複数の値を持つパラメーターのレポートへの追加
ユーザーがパラメーター値として複数の値を選択できるパラメーターをレポートに追加できます。 複数の値を持つパラメーターを使用してテーブル データをフィルター処理することもできます。
レポート URL に複数のパラメーター値を含めてレポートに渡すことができます。 複数の値を持つパラメーターを含む URL の例は、「URL 内でレポート パラメーターを渡す」を参照してください。
複数のパラメーター値をストアド プロシージャに渡す方法については、mssqltips.com の「SSRS レポートでの複数選択パラメーターの操作」を参照してください。
複数の値を持つパラメーターを追加するには
レポート ビルダーで、複数の値を持つパラメーターを追加するレポートを開きます。
レポート データセットを右クリックし、[データセットのプロパティ] をクリックします。
[クエリ] ボックスでクエリ テキストを編集するか、クエリ デザイナーを使用してフィルターを追加することで、データセット クエリに変数を追加します。 詳細については、「リレーショナル クエリ デザイナーでのクエリの作成 (レポート ビルダーおよび SSRS)」を参照してください。
重要 クエリ テキストには、クエリ変数の DECLARE ステートメントを含めないでください。
重要 クエリ変数のテキストには、次の例のように、IN 演算子を含める必要があります。
WHERE Production.ProductInventory.ProductID IN (@ProductID)
重要 上で示したのとは違って変数をかっこで囲まなかった場合、レポートは出力されず、"スカラー変数を宣言してください" という趣旨のエラーが表示されます。
埋め込みデータセットまたは共有データセットのデータセット パラメーターは、クエリ変数に対して自動的に作成されます。 レポート パラメーターは、データセット パラメーターに対して自動的に作成されます。
レポート データ ペインで [パラメーター] ノードを展開し、データセット パラメーターに対して自動的に生成されたレポート パラメーターを右クリックして、[パラメーターのプロパティ] をクリックします。
[全般] タブで、[複数の値を許可] を選択して、パラメーターに複数の値を選択できるようにします。
(省略可能) [使用できる値] タブで、ユーザーに対して表示する使用可能な値の一覧を指定します。
使用可能な値の一覧を使用すると、ユーザーがパラメーターに選択できる値が有効な値のみに制限されます。 値が複数ある場合は、一覧の先頭に [すべて選択] という項目が用意されるため、ユーザーは 1 回のクリックですべての値を選択またはクリアできます。 レポート パラメーターで使用できる値をデータセット クエリから取得する場合は、同じレポート パラメーターに関連付けられているクエリ変数を含まないデータセットを選択してください。
詳細については、「レポート パラメーターの値の追加、変更、または削除 (レポート ビルダーおよび SSRS)」を参照してください。
複数の値を持つパラメーターを使用してテーブル データをフィルター処理するには
テーブルをクリックし、テーブルの端を右クリックして、[Tablix のプロパティ] をクリックします。
[Tablix のプロパティ] ダイアログ ボックスで、右側のペインの [フィルター] をクリックし、[追加] をクリックします。
[式] ボックスの一覧で、フィルター処理するフィールドをクリックします。
[演算子] ボックスの一覧で、[In] 演算子をクリックします。
[値] ボックスに次のようにパラメーターを入力して、[OK] をクリックします。
[@myParameter]