Reporting Services を SharePoint 統合モードで実行する要件
MicrosoftSQL ServerReporting Services を Windows SharePoint Services または Office SharePoint Server と統合できます。この統合を行うには、SharePoint 統合モードで動作するようにレポート サーバーを構成し、SharePoint Web アプリケーションにインフラストラクチャ ページとアプリケーション ページを追加する Reporting Services アドインをインストールします。
レポート サーバーの要件
SharePoint 統合モードで実行するレポート サーバーには、次のエディションおよびソフトウェアの要件があります。
レポート サーバーのコンピュータは、SQL Server インストールに応じたハードウェアとソフトウェアの要件を満たしている必要があります。詳細については、「SQL Server 2008 のインストールに必要なハードウェアおよびソフトウェア」を参照してください。
SharePoint 統合モードで Reporting Services を使用するには、Developer Edition、Evaluation Edition、Standard Edition、Enterprise Edition のいずれかのエディションである必要があります。Workgroup Edition や SQL Server Express with Advanced Services ではこの機能はサポートされません。
レポート サーバー データベースは SharePoint 統合モード用に作成する必要があります。
レポート サーバーを SharePoint ファームに統合するには、SharePoint の製品またはテクノロジのインスタンスがあるコンピュータにレポート サーバーをインストールする必要があります。レポート サーバーのインストールは、SharePoint の製品またはテクノロジのインスタンスをインストールする前でもインストールした後でも実行できます。
レポート サーバーのコンピュータにインストールする SharePoint の製品またはテクノロジのバージョンは、ファーム全体で同じバージョンである必要があります。Office SharePoint Server 2007 サーバー ファームにレポート サーバーを追加する場合、レポート サーバー コンピュータには少なくとも Office SharePoint Server 2007 の最小構成が必要です。同じサーバー ファームで、Windows SharePoint Services 3.0 と Office SharePoint Server 2007 を組み合わせて使用することはできません。レポート サーバーを SharePoint ファームに統合する方法の詳細については、「レポート サーバー コンピュータに SharePoint Web フロントエンドをインストールする方法」を参照してください。
SharePoint 製品とテクノロジの要件
Reporting Services と統合する SharePoint サーバー ファームには、次のエディションおよびソフトウェアの要件があります。
SharePoint の製品またはテクノロジのエディションは、Windows SharePoint Services 3.0 または MicrosoftOffice SharePoint Server 2007 である必要があります。MicrosoftOffice SharePoint Server を使用するには、MicrosoftOffice SharePoint Server 2007 の Standard Edition または Enterprise Edition のいずれかを実行する必要があります。
SharePoint テクノロジの Reporting Services アドインを Web フロントエンドにインストールする必要があります。Reporting Services アドインは、SharePoint のサイトからレポート サーバー アイテムにアクセスするサーバー統合機能と Web アプリケーション ページを提供します。アドインは、ユーザーがレポートおよび他のアイテムへのアクセスに使用するサーバー ファームの各 Web フロントエンドにインストールする必要があります。
Web フロントエンドのコンピュータには、2 GB 以上の RAM が必要です。
SharePoint Web アプリケーションでは、匿名アクセスを有効にすることはできません。匿名アクセスが有効になっていると、統合の設定を構成することはできますが、ユーザーがレポートを実行するとエラーが発生します。匿名アクセス以外のすべての認証プロバイダとオプションはサポートされています。レポート サーバーと SharePoint ファーム間の統合を構成している場合、ファーム内の各 SharePoint Web アプリケーションを別の認証プロバイダを使用するように構成できます。
データベース サーバーの要件
Reporting Services と、SharePoint の製品およびテクノロジではいずれも、内部ストレージに SQL Server リレーショナル データベースが使用されます。Windows SharePoint Services では、そのデータベース用に Embedded Edition がインストールされます。Reporting Services のデータベース用にこのエディションを使用することはできません。SQL Serverデータベース エンジンの Evaluation Edition、Developer Edition、Standard Edition、または Enterprise Edition をインストールする必要があります。SharePoint テクノロジ用 SQL Server 2008 Reporting Services アドインには、SQL Server 2008 Reporting Services (SSRS) レポート サーバー インスタンスが必要です。これは、このアドインが SQL Server の以前のバージョンではサポートされていないためです。ただし、レポート サーバーは、SQL Server 2005 または SQL Server 2008 でホストされているレポート サーバー データベースに接続できます。
Reporting Services と SharePoint テクノロジのインスタンスを同じコンピュータにインストールする場合、同じコンピュータ上で SQL Server Express と別エディションの SQL Server をサイド バイ サイドで実行できます。また、SharePoint の製品またはテクノロジのインストール時に詳細なインストール オプションを選択すると、SharePoint 構成およびコンテンツ データベース用にデータベース エンジンの同じインスタンスを使用できます。代わりに基本のインストール オプションを選択すると、SharePoint セットアップ プログラムは内部コンポーネントとして SQL Server Embedded Edition をインストールし、このインスタンスを使用して SharePoint データベースをホストします。
変更履歴
変更内容 |
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SharePoint テクノロジ用 MicrosoftSQL Server 2008 Reporting Services アドインには SQL Server 2008 Reporting Services (SSRS) レポート サーバー インスタンスが必要であり、その一方で、レポート サーバー データベースをホストするデータベースは SQL Server 2005 または SQL Server 2008 でもかまわないことを明記しました。 |