アイテムに表示切り替えを追加する方法 (Reporting Services)
レポート アイテム、テーブル、またはマトリックス、グループと関連付けられている行と列の表示と非表示をユーザーが対話形式で設定できるようにするには、表示切り替えを追加します。アイテムの表示/非表示を切り替えるには、表示または非表示にするアイテムの表示プロパティを設定します。切り替えイメージを表示するレポートのテキスト ボックスの名前を指定する必要があります。表示されたレポートには、内容の他にプラス (+) またはマイナス (-) がテキスト ボックスに表示されます。ユーザーが表示切替をクリックすると、レポート表示が更新されて、レポートのアイテムの現在の表示設定が示されます。
通常、表示/非表示の切り替えは、最初に要約データを表示し、詳細を表示するオプションをユーザーに提供するときに使用します。たとえば、ドリルダウン レポートのように、グラフの値を表示するテーブルを最初に非表示にしたり、行グループまたは列グループが入れ子にされた子グループを非表示にできます。
レポート アイテムの表示/非表示を切り替えるには
[デザイン] ビューで、レポート アイテムを右クリックして表示または非表示にし、<レポート アイテム> [プロパティ] をクリックします。レポート アイテムの<レポート アイテム> [プロパティ] ダイアログ ボックスが開きます。
[表示] をクリックします。
[レポートの初期実行時] で、次のいずれかのオプションを選択し、レポートの初期実行時にこのレポート アイテムの表示を設定します。
レポート アイテムを表示する場合は、[表示] をクリックします。
レポート アイテムを非表示にする場合は、[非表示] をクリックします。
実行時に評価される式を使用して表示/非表示を指定するには、[式を基に表示/非表示を切り替える] をクリックします。式を作成するには、[fx] をクリックして [式] ダイアログ ボックスを開きます。
注意 表示/非表示を設定する式を指定する場合、レポート アイテムの Hidden プロパティを設定します。この値が False の場合、式の評価によってレポート アイテムが表示され、値が True の場合、レポート アイテムは非表示になります。
[次のレポート アイテムでの表示の切り替えを可能にする] で、ドロップダウン ボックスから、切り替えイメージを追加するテキスト ボックスの名前を選択します。
注意 テキスト ボックスは、同じまたは上位のコンテナ階層 (レポート本文を含む、レポート本文までの階層) に含まれている必要があります。
切り替えをテストするには、レポートを実行し、切り替えイメージが付いたテキスト ボックスをクリックします。レポート表示が更新されて、表示/非表示が切り替えられたレポート アイテムが表示されます。
テーブル、マトリックス、または一覧グループの表示/非表示を切り替えるには
[デザイン] ビューでテーブルまたはマトリックスをクリックして選択します。[グループ化] ペインに行グループと列グループが表示されます。
[グループ化] ペインのタイトル バー内を右クリックし、[詳細設定] をクリックします。[グループ化] ペインのモードが切り替わり、行と列の基になる表示構造がデザイン画面に表示されます。
適切なグループ ペインで、関連する行または列を非表示にする行グループまたは列グループの名前をクリックします。グループが選択されると、[プロパティ] ペインに [Tablix メンバ] プロパティが表示されます。
注意 [プロパティ] ペインが表示されない場合は、[表示] メニューの [プロパティ ウィンドウ] をクリックします。
[非表示] で、次のいずれかのオプションを選択し、レポートの初期実行時にこのレポート アイテムの表示/非表示を設定します。
レポート アイテムを表示する場合は、[True] を選択します。
レポート アイテムを非表示にする場合は、[False] を選択します。
[式] ダイアログ ボックスを開いて実行時に評価する式を作成し、表示/非表示を指定するには、<[式]> を選択します。
[切り替えアイテム] で、ドロップダウン ボックスから、切り替えイメージを追加するテキスト ボックスの名前を選択します。
注意 テキスト ボックスの名前は、非表示になっているアイテムと同じグループまたは先祖グループに存在している必要があります。
切り替えをテストするには、レポートを実行し、切り替えイメージが付いたテキスト ボックスをクリックします。レポート表示が更新されて、表示/非表示が切り替えられた行グループと列グループが表示されます。