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SQL Server Native Client の新機能

SQL Server 2012 には、SQL Server Native Client の最終バージョンが含まれています。 SQL Server Native Client が SQL Server の今後のリリースで更新されることはありません。 ただし、開発者の利便性を考えて、SQL Server 2012 Native Client は SQL Server の今後のリリースにも含まれます。

詳細については、「SQL Server 2012 以降の SQL Server Native Client OLE DB プロバイダーの廃止」を参照してください。

SQL Server Native Client の ODBC ドライバーの後継は、Windows では Microsoft ODBC Driver 11 for SQL Server といいます。 この ODBC ドライバーは、「Microsoft® ODBC Driver 11 for SQL Server® - Windows」からダウンロードできます。 以降では、この ODBC ドライバーもデータベース エンジンと共にインストールされます。

SQL Server Native Client の OLE DB プロバイダーの開発は、SQL Server 2012 Native Client で終了します。 開発者が OLE DB プロバイダーを使用して最新バージョンの SQL Server に接続するには、SQL Server 2012 Native Client に付属している OLE DB プロバイダーを使用する必要があります。

次のトピックでは、SQL Server 2012 における SQL Server Native Client の重要な新機能について説明します。

さらに、SQL Server Native Client の ODBC では、Windows 7 SDK の標準 ODBC に追加された 3 つの機能もサポートされるようになりました。

  • 接続関連の操作での非同期実行。 詳細については、「非同期実行」を参照してください。

  • C データ型の機能拡張。 詳細については、「ODBC における C データ型」を参照してください。

    SQL Server Native Client でこの機能をサポートするために、アプリケーションで ODBC 3.8 が使用されている場合は、SQLGetDescField は SQL_C_BINARY ではなく SQL_C_SS_TIME2 (time 型) または SQL_C_SS_TIMESTAMPOFFSET (datetimeoffset 型) を返すことができます。 詳細については、「ODBC の日付/時刻の強化に対するデータ型のサポート」を参照してください。

  • 小さなバッファーを伴う SQLGetData を複数回呼び出すことによる、大きなパラメーター値の取得。 詳細については、「SQLGetData を使用した出力パラメーターの取得」を参照してください。

次のトピックでは、SQL Server 2012 における SQL Server Native Client の動作の変更点について説明します。

関連項目

その他の技術情報

SQL Server Native Client の機能