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SQL の依存関係を表示する方法 (SQL Server Management Studio)

このトピックでは、SQL オブジェクトの依存関係を表示する方法について説明します。ユーザー定義のデータベース オブジェクトは、その他のユーザー定義のデータベース オブジェクトと依存関係を持つことができます。たとえば、ビューとストアド プロシージャは、そのビューまたはプロシージャが返すデータを格納するテーブルの存在に依存します。データベース オブジェクトを変更または移動する前に、そのオブジェクトに依存するオブジェクトと、オブジェクトが正常に動作するために必要なデータベース オブジェクトを特定しておくことが重要です。

データベース オブジェクトの依存関係を表示するには

  1. オブジェクト エクスプローラで、データベース エンジンのインスタンスに接続し、そのインスタンスを展開します。

  2. [データベース] を展開し、オブジェクトが存在するデータベースを展開して、オブジェクトが属するフォルダを展開します。たとえば、オブジェクトがストアド プロシージャである場合は、[プログラミング] を展開して、[ストアド プロシージャ] を展開します。

  3. オブジェクトを右クリックし、[依存関係の表示] をクリックします。

  4. 選択したオブジェクトに依存するオブジェクトの階層ビューを表示するには、[<selected object> に依存するオブジェクト] を選択します。選択したオブジェクトが依存するオブジェクトの階層ビューを表示するには、[<selected object> が依存するオブジェクト] を選択します。

    表示されるオブジェクトごとに、オブジェクト名と種類、およびオブジェクト間の依存関係の種類が表示されます。依存関係の種類の値は次のいずれかになります。

    • スキーマ バインド依存関係

      スキーマ バインド依存関係とは、参照元オブジェクトが存在する限り、参照先オブジェクトを削除または変更することができない 2 つのオブジェクト間のリレーションシップです。スキーマ バインド依存関係は、WITH SCHEMABINDING 句を使用してビューまたはユーザー定義の関数を作成した場合か、テーブルが CHECK 制約または DEFAULT 制約を通じてあるいは計算列の定義で別のオブジェクトを参照している場合に作成されます。

    • 非スキーマ バインド依存関係

      非スキーマ バインド依存関係とは、参照先オブジェクトを削除または変更できる 2 つのオブジェクト間のリレーションシップです。

    • 使用できません

      "使用できません" は、依存関係の種類を判断できないことを示します。これは、選択したオブジェクトが SQL Server 2008 よりも前 SQL Server のインスタンスである場合にのみ発生します。