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データベースの既存のバックアップから新しいデータベースを作成する方法 (SQL Server Management Studio)

このトピックでは、データベースの既存の完全バックアップから新しいデータベースを作成する方法について説明します。

セキュリティに関する注意セキュリティに関する注意

不明なソースや信頼されていないソースからのデータベースは、アタッチまたは復元しないことをお勧めします。そのようなデータベースには、意図しない Transact-SQL コードを実行したり、スキーマまたは物理データベース構造を変更することによりエラーを発生させる悪意のあるコードが含まれている可能性があるからです。不明なソースや信頼されていないソースのデータベースは、使用する前に、運用に使用していないサーバーでそのデータベースに対し DBCC CHECKDB を実行し、さらに、そのデータベースのストアド プロシージャやその他のユーザー定義コードなどのコードを調べます。
重要な注意事項重要

完全復旧モデルまたは一括ログ復旧モデルを使用する場合は、SQL Server Management Studio でデータベースを復旧する前に、ログの末尾と呼ばれるアクティブ トランザクション ログをバックアップする必要があります。詳細については、「トランザクション ログをバックアップする方法 (SQL Server Management Studio)」を参照してください。

既存の完全バックアップから新しいデータベースを作成するには

  1. オブジェクト エクスプローラで適切な SQL Server データベース エンジンのインスタンスに接続した後、サーバー名をクリックしてサーバー ツリーを展開します。

  2. [データベース] を右クリックし、[復元] をポイントして [データベース] をクリックします。[データベース] をクリックして [データベースの復元] ダイアログ ボックスを開きます。

  3. [全般] ページの [復元先データベース] ボックスに、ソース データベースの名前が自動的に表示されます。新しいデータベースを作成するには、このボックスに名前を入力します。

  4. [復元する特定の時点] ボックスで、[最新の候補] を使用するか、参照ボタンをクリックして特定の日時を選択します。

  5. 復元するバックアップ セットの復元元ファイルと場所を指定するには、次のいずれかのオプションをクリックします。

    • [復元元データベース]

      ボックスにデータベース名を入力します。

    • [デバイスから]

      参照ボタンをクリックします。[バックアップの指定] ダイアログ ボックスが開きます。[バックアップ メディア] ボックスの一覧から、デバイスの種類を 1 つ選択します。[バックアップの場所] ボックスの一覧にデバイスを追加するには、[追加] をクリックします。

      [バックアップの場所] ボックスにデバイスを追加したら、[OK] をクリックして [全般] ページに戻ります。

  6. [復元するバックアップ セットの選択] グリッドで、復元するバックアップを選択します。このグリッドには、指定された場所に対して使用可能なバックアップが表示されます。既定では、復旧計画が推奨されています。推奨された復旧計画を上書きする場合は、グリッド内の選択肢を変更できます。以前のバックアップの選択を解除すると、以前のバックアップの復元に依存するバックアップは自動的に選択が解除されます。

    [復元するバックアップ セットの選択] グリッドの列の詳細については、「[データベースの復元] ([全般] ページ)」を参照してください。

  7. 詳細設定オプションの表示または選択を行うには、[ページの選択] ペインの [オプション] をクリックします。

  8. [復元オプション] パネルで、必要に応じて次のオプションを選択します。

    • [既存のデータベースを上書きする]

    • [レプリケーションの設定を保存する]

    • [各バックアップを復元する前に確認する]

    • [復元するデータベースへのアクセスを制限する]

    [復元オプション] パネルのこれらのオプションの詳細については、「[データベースの復元] ([オプション] ページ)」を参照してください。

  9. [次のデータベース ファイルに復元] グリッドにファイルの新しい復元先を指定することによって、復元するデータベースを移動できます。このグリッドには、元のデータベースの各データまたはログ ファイルの完全なパスと、各ファイルの復元先が表示されます。

    次の表では、[次のデータベース ファイルに復元] グリッドの列について説明します。

    見出し

    値

    元のファイル名

    元のデータベースのデータ ファイルまたはログ ファイルの完全なパス。

    復元先

    このデータ ファイルまたはログ ファイルの復元先として使用されるパスとファイル名。

    復元するデータベースを別の場所に移動するには、各ファイルの [復元先] フィールドを編集し、新しい復元先のパスとファイル名のいずれか、またはその両方を指定します。

    元のデータベースがまだアタッチされているときに、サーバー インスタンスにデータベースのコピーを復元する場合は、[データベースの復元] ダイアログ ボックスで、[全般] ページの [復元先データベース] フィールドに新しいデータベース名を指定する必要があります。

    注意注意
    [復元先] 列で復元先を変更することは、RESTORE ステートメントで MOVE オプションを使用することと同等の意味を持ちます。

  10. [復旧状態] パネルの選択内容により、復元操作後のデータベースの状態が決まります。既定の動作を次に示します。

    • [コミットされていないトランザクションをロールバックして、データベースを使用可能な状態にする。別のトランザクション ログは復元できません。(RESTORE WITH RECOVERY)]

      注意注意

      このオプションは、必要なすべてのバックアップを復元する場合のみ選択してください。

    または、次のいずれかを選択できます。

    • [データベースは操作不可状態のままで、コミットされていないトランザクションはロールバックしない。別のトランザクション ログは復元できます。(RESTORE WITH NORECOVERY)]

    • [データベースを読み取り専用モードにする。コミットされていないトランザクションは元に戻されますが、復旧結果を元に戻せるように元に戻す操作をスタンバイ ファイルに保存します。(RECOVERY WITH STANDBY)]

    [復元オプション] パネルのオプションの詳細については、「[データベースの復元] ([オプション] ページ)」を参照してください。