レポート デザイナの概要
レポート デザイナは、説得力のある形でデータをビジュアル表示するレポートの作成に役立つ機能を豊富に備えたレポート作成ツールです。優れたレポートは、質問に回答するようにデザインされています。レポートのデザイン方法は、レポートで回答する質問によって異なります。レポートのデザインに関して最も効果的な選択を行うには、レポート サーバーとレポート デザインの両方の機能を理解しておく必要があります。詳細については、「Reporting Services の概念」を参照してください。
レポート デザイナは、Reporting Services のインストール時に Business Intelligence Development Studio と共にインストールされるレポート デザイン ツールです。この環境では、レポート デザイナは Visual Studio 内で実行されます。レポートに加えてソリューション ファイルとプロジェクト ファイルを使用して、複数のレポート、共有データ ソース、および複数のパブリッシュ構成を管理することができます。たとえば、レポートをローカル サーバーにパブリッシュしてデバッグに使用したり、ネットワーク サーバーにパブリッシュして実際の運用に役立てたりできます。詳細については、「Business Intelligence Development Studio の Reporting Services」を参照してください。
レポート デザイナの機能を使用すると、レポートに使用するデータの定義、レポート デザイン画面へのデータ領域の追加、データとデータ領域の関連付け、書式設定の適用、ユーザー対話機能を提供するパラメータの作成または変更、結果のプレビュー、レポートのパブリッシュという一連のレポート デザイン プロセスを段階的に行うことができます。レポート デザイナは、保存、再利用、および変更が可能な XML 形式でレポート定義言語 (RDL) ファイルを作成します。詳細については、「Business Intelligence Development Studio でのレポート デザイナの操作」を参照してください。
レポートをパブリッシュした後、データ ソース、パラメータ、およびレポート定義をレポート サーバー上で個別に管理することができます。さらに、レポート処理のスケジュールを設定したり、サブスクリプションを作成したり、一般的に使用されているさまざまなファイル形式にレポートをエクスポートしたりできます。
レポートを初めて作成する場合は、「チュートリアル : 基本的な表形式レポートの作成」を参照してください。レポート デザイナを使用してレポートを作成する方法の詳細については、「レポート デザインの基礎」および「レポート デザイナによるレポートの作成」を参照してください。