次の方法で共有


ObjectReferenceTracker クラス

変数および接続をパッケージから削除することの影響および結果に関する分析を提供します。このクラスは継承できません。

名前空間:  Microsoft.SqlServer.Dts.Runtime
アセンブリ:  Microsoft.SqlServer.ManagedDTS (Microsoft.SqlServer.ManagedDTS.dll)

構文

'宣言
Public NotInheritable Class ObjectReferenceTracker _
    Inherits DtsObject
'使用
Dim instance As ObjectReferenceTracker
public sealed class ObjectReferenceTracker : DtsObject
public ref class ObjectReferenceTracker sealed : public DtsObject
[<SealedAttribute>]
type ObjectReferenceTracker =  
    class
        inherit DtsObject
    end
public final class ObjectReferenceTracker extends DtsObject

説明

ObjectReferenceTracker は、影響分析を表示するためのメカニズムです。コンポーネントで使用しているオブジェクト、およびそのオブジェクトの格納場所を登録します。他のユーザーまたはコンポーネントがそのオブジェクトを削除しようとすると、システムから情報が表示され、この情報によって、オブジェクトが別の場所で使用されていないことを確認できます。オブジェクトが他の場所で使用されている場合、システムからその情報が表示されます。コンポーネントまたはパッケージからの変数に対する参照を追加または削除する場合、変数の参照一覧を更新する必要があります。

現在参照トラッカがサポートしているオブジェクトの種類の一覧は、DTSObjectReferenceType 列挙に表示されます。

変数またはコレクションを使用するランタイム タスクやパイプライン コンポーネントは、AddReference メソッドを使用してオブジェクトの参照リストを作成します。また SetListInfo を呼び出して、一覧の使用場所と説明を指定する必要があります。たとえば、1 つの変数を使用するタスクは、変数の名前を場所情報として使用し、変数の使用目的に関する説明を用途説明として使用します。

変数または接続をさまざまな目的で使用するタスクやコンポーネントは、必要に応じて個別の参照一覧を作成できます。たとえば、条件分割コンポーネントは出力時に変数を式で使用します。この場合、変数を使用する出力式ごとに個別の参照一覧を作成できます。使用場所としてコンポーネント名を設定し、式および式が存在する場所を説明に追加します。同じ変数を複数の式で使用する場合、システムによってそれぞれの使用場所が追跡されます。

読み取り専用変数および読み取り/書き込み変数に対し、別々の DTSObjectReferenceType 列挙が用意されています。VariableDispenser クラスによる変数ロックとこの仕様を併用することにより、デッドロックの問題の解決に役立つ情報が提供されます。

継承階層

System. . :: . .Object
  Microsoft.SqlServer.Dts.Runtime. . :: . .DtsObject
    Microsoft.SqlServer.Dts.Runtime..::..ObjectReferenceTracker

スレッド セーフ

この型の public static (Visual Basic では Shared) のメンバーはすべて、スレッド セーフです。インスタンス メンバーの場合は、スレッド セーフであるとは限りません。