円グラフの小さいスライスをまとめる方法
円グラフに表示されるデータ ポイントが多すぎると、円グラフの外観が煩雑になります。この問題を解決するため、特定の値を下回るすべてのデータを、円グラフ上の 1 つのスライスとして表示できます。
小さいスライスを 1 つのスライスにまとめるには、まず小さいスライスを収集するためのしきい値を円グラフに対する比率と固定値のどちらで表すかを決定します。次に、CollectedThreshold プロパティおよび CollectedThresholdUsePercent プロパティを設定します。CollectedThreshold プロパティをグラフの割合に設定して下回る値が収集されるようにするか、または収集のための実際のしきい値のデータに設定します。比率を使用する場合は CollectedThresholdUsePercent プロパティを True に、実際の値を使用する場合は False に設定します。
小さいスライスは、1 つ目の円グラフでまとめられたスライスから切り離し、2 つ目の円グラフにまとめることもできます。2 つ目の円グラフは元の円グラフの右側に描画されます。
じょうごグラフまたはピラミッド グラフのスライスを 1 つのスライスに結合することはできません。
円グラフの小さいスライスを 1 つのスライスにまとめるには
[プロパティ] ペインを開きます。
デザイン画面で、円グラフの任意のスライスをクリックします。系列のプロパティが [プロパティ] ペインに表示されます。
[全般] セクションの [CustomAttributes] ノードを展開します。
CollectedStyle プロパティを SingleSlice に設定します。
収集されるしきい値としきい値の種類を設定します。次の例は、収集されるしきい値を設定する一般的な方法です。
- 比率で設定します。たとえば、円グラフ上の 10% 未満の小さいスライスを 1 つのスライスにまとめるには、次の手順を実行します。
CollectedThresholdUsePercent プロパティを True に設定します。
CollectedThreshold プロパティを 10 に設定します。
注意 CollectedStyle を SingleSlice に、CollectedThreshold を 100 より大きい値に、および CollectedThresholdUsePercent を True に設定すると、グラフでは、比率を計算できないため、例外がスローされます。この問題を解決するには、CollectedThreshold を 100 未満の値に設定します。
CollectedThresholdUsePercent プロパティを False に設定します。
CollectedThreshold プロパティを 5000 に設定します。
CollectedLabel プロパティを、収集されたスライスに表示されるテキスト ラベルを表す文字列に設定します。
(省略可) CollectedSliceExploded、CollectedColor、CollectedLegendText、および CollectedToolTip の各プロパティを設定します。これらのプロパティでは、1 つのスライスの外観、色、ラベルのテキスト、凡例のテキスト、およびツールヒントを変更します。
小さいスライスをまとめた 2 つ目の円グラフにするには
上記の手順 1. ~ 3. を実行します。
CollectedStyle プロパティを CollectedPie に設定します。
CollectedThreshold プロパティを、小さいスライスを 1 つのスライスにまとめる基準となるしきい値を表す値に設定します。CollectedStyle プロパティが CollectedPie に設定された場合、CollectedThresholdUsePercent プロパティは常に True に設定され、収集されるしきい値は常に比率で表されます。
(省略可) CollectedColor、CollectedLabel、CollectedLegendText、および CollectedToolTip の各プロパティを設定します。"Collected" という名前を持つその他すべてのプロパティは、まとめられた円に適用されません。
注意 |
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2 つ目の円グラフは、データの中の小さいスライスに基づいて計算され、プレビューのみに表示されます。この円グラフはデザイン画面には表示されません。 |
注意 |
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2 つ目の円グラフの書式は設定できません。このため、円スライスを収集する際は最初の方法を使用することを強くお勧めします。 |