次の方法で共有


SAP NetWeaver BI の接続の種類 (SSRS)

SAP NetWeaver® Business Intelligence の外部データ ソースのデータをレポートに含めるには、種類が SAP NetWeaver Business Intelligence のレポート データ ソースに基づいたデータセットが必要です。 このビルトイン データ ソースの種類は、Microsoft .NET Framework Data Provider 1.0 for SAP NetWeaver Business Intelligence のデータ拡張機能に基づいています。

このデータ拡張機能を使用すると、SAP NetWeaver Business Intelligence の外部データ ソースで定義された InfoCube、MultiProvider (仮想 InfoCube)、および Web 対応クエリから多次元データを取得できます。

このトピックの情報を使用して、データ ソースを構築してください。 手順の詳細については、「データ接続またはデータ ソースの追加および確認 (レポート ビルダーおよび SSRS)」を参照してください。

この記事の内容

サポートされるバージョン

接続文字列

[資格情報]

クエリ

拡張フィールド プロパティ

解説

操作方法に関するトピック

関連項目

サポートされるバージョン

データ プロバイダーが SAP BW 3.5 および 7.0 用に開発され、テスト済みです。

  • SAP BW 3.5 および 7.0 用のサポート パッケージ 20

Windows 統合認証のため、以下のシステム用にプロバイダーが開発され、テスト済みです。

  • SAP Portals 6.40 サポート パッケージ 20

  • SAP Portals 7.0 サポート パッケージ 11

  • SAP Duet 1.0

接続文字列

データ ソースに接続するために使用する接続情報および資格情報については、データベース管理者に問い合わせてください。 次の接続文字列では、8000 番ポートを使用してサーバー上の SAP NetWeaver Business Intelligence データ ソースを指定し、SOAP を使用してインターネット経由の XML for Analysis Services (XMLA) を指定しています。

DataSource=http://mySAPNetWeaverBIServer:8000/sap/bw/xml/soap/xmla

接続文字列のその他の例については、「レポート ビルダーでのデータ接続、データ ソース、および接続文字列」を参照してください。

[トップに戻る] リンクで使用される矢印アイコントップに戻る

[資格情報]

クエリの実行、ローカルでのレポートのプレビュー、およびレポート サーバーからのレポートのプレビューには、資格情報が必要です。

レポートをパブリッシュした後、レポートをレポート サーバーで実行するときに、データを取得するための権限が有効であるように、データ ソースの資格情報を変更することが必要になる場合があります。

詳細については、「データ接続、データ ソース、および接続文字列 (SSRS)」または「レポート ビルダーでの資格情報の指定」を参照してください。

[トップに戻る] リンクで使用される矢印アイコントップに戻る

クエリ

グラフィカル クエリ デザイナーのデザイン モードまたはクエリ モードを使用すると、データ ソース上の基になるデータ構造を参照しながら、多次元式 (MDX) クエリを作成できます。 デザイン時には、クエリ デザイナーから対話的にクエリを実行して結果を確認することができます。 作成したクエリによって、データセットのフィールドが定義されます。 実行時には、データ ソースから実際のデータが返されます。 グラフィカル クエリ デザイナーでは、次の操作を実行できます。

  • デザイン モードでは、ディメンション、メンバー、メンバーのプロパティ、主要データなどを、データ ソースからデータ ペインにドラッグして、多次元式 (MDX) クエリを作成できます。 計算されるメンバー ペインから、計算されるメンバーをデータ ペインにドラッグして、追加のデータセット フィールドを定義できます。

  • クエリ モードでは、ディメンション、メンバー、メンバーのプロパティ、主要データなどをクエリ ペインにドラッグするか、MDX テキストを直接クエリ ペインに入力できます。 計算されるメンバー ペインから、計算されるメンバーをデータ ペインにドラッグして、追加のデータセット フィールドを定義できます。

クエリを作成すると、クエリ デザイナーは MDX クエリに既定のプロパティを自動的に追加します。 既定のプロパティ以外のプロパティを含めるには、MDX クエリを手動で変更する必要があります。

このクエリ デザイナーを使った作業の詳細については、「SAP NetWeaver BI Query Designer のユーザー インターフェイス (レポート ビルダー)」を参照してください。

[トップに戻る] リンクで使用される矢印アイコントップに戻る

拡張フィールド プロパティ

SAP NetWeaver Business Intelligence データ ソースは、拡張フィールド プロパティをサポートしています。 拡張フィールド プロパティは、Value と IsMissing に追加する形で、データ処理拡張機能によってデータセットのフィールドに定義されるプロパティです。 拡張プロパティには、定義済みプロパティとカスタム プロパティがあります。 定義済みのプロパティは、複数のデータ ソースに共通のプロパティです。 カスタム プロパティは、各データ ソースの固有のプロパティです。

フィールド プロパティの操作

拡張フィールド プロパティは、レポート レイアウトにドラッグすることのできるアイテムとしてレポート データ ペインには表示されません。 その代わりに、このプロパティの親フィールドをレポートにドラッグすることによって、既定のプロパティである Value を必要なプロパティに変更することが可能です。 たとえば、MDX クエリ デザイナーで、メタデータ ペインからクエリ ペインにレベルをドロップすることによって Calendar Year/Month Level 01 というフィールド名を作成した場合、カスタムの拡張プロパティ Long Name を式の中で参照するには、次の構文を使用します。

=Fields!Calendar_Year_Month_Level_01("Long Name")

メタデータ ペインでフィールドにカーソルを合わせると、拡張フィールド プロパティの名前がツールヒントに表示されます。 基になるデータを探索するときに使用できるクエリ デザイナーの詳細については、「SAP NetWeaver BI Query Designer のユーザー インターフェイス」を参照してください。

注意

拡張フィールド プロパティに対応する値が存在するのは、レポートを実行して対応するデータセットのデータを取得する際に、データ ソースによって値が提供された場合のみです。 その場合、以下に示す構文を使用して、すべての式からこれらの Field プロパティ値を参照できます。 ただし、これらのフィールドはこのデータ プロバイダーに固有であり、レポート定義言語には含まれないため、これらの値に加えた変更はレポート定義には保存されません。

定義済みの拡張プロパティを式の中で参照するには、次のいずれかの構文を使用します。

  • Fields!FieldName.PropertyName

  • Fields!FieldName("PropertyName")

カスタム拡張プロパティを式の中で参照するには、次の構文を使用します。

  • Fields!FieldName("PropertyName")

[トップに戻る] リンクで使用される矢印アイコントップに戻る

定義済みフィールド プロパティ

次の表に、SAP NetWeaver Business Intelligence データ ソースで使用できる定義済みフィールド プロパティの一覧を示します。

プロパティ

説明/有効値

Value

Object

フィールドのデータ値を指定します。

IsMissing

Boolean

フィールドが結果データセットに存在するかどうかを示します。

FormattedValue

String

主要データを書式設定した値を返します。

BackgroundColor

String

データベースで定義されたフィールドの背景色を返します。

Color

String

データベースで定義されたアイテムの前景色を返します。

Key

Object

レベルのキーを返します。

LevelNumber

Integer

親子階層の場合は、レベル番号またはディメンション番号を返します。

ParentUniqueName

String

親子階層の場合は、親レベルの完全修飾名を返します。

UniqueName

String

レベルの完全修飾名を返します。 たとえば、従業員の UniqueName 値は、[0D_Company].[10D_Department].[11] です。

フィールドおよびフィールド プロパティを式の中で使用する方法の詳細については、「式で使用される組み込みコレクション (レポート ビルダーおよび SSRS)」を参照してください。

[トップに戻る] リンクで使用される矢印アイコントップに戻る

解説

このデータ プロバイダーでは使用できないレポート配信モードもあります。 このデータ処理拡張機能では、データ ドリブン サブスクリプションを使ったレポートの配信はサポートされません。 詳細については、「サブスクライバー データに対して外部データ ソースを使用する (データ ドリブン サブスクリプション)」を参照してください。

詳細については、「SAP NetWeaver Business Intelligence での SQL Server 2008 Reporting Services の使用」を参照してください。

[トップに戻る] リンクで使用される矢印アイコントップに戻る

操作方法に関するトピック

データ接続、データ ソース、およびデータセットを操作する手順について説明します。

データ接続またはデータ ソースの追加および確認 (レポート ビルダーおよび SSRS)

共有データセットまたは埋め込みデータセットの作成 (レポート ビルダーおよび SSRS)

データセットへのフィルターの追加 (レポート ビルダーおよび SSRS)

[トップに戻る] リンクで使用される矢印アイコントップに戻る

関連項目

次に示すセクションでは、レポート データの概念が詳細に説明されているほか、データに関連するレポートのパーツを定義しカスタマイズし使用する手順が説明されています。

[トップに戻る] リンクで使用される矢印アイコントップに戻る

関連項目

概念

レポート パラメーター (レポート ビルダーおよび SSRS)

データのフィルター、グループ化、および並べ替え (レポート ビルダーおよび SSRS)

式 (レポート ビルダーおよび SSRS)