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OLE DB テーブル値パラメーターの型のサポート (メソッド)

次の OLE DB 標準メソッドでは、テーブル値パラメーターがサポートされます。

メソッド

テーブル値パラメーターのサポート

ITableDefinitionWithConstraints::CreateTableWithConstraints

テーブル値パラメーターの型情報がわかっており、その型情報に基づいてテーブル値パラメーターの行セット オブジェクトのインスタンスを作成する場合に使用します。

詳細については、「テーブル値パラメーターの行セットの作成」の「静的なシナリオ」を参照してください。

IOpenRowset::OpenRowset

テーブル値パラメーターの型情報がわかっておらず、サーバーから取得したメタデータ情報に基づいてテーブル値パラメーターの行セット オブジェクトのインスタンスを作成する場合に使用します。

詳細については、「テーブル値パラメーターの行セットの作成」の「動的なシナリオ」を参照してください。

ISSCommandWithParameters::SetParameterInfo

テーブル値パラメーターのコマンド パラメーターを指定するには、コンシューマーが DBPARAMBINDINFO 構造体の pwszName メンバーでパラメーターの型を "table" または "DBTYPE_TABLE" として指定します。 ulParamSize は ~0 に設定されます。 詳細については、「テーブル値パラメーターを含むコマンドの実行」の「テーブル値パラメーターの指定」を参照してください。

ISSCommandWithParameters::SetParameterProperties

スキーマ名、型名、列の順序、既定の列など、テーブル値パラメーター固有のプロパティを設定します。

コンシューマーは、SSPARAMPROPS 構造体の iOrdinal でパラメーターの序数を指定します。 要求されるプロパティ セットは DBPROPSET_SQLSERVERPARAMETER です。

ISSCommandWithParameters::GetParameterInfo

指定されたコマンドのすべてのパラメーターの型を取得します。

テーブル値パラメーターの場合、DBPARAMINFO 構造体の wType フィールドの型は DBTYPE_TABLE になります。 不明な長さを示すために、ulParamSize フィールドは ~0 に設定されます。

ISSCommandWithParameters::GetParameterProperties

DBTYPE_TABLE 型のパラメーターの追加の型情報を取得します。

コンシューマーは、SSPARAMPROPS 構造体の iOrdinal メンバーでパラメーターの序数を指定します。 コンシューマーは、ISSCommandWithParameters::SetParameterProperties に一覧表示される DBPROPSET_SQLSERVERPARAMETER プロパティ セットのプロパティを要求できます。

コンシューマーではテーブル値パラメーターの型がわからないため、プロバイダーは SSPROP_PARAM_TYPE_TYPENAME、SSPROP_PARAM_TYPE_SCHEMANAME、および SSPROP_PARAM_TYPE_CATALOGNAME に正しい値を設定する必要があります。 残りのプロパティ、SSPROP_PARAM_TABLE_DEFAULT_COLUMNS および SSPROP_PARAM_TABLE_COLUMN_SORT_ORDER の値は、既定の値になります。 コンシューマーがテーブル値パラメーターの型名を検出した後、IOpenRowset::OpenRowset を使用して、テーブル値パラメーターの名前を指定してこのテーブル値パラメーターのインスタンスを作成します。 詳細については、「テーブル値パラメーターの型の検出」を参照してください。

IRowsetInfo::GetProperties

テーブル値パラメーターの行セット プロパティを取得します。 コンシューマーはこれらのプロパティを使用して、バインドを最適に設定することができます。

IColumnsRowset::GetColumnsRowset

SQL Server テーブルに関するメタデータ情報を取得します。 テーブル値パラメーターの場合、この同じインターフェイスにより、次のような各列に関する詳細なメタデータ情報が提供されます。

  • DBCOLUMN_FLAGS では、DBCOLUMNFLAGS_ISNULLABLE ビットを使用して NULL 値許容を示します。

  • DBCOLUMN_ISUNIQUE では、列が ID 列かどうかを示します。

  • DBCOLUMN_COMPUTEMODE は、列が計算列かどうかを示します。

IAccessor::CreateAccessor

テーブル値パラメーターの行セット オブジェクトをコマンド パラメーターにバインドするには、wType メンバーを DBTYPE_TABLE に設定してアクセサーを作成します。 DBOBJECT 構造体には、IID_IRowset または iid メンバーのその他の有効な行セット オブジェクトのインターフェイスが含まれます。 フィールドの残りの部分は、DBTYPE_IUNKNOWN と同じように扱われます。

関連項目

タスク

テーブル値パラメーターの使用 (OLE DB)

概念

OLE DB テーブル値パラメーターの型のサポート

テーブル値パラメーターの行セットの作成