SQL Server インストールの新機能

[アーティクル]
05/07/2013

SQL Server 2012 では、SQL Server セットアップに対して以下の変更が導入されています。

Datacenter Edition: SQL Server 2008 R2 で導入された Datacenter Edition は SQL Server 2012 エディションとして使用できなくなりました。使用できる SQL Server エディションの詳細については、「SQL Server 2012 のエディションとコンポーネント」を参照してください。
Business Intelligence Edition: SQL Server 2012 には、SQL Server の新しいエディションである SQL Server Business Intelligence が含まれています。

SQL Server 2012 Business Intelligence Edition は、安全かつスケーラブルで管理しやすい BI ソリューションのビルドおよび配置を可能にする包括的なプラットフォームを提供します。ブラウザーベースのデータ探索および表示、強力なデータマッシュアップ機能、強化された統合管理などの魅力的な機能を提供します。詳細については、「SQL Server 2012 の各エディションがサポートする機能」を参照してください。
Enterprise Edition: SQL Server 2012 以降、ライセンスモデルに基づいて次の 2 つのエディションが提供されます。
- Enterprise Edition: サーバー/クライアントアクセスライセンス (CAL) ベースのライセンス
- Enterprise Edition: コアベースのライセンス
SQL Server 2012 の計算容量制限の詳細については、「SQLServer のエディション別の計算容量制限」を参照してください。
オペレーティングシステム要件の変更: SQL Server 2012 以降では、Service Pack 1 が Windows 7 および Windows Server 2008 R2 の各オペレーティングシステムの場合の最小要件です。オペレーティングシステム要件の詳細については、「SQL Server 2012 のインストールに必要なハードウェアおよびソフトウェア」を参照してください。
Data Quality Services: SQL Server セットアップを使用して Data Quality Services (DQS) をインストールできるようになりました。詳細については、「Data Quality Services のインストール」を参照してください。
製品の更新プログラム: 製品の更新プログラムは、SQL Server 2012 セットアップの新機能です。セットアップでは、メインの製品と適用可能な更新プログラムが同時にインストールされるように、最新の製品の更新プログラムとメインの製品のインストールが統合されます。詳細については、「SQL Server 2012 のインストールでの製品の更新プログラム」を参照してください。
Server Core のインストール: SQL Server 2012 以降では、Windows Server 2008 R2 Server Core SP1 に SQL Server をインストールできます。詳細については、「Server Core への SQL Server 2012 のインストール」を参照してください。
SQL Server データツール (以前の Business Intelligence Development Studio): SQL Server 2012 以降では、Business Intelligence コンポーネント (Analysis Services、Reporting Services、および Integration Services) のソリューションをビルドするための IDE を提供する SQL Server データツール (SSDT) をインストールできます。

SSDT には、Visual Studio 内で SQL Server プラットフォーム (社内および社外の両方) のデータベース設計を行うデータベース開発者用の統合環境である "データベースプロジェクト" も含まれます。データベース開発者は、Visual Studio の強化されたサーバーオブジェクトエクスプローラーを使用して、データベースオブジェクトおよびデータの作成または編集、クエリの実行を簡単に行うことができます。
SQL Server マルチサブネットクラスタリング: 異なるサブネット上にあるクラスター化ノードを使用して SQL Server フェールオーバークラスターを構成できるようになりました。詳細については、「SQL Server マルチサブネットクラスタリング (SQL Server)」を参照してください。

ストレージオプションとしてサポートされた SMB ファイル共有: システムデータベース (Master、Model、MSDB、および TempDB) とデータベースエンジンユーザーデータベースを SMB ファイルサーバー上のファイル共有にインストールできます。これは、SQL Server スタンドアロンインストールと SQL Server フェールオーバークラスターインストールの両方に当てはまります。詳細については、「SQL Server をストレージオプションとして SMB ファイル共有にインストールする」を参照してください。

重要
SQL Server のインストールに使用するアカウントには、SMB 共有フォルダーに対するフルコントロールの共有権限と NTFS 権限が必要です。 SQL Server サービスアカウントと SQL Server エージェントサービスアカウントには、SMB 共有フォルダーに対するフルコントロールの共有権限が必要です。

SQL Server フェールオーバークラスターインストールで、tempdb のローカルディスクを使用できるようになりました。詳細については、「Storage Types for Data Files」を参照してください。
sysadmin 固定サーバーロールでは、BUILTIN\administrators および Local System (NT AUTHORITY\SYSTEM) は自動的にプロビジョニングされません。
サービスごとの SID によるオペレーティングシステムの保護は、すべてのオペレーティングシステムで使用されるようになりました。詳細については、「Windows サービスアカウントと権限の構成」を参照してください。
可能な場合は、セットアップで SQL Server サービスの既定のアカウントを使用できるようになりました。サービスアカウントの詳細については、「Windows サービスアカウントと権限の構成」を参照してください。
Active Directory Helper サービスは不要になったため、インストールされなくなりました。
Itanium のサポート: SQL Server の Itanium 版はサポート対象外となりました。
Microsoft SQL Server オンラインブック: SQL Server ドキュメントはインストールメディアには含まれなくなったため、オンラインで表示するか、ローカルのヘルプコレクションとしてダウンロードする必要があります。詳細については、「SQL Server の製品ドキュメントの使用」を参照してください。 SQL Server 2012 オンラインブックでは、Microsoft® Visual Studio 2010 Service Pack 1 (SP1) でリリースされたヘルプビューアーが使用されます。
Microsoft Sync Framework: Microsoft Sync Framework は SQL Server 2012 のインストールメディアに含まれなくなりました。 Sync Framework の適切なバージョンは、Microsoft ダウンロードセンターページ (https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=221788) からダウンロードできます。

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関連項目

参照

概念

その他の技術情報

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