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データ スライス

データ スライスとは、該当するパーティションのデータに対する直接的なクエリを円滑に行うための最適化機能です。データ スライスは、パーティションのソース指定の代わりにはなりません。つまり、データ スライスは、パーティションのファクト テーブルから選択したデータやパーティションに組み込まれたデータを制限するためには使用できません。データ スライスは ROLAP ストレージ モードを使用するオブジェクトにのみ使用できます。パーティション ウィザードを使用すると、パーティションの作成時にデータ スライスを指定できます。

パーティションのデータ スライスは、そのパーティションに含まれるデータを可能な限り類似した形で反映します。たとえば、パーティションが 2004 年のデータに限定されている場合、そのパーティションのデータ スライスは時間ディメンションの 2004 メンバを指定する必要があります。常にパーティションの内容を正確に反映するデータ スライスを指定できるとは限りません。たとえば、パーティションに含まれるデータが January (1 月) と February (2 月) のデータだけであっても、時間ディメンションのレベルが Year、Quarter、および Month である場合、パーティション ウィザードでは January メンバと February メンバを選択できません。このような場合は、パーティションの内容を反映するメンバの親を選択します。この例では、Quarter 1 を選択します。