レポートにコードを追加する方法 (Reporting Services)
どの式でも独自のカスタム コードを呼び出すことができます。次の 2 つの方法でコードを提供できます。
Visual Basic で記述されたコードをレポートに直接埋め込みます。コードが System..::..Math または System..::..Convert ではない Microsoft.NET Framework を参照する場合は、レポートへの参照を追加する必要があります。詳細については、「レポートにアセンブリへの参照を追加する方法 (Reporting Services)」を参照してください。コードから行うことのできる参照の詳細については、「式でのカスタム コード参照の使用 (Reporting Services)」を参照してください。
.NET Framework を使用して、カスタム コード アセンブリを指定します。カスタム アセンブリを指定する場合、レポートの作成場所のコンピュータとレポートを表示するレポート サーバーの両方にそれをインストールする必要があります。詳細については、「レポートでのカスタム アセンブリの使用」を参照してください。
レポートに埋め込みコードを追加するには
[デザイン] ビューで、デザイン画面のレポートの罫線の外をダブルクリックし、[レポートのプロパティ] をクリックします。
[コード] をクリックします。
[カスタム コード] でコードを入力します。コード内にエラーがあると、レポートの実行時に警告が生成されます。次の例では、"Bike" という単語を "Bicycle" で置き換える ChangeWord という名前のカスタム関数が作成されます。
Public Function ChangeWord(ByVal s As String) As String Dim strBuilder As New System.Text.StringBuilder(s) If s.Contains("Bike") Then strBuilder.Replace("Bike", "Bicycle") Return strBuilder.ToString() Else : Return s End If End Function
次の例は、式で Category という名前のデータセット フィールドをこの関数に渡す方法を示しています。
=Code.ChangeWord(Fields!Category.Value)
この式をカテゴリの値を表示するテーブル セルに追加すると、"Bike" という単語がその行のデータセット フィールドに現れるたびに、テーブル セルの値は "Bicycle" という単語を表示します。