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ジョブの利用状況の監視

SQL Server エージェントのジョブの利用状況モニタを使用すると、SQL Server のインスタンスで定義されているすべてのジョブの現在の利用状況を監視できます。

SQL Server エージェント セッション

SQL Server エージェントでは、サービスが開始されるたびに新しいセッションが作成されます。新しいセッションが作成されると、すべての既存の定義済みジョブが、msdb データベースの sysjobactivity テーブルに設定されます。SQL Server エージェントを再起動したときには、ジョブの前回の利用状況がこのテーブルに保持されています。各セッションでは、SQL Server エージェントの通常のジョブの利用状況が、開始から終了まで記録されます。これらのセッションに関する情報は、msdb データベースの syssessions テーブルに格納されます。

ジョブの利用状況モニタ

ジョブの利用状況モニタを使用すると、SQL Server Management Studio で sysjobactivity テーブルを表示できるようになります。サーバーのすべてのジョブを表示するか、またはフィルタを定義して表示されるジョブの数を制限できます。また、[エージェント ジョブの利用状況] グリッドの列見出しをクリックすることによって、ジョブ情報を並べ替えることもできます。たとえば、[最終実行] 列見出しをクリックすると、最後に実行された順にジョブを並べ替えることができます。もう一度この列見出しをクリックすると、最終実行日時に基づいて、ジョブの昇順と降順が切り替わります。

ジョブの利用状況モニタで実行できる操作は次のとおりです。

  • ジョブを開始および停止を行う。

  • ジョブのプロパティを表示する。

  • 特定のジョブの履歴を表示する。

  • [エージェント ジョブの利用状況] グリッドの情報を手動で更新したり、[更新の設定を表示します] をクリックして自動更新間隔を設定する。

ジョブの利用状況モニタは、実行のスケジュールが設定されているジョブ、現在のセッション中に実行されたジョブの最終結果、および現在実行中であるかまたはアイドル状態のジョブを確認する場合に使用します。SQL Server エージェント サービスが予期せず停止した場合、ジョブの利用状況モニタで以前のセッションを参照することにより、サービスが停止したときに実行中であったジョブを確認できます。

ジョブの利用状況モニタを開くには、Management Studio のオブジェクト エクスプローラで [SQL Server エージェント] を展開します。次に、[ジョブの利用状況モニタ] を右クリックして、[ジョブの利用状況の表示] をクリックします。

ストアド プロシージャ sp_help_jobactivity を使用することによって、現在のセッションのジョブの利用状況を表示することもできます。