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  • [アーティクル]

[グループ化] ペイン

グループ化ペインには、現在選択されている Tablix データ領域の行グループと列グループが表示されます。グラフおよびゲージのデータ領域では、グループ化ペインは使用できません。グループ化ペインは、行グループ ペインと列グループ ペインで構成されています。グループ化ペインには、既定モードと詳細設定モードの 2 つのモードがあります。既定モードでは、行グループおよび列グループの動的メンバの階層ビューが表示されます。詳細設定モードでは、行グループと列グループの動的メンバと静的メンバの両方が表示されます。グループは、データ領域に表示されるレポート データセットの名前付きセットです。グループは、静的および動的なメンバを含む階層で構成されます。詳細については、「グループについて (Reporting Services)」を参照してください。

注意注意

グループ化ペインが表示されない場合は、[レポート] メニューの [グループ化] をクリックしてください。

行グループ領域と列グループ領域のセルは、グループの静的メンバまたは動的メンバです。静的メンバはグループごとに 1 回繰り返され、通常、ラベルまたは合計が格納されています。動的メンバはグループ インスタンスごとに 1 回繰り返され、通常、グループ式の固有の値が格納されています。行グループ領域または列グループ領域で Tablix セルを選択すると、対応するグループ メンバが行グループ ペインまたは列グループ ペインで選択されます。反対に、グループ化ペインでグループを選択すると、そのグループ メンバに関連した対応するセルがデザイン画面で選択されます。Tablix 行グループ領域および列グループ領域の詳細については、「Tablix データ領域部分について」を参照してください。

グループ化ペインでは、次のモードがサポートされています。

  • 既定モード。グループの追加、編集、削除を行うには、既定モードを使用します。レポート データ ペインからフィールドをドラッグし、グループ階層に挿入することによって、親グループ、子グループ、および詳細グループを追加できます。隣接するグループを追加するには、[グループの追加] ショートカットを使用する必要があります。詳細については、「データ領域でグループを追加または削除する方法 (Reporting Services)」を参照してください。

  • 詳細設定モード。行グループと列グループのすべてのメンバを表示し、静的メンバのプロパティを設定するには、詳細設定モードを使用します。グループを作成したり合計を追加したりすると、Tablix データ領域で各レポート ページの行と列の表示方法を制御するプロパティが自動的に設定されます。これらのプロパティを手動で調整するには、Tablix メンバのプロパティを設定する必要があります。詳細については、「レポート ページでの Tablix データ領域の表示の制御 (Reporting Services)」を参照してください。

既定モード

既定モードでは、行グループ ペインと列グループ ペインにすべての親グループ、子グループ、および隣接グループの階層ビューが表示されます。子グループは親グループの下にインデント表示されます。隣接グループは、その兄弟グループと同じインデント レベルに表示されます。次の図に、行グループと隣接列グループが入れ子になった Tablix データ領域を示します。

Tablix、入れ子になった隣接する行と列のグループ

グループ化ペインには、対応する行グループと列グループが表示されます。次の図では、サブカテゴリに基づくグループが行グループ ペインで選択され、[Subcat] グループ化セルが Tablix データ領域で選択されています。

入れ子になった行と列のグループのグループ化ペイン

行グループ ペインでは、サブカテゴリに基づくグループは、カテゴリに基づくグループの子になります。列グループ ペインでは、国/地域グループは地理グループの子になります。年度グループと国/地域グループは、隣接するグループです。

詳細については、「Tablix データ領域のセル、行、および列について」を参照してください。

詳細設定モード

詳細設定モードでは、グループのすべての静的メンバと動的メンバを表示できます。メンバを選択すると、現在選択されている [Tablix メンバ] のプロパティが [プロパティ] ウィンドウに表示されます。

注意注意

詳細設定モードに切り替えるには、列グループ ペインの横の下向き矢印を右クリックして [詳細設定モード] をクリックします。

ほとんどの場合、静的および動的グループ行とグループ列の表示を制御するプロパティは、グループの作成時または合計の追加時に自動設定されます。既定値を編集するには、行グループ ペインまたは列グループ ペインでグループ メンバを選択し、[プロパティ] ウィンドウでプロパティ値を変更する必要があります。使用できるプロパティは次のとおりです。

  • FixedData。Boolean です。外部行ヘッダーおよび外部列ヘッダーに使用します。HTML などのレンダラで、縦にスクロールする場合は行グループ領域を固定し、横にスクロールする場合は列グループ領域を固定します。

  • HideIfNoRows。Boolean です。静的メンバにのみ使用します。設定すると、Hidden および ToggleItem は無視されます。Tablix データ領域に行データが含まれていない場合は、このメンバを非表示にしてください。

  • KeepTogether。

  • KeepWithGroup。Boolean です。静的行メンバにのみ使用します。可能な場合、非表示でなければ、この行を前の兄弟の動的メンバまたは次の兄弟の動的メンバと一緒にします。

  • RepeatOnNewPage。Boolean です。静的行メンバにのみ、および KeepWithGroup が [なし] でない場合にのみ使用します。可能であれば、KeepWithGroup で指定される動的メンバのインスタンスを少なくとも 1 つ持つすべてのページで、この静的行を繰り返してください。

  • Hidden。Boolean です。行または列を初期設定で非表示にしておくかどうかを示します。

  • **ToggleItem。**文字列です。切り替えイメージを追加するテキスト ボックスの名前。テキスト ボックスは、同じグループのスコープまたはコンテナ スコープに存在する必要があります。

Tablix データ領域でのこの動作の制御方法の詳細については、「レポート ページでの Tablix データ領域の表示の制御 (Reporting Services)」を参照してください。

すべての静的メンバにデザイン画面のセルに対応するヘッダーがあるわけではありません。グループ化ペインでは、次の規則を使用して静的メンバにヘッダーがあるかどうかを示します。

  • Static   静的メンバにヘッダー セルがあります。

  • (Static)   静的メンバにはヘッダー セルがなく、非表示静的と呼ばれます。