チュートリアル : レポートへのパラメータの追加
レポートでは、パラメータを使用して表示するデータを制限し、表示方式を変更し、関連するレポートに接続します。レポート パラメータを作成し、レポートを実行するとき、ユーザーがレポート パラメータの値を選択できるようにします。レポートでは、実行時にパラメータの値を参照する式を作成し、レポートのデータや表示方法を変更できます。パラメータは、メイン レポートから別のレポートやサブレポートへのリンクを含める場合にも使用されます。
このチュートリアルは、基本的な表形式のレポートの内容と表示方法を制御するにはパラメータをどのように使用すればよいかを説明し、メイン レポートからドリルスルー レポートにパラメータを渡す方法を説明することを目的としています。
学習する内容
このチュートリアルでは、前のチュートリアル「チュートリアル : 基本的な表形式レポートの作成」で作成したレポートにパラメータを追加します。次の概念を学習します。
クエリ パラメータをデータセット クエリに追加すると、レポート パラメータが自動的に作成されます。それによって、データ ソースのデータがフィルタ処理されます。
データがデータ ソースから取得された後にフィルタ処理する方法
単一の値をとるパラメータおよび複数の値をとるパラメータの有効な値の一覧を指定する方法
ユーザーが単一の値をとるパラメータまたは複数の値をとるパラメータに選択した値を、レポートの式に含める方法
カスケード型パラメータを追加する方法。それによって、ユーザーが最初のパラメータの値を選択すると、その選択に有効な値のみが次のパラメータに表示されます。
パラメータをメイン レポートからドリルスルー レポートに渡す方法
パラメータの詳細については、「レポートへのパラメータの追加」を参照してください。
注意 |
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このチュートリアルを完了するには、Reporting Services をネイティブ モードで実行する必要があります。Reporting Services を SharePoint 統合モードで実行していると、レポート サーバーの URL を使用するステップを実行できません。Reporting Services のモードの詳細については、「配置モードの計画」を参照してください。プロジェクトの配置方法の詳細については、「SharePoint サイトへのモデルおよび共有データ ソースの配置」を参照してください。 |
要件
このチュートリアルを使用するには、システムに次のアプリケーションがインストールされている必要があります。
MicrosoftSQL Server 2008 および AdventureWorks2008 データベース。SQL Server 2008 のサンプルやサンプル データベースを表示したり使用したりするには、まずこれらをダウンロードしてインストールする必要があります。詳細については、「SQL Server のサンプルとサンプル データベースのインストールに関する注意点」を参照してください。SQL Server のサンプル データベースと SQL Server Express サンプル コードのサポートについては、CodePlex Web サイトの「Databases and Samples Overview」を参照してください。
SQL Server 2008 Reporting Services (SSRS).
SQL ServerBusiness Intelligence Development Studio.
注意 Business Intelligence (BI) Development Studio は、Itanium ベースのコンピューターではサポートされていません。 ただし、x64 ベースのコンピューターでは、BI Development Studio を使用できます。 SQL Server サンプル データベースを Itanium ベースのコンピューターに配置した場合は、x86 または x64 ベースのコンピューターの BI Development Studio を使用し、サンプルを修正して実行します。
AdventureWorks2008 データベースからデータを取得するには読み取り専用権限も必要です。
このチュートリアルでは、チュートリアル「基本的な表形式レポートの作成」が完了していることを前提としています。
このチュートリアルの推定所要時間 : 60 分