データの一括インポート時の並べ替え順の制御
既定の一括インポート操作では、データ ファイルが順序付けられていないと想定されます。テーブルにクラスタ化インデックスが含まれている場合、bcp コマンドと BULK INSERT ステートメント (Transact-SQL)、および OPENROWSET(BULK…) 関数 (Transact-SQL) を使用すると、一括インポート操作時にデータ ファイル内のデータをどのように並べ替えるかを指定できます。データ ファイルのデータをテーブルと同じ順序に並べ替える場合は、この指定を省略できます。テーブルと同じ並べ替え順を指定すると、一括インポート操作の速度を上げることができます。
コマンド修飾子
次の表は、一括インポート操作の並べ替え順を指定するためのコマンド修飾子の一覧です。
コマンド |
修飾子 |
修飾子の種類 |
---|---|---|
bcp |
-h"ORDER(column [ASC DESC] [,...n] )" |
ヒント |
BULK INSERT |
ORDER ( { column [ ASC DESC ] } [ ,...n ] ) ] |
引数 |
OPENROWSET(BULK…) |
ORDER ( { column [ ASC | DESC ] } [ ,...n] ] [ UNIQUE ] ) |
ヒント |
ベスト プラクティス テーブル内のデータの順序は、クラスタ化インデックスによって決定されます。テーブルにクラスタ化インデックスがある場合に一括インポートのパフォーマンスを向上させるには、ORDER ヒントまたは ORDER 句で指定されている列が、クラスタ化インデックス内の列と一致し、同じ順序になっている必要があります。