sp_configure_peerconflictdetection (Transact-SQL)
ピア ツー ピア トランザクション レプリケーション トポロジに関係するパブリケーションの競合検出を構成します。 詳細については、「ピア ツー ピア レプリケーションにおける競合検出」を参照してください。 このストアド プロシージャは、パブリッシャー側でパブリケーション データベースについて実行されます。
構文
sp_configure_peerconflictdetection [ @publication = ] 'publication'
[ , [ @action = ] 'action']
[ , [ @originator_id = ] originator_id ]
[ , [ @conflict_retention = ] conflict_retention ]
[ , [ @continue_onconflict = ] 'continue_onconflict']
[ , [ @local = ] 'local']
[ , [ @timeout = ] timeout ]
引数
[ @publication=\] 'publication'
競合検出を構成するパブリケーションの名前を指定します。 publication のデータ型は sysname で、既定値はありません。[ @action= ] 'action'
パブリケーションの競合検出を有効にするか無効にするかを指定します。 action のデータ型は nvarchar(5) で、次のいずれかの値を指定できます。値
説明
enable
パブリケーションの競合検出を有効にします。
disable
パブリケーションの競合検出を無効にします。
NULL (既定値)
[ @originator\_id= ] originator_id
ピア ツー ピア トポロジ内のノードの ID を指定します。 originator_id のデータ型は int で、既定値は NULL です。 action が enable に設定されている場合、この ID は競合の検出に使用されます。 トポロジで使用されていないゼロ以外の正の ID を指定してください。 既に使用されている ID を確認するには、Mspeer_originatorid_history システム テーブルに対してクエリを実行します。[ @conflict\_retention= ] conflict_retention
単に情報を示すためだけに特定されます。サポートされていません。将来の互換性は保証されません。[ @continue\_onconflict= ] 'continue_onconflict' ]
競合の検出後にディストリビューション エージェントで変更の処理を続行するかどうかを示します。 continue_onconflict のデータ型は nvarchar(5) で、既定値は FALSE です。注意 既定値の FALSE を使用することをお勧めします。 このオプションを TRUE に設定すると、ディストリビューション エージェントは、実行者 ID が最も大きいノードから競合する行を適用してトポロジ内のデータを収束しようとします。 この方法では収束が保証されません。 競合が検出された後に、トポロジに一貫性があることを確認する必要があります。 詳細については、「ピア ツー ピア レプリケーションにおける競合検出」の「競合の処理」を参照してください。
[ @local= ] 'local'
単に情報を示すためだけに特定されます。サポートされていません。将来の互換性は保証されません。[ @timeout= ] timeout
単に情報を示すためだけに特定されます。サポートされていません。将来の互換性は保証されません。
リターン コードの値
0 (成功) または 1 (失敗)
説明
sp_configure_peerconflictdetection は、ピア ツー ピア トランザクション レプリケーションで使用します。 競合検出を使用するには、すべてのノードが SQL Server 2008 以降のバージョンを実行しており、すべてのノードで検出が有効になっている必要があります。
権限
sysadmin 固定サーバー ロールまたは db_owner 固定データベース ロールのメンバーシップが必要です。
関連項目
参照
レプリケーション ストアド プロシージャ (Transact-SQL)