイヤーの表示] で、[ズーム値を基に表示/非表示を切り替える] を選択します。
レイヤーを表示するときのズームの最小値と最大値を入力します。
省略可。 透明度の値を入力します。
条件付きでレイヤーを非表示にすることもできます。 詳細については、「アイテムを非表示にする (レポート ビルダーおよび SSRS)」を参照してください。
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