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sys.fn_xe_file_target_read_file (Transact-SQL)

拡張イベント非同期ファイル ターゲットによって作成されるファイルを読み取ります。 行ごとに、XML 形式の 1 つのイベントが返されます。

注記注意

SQL Server 2008 および SQL Server 2008 R2 は、XEL および XEM 形式で生成されたトレース結果を受け入れます。 SQL Server 2012 拡張イベントは、XEL 形式のトレース結果だけをサポートします。 SQL Server Management Studio を使用して、トレース結果を XEL 形式で読み取ることをお勧めします。

トピック リンク アイコン Transact-SQL 構文表記規則

構文

sys.fn_xe_file_target_read_file ( path, mdpath, initial_file_name, initial_offset )

引数

  • path
    読み取るファイルのパスです。 path にはワイルドカードとファイルの名前を含めることができます。 path のデータ型は nvarchar(260) です。 既定値はありません。

  • mdpath
    path 引数で指定されたファイルに対応するメタデータ ファイルのパスです。 mdpath のデータ型は nvarchar(260) です。 既定値はありません。

    注意

    SQL Server 2012 では mdpath パラメーターは必要ありません。 ただし、以前のバージョンの SQL Server で生成されたログ ファイルに対する下位互換性のために残されています。

  • initial_file_name
    path から最初に読み取るファイルです。 initial_file_name のデータ型は nvarchar(260) です。 既定値はありません。 null を引数として指定した場合は、path で見つかったすべてのファイルが読み取られます。

    注意

    initial_file_name および initial_offset は、ペアの引数です。 いずれかの引数の値を指定した場合は、もう一方の引数の値も指定する必要があります。

  • initial_offset
    以前に読み取られた最後のオフセットを指定します。そのオフセットまでのすべてのイベントがスキップされます。 イベントの列挙は、指定したオフセットより後のイベントから開始されます。 initial_offset のデータ型は bigint です。 null を引数として指定した場合は、ファイル全体が読み取られます。

返されるテーブル

列名

データ型

説明

module_guid

uniqueidentifier

イベント モジュールの GUID です。 NULL 値は許可されません。

package_guid

uniqueidentifier

イベント パッケージの GUID です。 NULL 値は許可されません。

object_name

nvarchar(256)

イベントの名前です。 NULL 値は許可されません。

event_data

nvarchar(max)

XML 形式のイベント コンテンツです。 NULL 値は許可されません。

file_name

nvarchar(260)

イベントを含むファイルの名前です。 NULL 値は許可されません。

file_offset

bigint

イベントを含むファイル内のブロックのオフセットです。 NULL 値は許可されません。

権限

サーバーに対する VIEW SERVER STATE 権限が必要です。

使用例

A. ファイル ターゲットからデータを取得する

すべてのファイルからすべての行を取得する例を次に示します。 この例では、ファイル ターゲットとメタファイルが C:\ drive のトレース フォルダーにあります。

SELECT * FROM sys.fn_xe_file_target_read_file('C:\traces\*.xel', 'C:\traces\metafile.xem', null, null);

関連項目

参照

拡張イベントの動的管理ビュー

拡張イベント カタログ ビュー (Transact-SQL)

概念

拡張イベント